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US-CPI(米国消費者物価指数) ことはじめ

写真は蚊柱。書籍、物価とは何か[0] によれば物価は蚊柱に喩えられるらしい。蚊柱の動きは、蚊柱の内部でのせわしない上下の動きと、蚊柱の集団としての動きから構成される。 Overview米労働省労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics)が公表する物価の指数。 毎月に前月分のデータを公表(EST08:30, 毎月15日手前の週のいずれかの曜日)。 CPI-U x 前年比/前月比 x コア/全品目 がヘッドラインとなる数字。 品目/地域ごとに19

    • JPEXの電力価格をみてみる

      ここ数日電力の価格が高まっており、JEPXでの電力取引価格は連日過去最高値を更新しているらしい。コロナになってからというもの、ダウ・東証・ビットコインに続き電力まで大忙しだ。(とはいうものの電力価格の高騰はコロナ相場のような過剰流動性により引き起こされたものでは無く、純粋に冬季の電力需要増加と供給のための燃料高騰が原因。) 電力の価格は夏季冬季に自然に需要が高まり、需給が逼迫すると急騰により価格に"スパイク"が度々生じることは以前も耳にしたことがあり少し気になっていた。日本

      • 1年の長さの体感的な変化

        明日から休暇だと風呂で頭を洗いながら考えているうちに一瞬で年末年始は過ぎ、2021年が始まって早数日が過ぎた。今年はどんな一年になるだろうと思いを馳せると同時に、時間の経過の早さにも驚かされる。2021年という字面はもはや近未来に見えてしまい現実感があまり湧いてこない。 これに関連して、巷では高校卒業くらいで体感的には人生の折り返しだという説がある。これには今まで生きてきた累計時間に比して1日の長さが相対的に小さくためだという理由づけがなされている。直感的には納得感があって

        • 小説「ゲームの王国」に登場するゲーム「人生 」について

          [画像出典: https://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei/] 「ゲームの王国」「ゲームの王国」という小説を読みました。 カンボジアを舞台にしたSF小説というユニークな設定に加え、カンボジアの生活感や虐殺の歴史のリアリティ、キャラクターの多彩さが魅力的でとても面白かったです。 またこの小説の主人公の1人である天才少年ムイタックはゲームやルールに関してこだわりを持っており、小説内の随所で人間社会のゲーム性とそこにあるべきルールについ

        US-CPI(米国消費者物価指数) ことはじめ