違う窓の景色で夏を迎え撃つ #自粛明けにやりたいこと
窓の外で桜が咲いたと思ったら、気付けば散って、あっという間に葉桜になってしまった。初めての確定申告などで4月中旬まで慌ただしく、それも終わって落ち着いた今になってようやく、そのことに気付いた。
なんだか、春を没収されてしまったようだ。
季節はいつも自分と関係のないところで巡っていくものだけれど、今年は特にその輪から外されている感覚が強い。
なんせ在宅で仕事をするようになってほぼ2カ月、私は6畳のワンルームから基本的には出ていない。出たとしても買い出しに行くスギ薬局か、洗濯物を干すベランダくらいなものだ。
家にいることは、私の場合、そこまで苦しいことではない。
ライター業を始めるにあたって、最初にしたのが新しいPCの手配で、次にしたのが部屋の模様がえ。何時間いても居心地の良い部屋作りをしてあったので、もともと休日は48時間家にいる、ということが普通だった。
けれど、今のように一人で2カ月、同じ窓の景色を眺めることはさすがに考えていなかった。
陽当たりの良い部屋を選んでいたお陰で最低限のセロトニンは確保できているにしても、あまりにも変化が無さ過ぎる。
違う窓の景色が見たい。
色々と考えてはみたけれど、自粛明けで一番やりたいことは、これだった。
できれば景色の変化がわかりやすい、そんな窓の外の景色を見られたらいいなと思った。
今月は難しいかもしれない。来月は梅雨入りしているだろうから、窓の外の景色を上手に楽しみづらいかもしれない。となると、夏に入ってからだろうか。
遠出もしたいし、久々に電車に乗りたい。となると、各駅停車の電車で、ぼんやり他県に行くというのが良いかもしれない。
以前は「餃子が食べたい」と言って都内からふらっと宇都宮に行ったりもした私なので、ふらっと海やら草原やらに行くのも良いかもしれない。
春は没収されてしまったが、次はそうはいかない。
夏は取り戻したい。いや、先んじて迎え撃つくらいの気持ちでいきたい。
サンダルを履いて、サングラスをかけて、麦わら帽子を被って戦闘準備はバッチリにしておくぞ。
いつでも来い、私の夏。
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今回、あきらと(@sutoramu)さんの企画「#自粛明けにやりたいこと」に参加させていただきました。
GWの間に、お気に入りの夏服とサンダルのお手入れをしておこうと思います。