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キーボード買ったから記事を書きたいけど特に書くことなかったわ

ごきげんよう。

さて、今回の記事は何を隠そう掲題の通りなのだが。
単刀直入に言わせていただくと、「単調な生活してるだけだと何も書き残すことなくないですか?」となる。

最近キーボード沼にハマり、評判のいいキークロンとHHKBのキーボードを買った。
評判通り、両者ともに打ち心地が大変よく、ひたすら文字を打ちたくなったので、noteでなんか書くかァ~!となったのだが、ここにきて特にネタがないことに気づき、本記事の執筆にとりかかったのだ。

そもそも、一般の民草がインターネットを駆使して全世界に情報を発信できるような現代という状況は異常だと思う。
情報の発信・貯蔵というのは一部の者に限られていた時代が長らく続いていたのだがむしろ適当だとすら思える。
生活をし、大したこともない仕事をし、漫然とコンテンツ消費をするだけの一般人にとって、情報の発信などという行為は徒に世界に無用な情報をなげこんで、真に人口に膾炙すべき文章などにリーチしにくくするだけの無意味な行為だ。

この事実は同時に、発信者足らない自身の空虚さを露にする残酷さがある。
まだ文才などあればマシだったのだが、とくに作文の訓練などもしておらず人目にさらすほどの文章が書けない。
書き残すほどの貴重な体験や、拡散すべき情報なども持ち合わせていない。
でもこれって普通のことで、悲しむほどのことでもない…世の中そんな人ばかり、TV観て家でボーっとしてるだけのBabyばかり…
その実情が「上等な入力デバイス」の導入によって詳らかにされてしまった。

高級な楽器を買っても下手にかき鳴らしてむなしくなるだけ、高級車を買っても狭い道路でのろのろ走るだけ、画材をそろえても線をまっすぐにすら引けない。
持たざる者の悲哀は身の丈に合わないツールの獲得でさらに際立つのだ。

しかし我こそはガジェットオタク、とことん上質な機材にこだわるだけだ。
あらゆる機材はプロ仕様。技術の巧拙など気にするものか、芸術が、随筆が、思惟がなんだ、精神性など午睡の夢だ。

これがガジェットオタクの真髄だ。何を為すかに焦点を合わせるなどナンセンス、自己実現などくそくらえ、ただただ触っていて気持ちが良ければそれでいい。実をいうと極めて低級の官能趣味なのだ。しかし、それでいい。気持ちが良ければそれでいい。気持ちがいいほど気持ちがいい。お金をつぎ込むほど気持ちがいい。ああよか爆買いじゃ!

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