マルチレベルPDCAは入れ子をイメージ
この絵が、マルチレベルPDCAのイメージです。で、これは特別なことではないのです。
前回概要で話した内容を絵で表現するとこうなるということです。
一番外側の大きな円が年のPDCAで、その内側が月(12個の円)、そのさらに内側に4つの円で週、本当はその中にさらに7つの日の円があるという感じです。
マルチレベルに回していくと、何が良いか?
PDCAサイクルを回すときに一番問題なのは、ご存じのとおり、CとAをやらないこと、またはやるタイミングが悪いことです。
たとえば、年次計画を作って--まあ、私たちは良く一年の計は元旦にありなどと言って、年次計画を年初に作るわけですが--、その計画を再度見直すのは、年末だったりします。
つまり、1年間PDCAサイクルを1回しか回さないわけです。Pのあと、Doが一年間続き、年末にCとAをちょっとやるというだけです。
これではPDCAサイクルを回しているとは言い難いです。
日々、最低でも週一回、月一回はPDCAサイクルを回す
この小見出しのとおり、最低でも週一回、仕事によっては月に一回はPDCAサイクルを回すことを意識したほうがいいです。できれば、日々回せれば最高です。
ただ、忙しい毎日を送る現代人ですから、毎日回すのはきついということもあるかもしれません。
ここで一つだけ助言です。
仕事に慣れていない人、自分の仕事を改善したいと思っている人は、日々回した方がいいです。新人さんとか、中途で会社に入ったばかりとか、新しい部署に異動したとか、事業を始めたばかりといったケースでは、毎日PDCAを回すことを勧めます。
毎日回すとどうなるか
よく、毎日1%、仕事を改善するとどうなるか?という話があります。今日は、1.00が1%改善で1.01になり、翌日は1.01を1%改善すると、1.0201になり、その翌日は1.030301になります。365日後には37.40934になります。
まあ、これは数字のマジックだと言えばそうですので、この通りになるわけではないでしょうが、それでも毎日少しずつ改善すれば、必ず効果が出るとは思いませんか?
CAが来るタイミングが遠ければ遠いほど、仕事を見直す、計画を見直すタイミングがずれるわけですから、早め早めに改善策が打てた方がいいと思いませんか?
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