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テオルボでしばらくde Visée

17世紀イタリア歌曲のプロジェクトをやっていることもあって、テオルボのソロ曲はイタリア人作曲家のものばかり弾いてきましたが、番外低音弦のFをFisにすると俄然曲数が多いde Viséeが弾きたくなって、しばらくそればかり弾いていました。

de Viséeは弾きたいのは弾きたいけど自分にはとても難しくて、特に低音のストップ弦もふとメロディー・ラインとして使う時の右手の弾弦に問題があって、弾いてはみるものの全然うまく弾けない…と思っていましたが、やはり低音のストップ弦をまとまったメロディーラインとして多用するCastaldiをしばらく弾いてみると、Castaldiも決して易しい曲ではありませんが、ちょっとしたコツみたいなのがわかってきて、少なくとも怖さは減った感じがします。

それで、de ViséeのFisが指定されたト長調の曲たちは、おそらく有名曲の1つであるシャコンヌやCouperinのLes Sylvainsを始めとして結構たくさんありますが、それらをともかく弾いてみると、相変わらず難しいですが前よりもちょっとだけサクサク弾けるようになって、音楽の流れがわかるようになったので、楽しくなってきました。

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ただいつも使っているテオルボは440Hzにしているので、もう1つの415Hzにしている長テオルボで弾いてみると、フレンチのメランコリックな感じが出て、もうちょっとピッチが低くても良いくらいかなと思いました。

そして、そろそろまた17世紀イタリア曲のプロジェクトであるLa voce del Seicentoのリハーサルも近いので、しばらくイタリアのソロ曲Piccinini, Kapsperger, Castaldiに戻そうと思います。

12/18(土)には名古屋で演奏会をします。

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