「ボトルカバー」を作ってみました【リメイクのしくじり備忘録】
*はじめに:この記事について
こんにちは。記事を開いてくださりありがとうございます。こちらのページでは、自己流リメイク「ボトルカバー」の覚え書き(しくじり)についてメモしています。
あくまでも、素人の考える自己流リメイクの記録なので、縫製プランや諸々は穴だらけかもしれません。決してオススメ出来るものではないため、敢えて寸法は記していませんが、良かったら覗いてみてください。
*自己流お裁縫(リメイク)
子供の頃から、着なくなった服などを使って、ちょいちょいリメイクを楽しんでいます。完全に自己流のお裁縫です。ど素人ながら、いつも、完成図や寸法・展開図など、ラフ書きにてある程度のイメージを固めてから作業に入ります。
思いたったが吉日。熱の覚めやらぬ内にと、黙々作業を進めてしまうので、解体前=服の原型写真をいっつも撮り忘れます。
ビフォーがあれば、完成品と見比べて、より深い達成感と満足感が味わえるだろうに。大体、ハサミを入れた直後という手遅れのタイミングに、思い出すんですよね。
そんな訳でして、今回もビフォーの原型写真はありませんが、既に解体された状態の布を使用し、自己流お裁縫スタートです。
◇ 作業開始◇
作業前に、必要な物を確認しておきます。
【必要なもの】
・布:3種(余り物の布をかき集めた結果、3種構成のデザインになりました)
・ミシン(&ミシン糸布に合わせて3種)
・裁断バサミ
・まち針
・針
・チャコペン
・定規(直角が測れるもの必須)
【必要に応じて準備する物】
・不織布
・アイロン
・肩掛け用の紐/取り付けるためのパーツ
① 完成イメージと裁断図、縫製プランの考察。
今回作ったのは、「ボトルカバー」。
ペットボトルや小瓶などを持ち歩く際のカバー的なものが欲しいなーとぼんやり思ったのがきっかけです(理想は肩から下げられるタイプ)。
さっそくイメージを固めていきます。
「せっかくならワイン瓶にも対応できるサイズ感がいい」
「上部は縛って持ち手にできるようにしたい」
…と考え、ざっくりとした寸法を出してみた結果、長めの生地が必要と判明しました。 家にある布類(古着を解体した布や過去に使用した布の余り)を引っ張り出し、構成を考えます。が、布の長さが中途半端だったため、細かい寸法は、ざっくり寸法+余裕を持たせて裁断してから決めることに。
② 布の裁断と寸法決め
ある布で取れる最長の丈を確認しながら、寸法を決めていきます。
(縫い代1.5cm分を計算に加えて裁断)
*ポイント1:山吹色の布の長さが足りなかったので、繋ぎ合わせて一枚にします。繋ぎ目を中央にすることで、底面中心の配置になり、ドット柄と裏地用の茶布に挟まれて隠れます。
*ポイント2:ドット柄の布は伸縮性があるので、アイロンにて薄い不織布を貼付。ほつれ防止や、ミシン縫製時の布送りによるズレ対策になります。(厚い不織布を貼付すると、不織布の厚みの分、縫製しにくくなるので注意)
*ポイント3:ほつれ防止のため、不織布を貼付していない茶色と山吹色の布は、ミシンにてかがり縫いしました。
*ポイント4:各布から取れる最長丈はバラバラ。少しでも長さが欲しいので、少しばかり長めに取れる外地用の山吹色とドット柄の端を巻き返すことにしました。
(…が、これが後々、しくじりに繋がります)
寸法が決まったので、チャコペンなどで縫製ラインを書き込んで、縫製前の準備が整いました。後はミシンでスイスイ縫い合わせていくだけです。
ここまではまずまず順調。布の形状や完成サイズなど、諸々を考えながら進めた結果一気に終わらせることはできず…続きは後日に回すことに。
③ 縫製
後日、作業は寝不足での開始となりました。
ここで…しくじりが発生!
本来の縫製プランでは、裏地と表地をそれぞれ「十」の字形に構成、下部半分ほどを四角柱状(立体的)に縫製した表地と裏地を重ね合わせ、ここで4本の返し部分の表地と裏地を、ミシン縫製にて繋ぎ、次に、帯状になるサイドの未縫製部分を4枚合わせてミシン縫製。最後に裏返して、穴を閉じ完成。と言う予定でした。
((下図ご参照))
しかし……
何を思ったか、それぞれ立体縫製をした上で、縫い合わせるはずだった表地と裏地を、"山吹色(表地)×茶布(裏地)"、"ドット柄(表地)×茶布(裏地)"と、真っ先に縫い合わせてしまった。
気づいた時には、各縫製を終え、ひっくり返した布にアイロンをかけていまして……巻き返し部分のまずまずの出来に満足しながら、「さて次は〜」と行程を確認。そして、ようやくしくじりに気づいて絶句。
その時の心境は、ただただ「やってしまった」の一言のみ。
しくじりの原因は、恐らく、今まで試したことがない「外布を巻き返す」という思いつきを早く試したい、という内なる衝動。寝不足で思考力が乏しい状態につき、予定していた作業工程が脳内からすっ飛び、猪突猛進が発動したのだろうと思われます。
一先ずフリーズしたまま「解いてやり直す」or「プラン変更でこのまま進める」をしばし検討…
・やり直せば、ミシン縫製で進められる。
しかーし!
・思いの外うまくいった巻き返しを解きたくない。
・そもそも、元の縫製プラン自体、成功するかわからない。
結果、縫製プランを変更し、このまま推し進めることに決めました。
((下図:変更後))
承知していたとは言え、こうして手順を変えたことで、ミシン縫製が出来ない部分ができてしまった。泣く泣く手縫いで乗り切ったものの、寝不足には応える痛いミスでした。
そんなこんなを経て、予定より時間がかかりましたが、何とか本体が完成しました。しかしまだ終わりではありません。後日、追加作業が続きます。
④ 追加作業:パーツの取り付けと紐作成
*持ち手があると便利だよな…せっかくなら肩から下げられるようにしたい。
⇒肩からかけられる紐をつけ外し出来るよう、パーツを取り付けることに。
余った端切布で、パーツを取り付けるための帯状の輪っかを作成し、手縫いにて装着しました。
*使い道のない細長い布が余ってしまった。でも捨てるにはもたいない。
⇒縛る用の紐作成。
なんだかんだ、このほっそい紐を裏返すのが一番大変だったかも……と思います。細すぎて裏返すのに時間がかかり、親指と人差し指の先がかなり痛くなりました。
*完成直後の感想
色々と手こずりましたが、今度こそ完成!です。
創作に失敗はつきもの。とは言え、本来ミシンでスイーっといける所を手縫いで頑張った分?今回の疲労感はいつもより重い気が……肩凝った。腰痛い。首凝った。指痛い……完成の喜びよりも体の痛みを強く感じる……これが、完成直後の感想です。笑
まぁ、その分、達成感が増すというもの……と、いうことにしておこう。
何はともあれ、ほぼイメージ通り、完成に漕ぎ着けたのは良かったです。そして、「次回こそはビフォー写真を残しておこう」と、改めて心に誓うのでありました。
以上、まとまりのない記事に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。よかったら、また気軽に覗きに来てください♪
ー 完 ー
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