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外部大学院進学を意識した卒研先の決め方

こんにちは。Ataktsです。

私は、他大学の大学院へ進学しましたが、卒業研究の研究室配属時に「絶対に外部の大学院に進学したい!」と思っていたわけではありません。しかし、他大学の院への進学は、大学3年生の時からすでに少し考えていました。そのため、外部大学院への進学が絶対にできそうにない研究室は避けて配属希望を出しました。結果的に別大学の大学院に進学したのでこの判断は正しかったと思います。

卒業研究の研究室配属前に「他大学の大学院に進学したい」と思っている方はいるのではないでしょうか。今回、外部大学院に進学したいと思っている場合、どのような視点で卒研先を決定すればいいのかを書いていきます。


1. 指導教員が承諾してくれるか

別の大学院へ進学するということは、研究室を変えるということと同じ意味です。指導教員によっては、他大学の大学院へ進学するという言葉は「あなたの研究室は自分に合わないので、他所へ行きたい」と解釈されてしまうかもしれません。他の研究室に行くことを快く承諾してくれる指導教員かどうかが重要なポイントになってくると思います。もちろん、承諾してくれなくても何の拘束力もありませんので、学生は好きに外部大学院進学できます。ただ、学会やシンポジウムで今後会う可能性を考えると円満に進学するに越したことはありません。

基本的に外部への大学院進学を承諾してくれやすい指導教員を2例挙げます。

Ⅰ. 定年を迎える指導教員

私立大学の定年事情はよくわかりませんが、国公立大学の場合、65歳になった研究者は名誉教授として残るにしろ、研究者として残るにせよ、基本的には退職扱いになるので学生を取れないと聞きました。定年前の指導教員であれば、自分がその学生を指導できない分、別の大学院へ進学することは喜ばしいことであると考えてくれ、応援してくれる方が多いのではないかと思います。

Ⅱ. 学生数が多い指導教員

極端に言えば、指導すべき学生が多い場合、そのうちの一人が外部大学院進学をしたところで、そんなにショックを受けることはありません。指導教員は学生の研究指導に加えて、自身の研究、授業を行わなければならないので、その負担が少し軽減されます。このような場合、他大学大学院への進学を応援してくれるのではないでしょうか。

2. 外部進学をした先輩の有無

研究室の先輩で別の大学院へ進学した方がいるのであれば、比較的外部進学しやすい環境と言えるでしょう。指導教員は卒業した学生の連絡先を基本的に知っています。また、内部進学をした大学院生の先輩に聞けば大体その他大学大学院に進学した先輩の連絡先を教えてもらえるでしょう。そこで、連絡をとり、体験談を聞かせてもらえると自分の大学院入試に役に立つと思います。また、その先輩が所属している大学院の入試過去問解答集をもらえるかもしれません。

3. 卒業研究のスケジュール

基本的に大学院入試は7月〜8月までの夏中にあることが多いです。この夏までの一学期は受験勉強をしたい期間。その時期に卒業研究をかなりしなければならないスケジュールだった場合、非常に過酷な受験になります。私の友人は一学期の大半を研究に費やしてしまったがために、外部大学院に合格することができませんでした。卒業研究配属前の研究室訪問で、研究室において、卒業研究のスケジュール、内容、多忙さを聞いておくと良いでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。私は外部大学院への進学したい、と指導教員に言うのが億劫で躊躇っていましたが、基本的に指導教員は学生の意向を応援してくれるものです。外部大学院への進学を思い立ったら、相談してみましょう。様々なアドバイスがもらえるかもしれません。ご覧いただきありがとうございました。

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