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時を超えるスタイル

前売り券を忘れぬうちに購入し、サンローラン展へ国立新美術館に行ってきました。

ルーヴル展に行った時にチラシが置いてあって、それ以来ずっと開催を楽しみにしていました。

ファッション大好きってわけではないけど、テンくんきっかけでこの分野に再び興味を持つことができたことは本当に嬉しい^^
歴史あるブランドだし、一挙に見れるまたとないチャンス。

お洋服はもちろんのこと、若い頃のスケッチもたくさん残っていて、こういう展示会行くたびに思うけれど、ずっと残しておいてくださってありがとうの気持ちいっぱいになります。

スケッチでさえも、しなやかな曲線に見てて惚れ惚れだし、数々のコレクションが次から次へとでそれはもう圧倒される空間が続々とつづいていきます。

60、70年代の作品も多くあったけれど、古さは微塵もなくって、今見ても色褪せることなく美しいし着てみたーーい、と思ってしまうものばかり。

美しいものって癒しですね...
セラピー要素が高い。
心の栄養にたっぷり注入することができましたよ。

印象的だったのは、刺繍&フェザーのカテゴリーのところ。真っ暗な空間にスポットライトを浴びて、美しい刺繍を施されたカーディガンが二体。幻想的でずっとあの空間にいたかったなぁ。


後半の、決まった展示室だけ撮影OKでした。


芸術家へのオマージュ




芸術家へのオマージュの中では、
大きな鳩が目立つこの作品がすぐ目に飛び込んできました。

ウェディング・ガウン
-ジョルジュブラックへのオマージュ-
88’春夏オートクチュール


カクテル・ドレス
-ポップアートへのオマージュ-
66‘秋冬オートクチュール


カクテルドレス
-ポップアートへのオマージュ-
66‘秋冬オートクチュール


ドレス
-ピエールボナールへのオマージュ-
01‘春夏オートクチュール


イブニング・ガウン
-パブロピカソへのオマージュ-
79’秋冬オートクチュール


“アイリス”
イブニングアンサンブルジャケット
-ゴッホへのオマージュ-
88’春夏オートクチュール




はじめはディオールのアシスタントからはじまり、後に恋人のピエールベルジェさんと自身のメゾンを創設。


サファリルックやピーコートやパンツスーツなど、今では馴染みのあるスタイルを取り入れて当初発表、それまでの女性のファッションのイメージを覆したってことですね!


お洋服を通して気持ちを変えることをこの時代にされたんですよねぇ、心理的にも大きな変化をもたらすし、ファッションに対しての楽しさや親しみが一気に広がったことと思います。


もっと今より頭が窮屈になってしまいそうな時代な気がするけれど、こうあるべきってことに囚われず、のびのびと創作されてて素敵です。アイディアやインスピレーションもいっぱい降っててキャッチしまくりだったんでしょうね。
勝手な印象ですが、頭の中というかサンローランさんご自身が軽やかな感じがします。



とにかく圧倒されまくりの、見応えたっぷりの展示会でした。行ってよかった!
12月11日まで^^

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