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交通安全の『安全』について(大津右直事故関連)その1

 滋賀県大津右直事故の被告の右折女性(53)に禁錮4年6か月が言い渡された。だが、ここで語りたいのは直進女性(当時?62)についてだ。その前に、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々関係者の方々の傷が一日も早く癒えることをお祈りいたします。
 
 今回の事故はどうも理解に苦しむ。まず報道に関してだ。右折女性(53)に関しては、起訴から判決とわかりやすい流れで取材しやすいことはわかる。直進女性(当時?62)については書類送検されたが不起訴処分となっている。(時事ドットコム2019年06月14日19時34分の記事)と、これくらいの情報くらいしか見当たらない。
 
 なにも直進女性(当時?62)を罪に問えと言っているのではない。あまりの情報の少なさに報道関係者(新聞・テレビ・週刊誌等)は一人でも直接取材した者(筆者は週刊誌を読まないので知らないことも多いと思うが)がいるのだろうかという疑問がわいている。
 誤解のないように言うが直進女性(当時?62)を責めて反省を促しているわけではない。ただ一つの事実に大いなる憤り感じているに他ならない。それは、園児をひき殺し大勢の人たちにけがを負わせた事実だ。
 
 「事故は必ず起きる!」こう断言すると、多くの人は確率論を持ち出したり、その場の状況によって「必ず」とは言えないのではないかとの反論もあろうかと思う。だが、ここでいう「必ず」とは意識の問題だということを定義しておきたい。「事故は必ず起きる!」この意識がなければ、車の運転に限らず、どのような現場でも「安全」を確保することは困難だと考える。

 これを踏まえて今回の事故を(情報は少ないが)見て行こう。その前に、「安全」の意味を確認しよう。広辞苑(第三版)によると、➀安らかで危険のないこと。②物事が損傷したり、危害を受けたりする恐れのないこと。今回の事故は特に②の意識が双方に欠けていたように思う。直進女性(当時?62)に関しては「相手が止まってくれると思ったが、右折してきたので、とっさにハンドルを左に切った」(時事ドットコム2019年05月24日12時32分の記事)この発言からしても、周りに(家族や他人、他の車両、歩行者、車の性能等)に依存しながら生活していた事が窺い知れる。その2へ続く

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