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富士の樹海に行ってみた。

富士山には川が流れていない。
日本には山がたくさんあって、川があちらこちらに流れているイメージだけど、日本一の山には川がないんです。

川が形成されるのは以下の2パターン↓↓
①降った雨や雪がそのまま流れる
②降った雨や雪が地面に染み込み、再び地上に溢れ出す

富士山は活火山であり、噴火した時に周りはドロドローっと溶岩で埋め尽くされます。溶岩はガスを豊富に含んでおり、固まる際にガスなどが抜け、表面にたくさんの小さな穴が残るそう。
富士山に降る雪や雨は、そのたくさんの穴から地下に流れていってしまうため、川ができないんだそうです。

また樹海は、富士山の周り全体の森林地帯を指す訳ではなく、溶岩が流れ冷えて固まり、その上に樹木が成長していった地帯を言うのだとか。(富士の樹海の場合のみかな?)

さて、なぜ突然に富士の樹海の話かと言うと、洞窟ツアーに参加した際にガイドさんから教えてもらったことを、一刻も早く自分のものにして皆さんに伝えたかったからです(笑)。

"一度入ったら最後二度と抜け出せない"
"自殺する人がたくさんいる"

こんなネガティブイメージのたくさんあるスポットではありますが、実際に行ってみるとその壮大な大自然から感じ取れるものは非常にたくさんあって、面白い場所でした。

▼今回一緒に来てくれたJLBメンバーの優佳。

※作業着がダサくて怒られそうなので、あざとい方の1枚も載せておきます。笑


河口湖の外国人観光客情報

さて、まずは現地の外国人観光客の状況について。
あくまで当日、みた限りでの情報ですので、統計的なものとは異なりますためご了承ください。統計データは書籍やインターネットで調べられますので、詳しくはそちらをご覧ください。

▼アクセス
新宿駅から河口湖駅までバスで行きました。往復で3000円前後、所要時間は片道2時間前後といったところです。帰りは高速道路がめちゃくちゃ混むので、予定時間よりも30分〜1時間は多くみておいた方が良さそうです。

▼外国人の状況
外国人の状況聞き込み調査からスタート → 観光案内所のスタッフや駅の目の前にあったバス会社の方、お土産やさんの方、コンビニ(LOWSON)の店員さんに聞いてみました。

結論から、外国人めちゃめちゃ多いです。
僕自身も観光していてもそう感じていて、欧米の方もアジアの方もたくさんいます。欧米:アジア=3:7くらいだった印象。やっぱりアジアの方は団体さんが多いです。欧米の方は2人組が多い感じでした。(カップルかな?)

高速バスでは富士急ハイランドも通りますが、富士急ハイランドは韓国の方がとても多かったです。

洞窟ツアーはインドネシア人の女性二人と一緒に参加。
ガイドさんは英語と日本語の両方でガイドをしてくれ、ガイド歴は13年と行っていました。山梨県は鳴沢村で生まれ、子どもの頃から樹海は遊び場だったそうです(笑)。

残念ながら今回は外国人の方にインタビューはできませんでしたが、とてもたくさんの方がいることがわかりました。河口湖に映る「逆さ富士」がお目当の方も多いのかもしれません。僕が行った日はあいにく天気が悪くみられませんでした。ガッデム。

▼河口湖駅周辺の外国語対応について
駅の表示はもはや日本語よりも外国語の方が多い印象でした。観光案内所はもちろん、お土産屋さんやレストランのスタッフも一生懸命に英語で話していました。ただ、めちゃめちゃ上手な訳ではありません?「Together okay? Together? Together?」とおそらく10単語くらいだけでなんとかしている店員さんもいました(笑)。でも、まずはそういうことが大事です。

"Togetherおばさん"のいるレストランにて山梨名物のほうとうを↓


あ、あと道の駅のトイレ表示が秀逸でした。アイコンを書いてくれているのですが、実にわかりにくい。。


洞窟ツアー

今回のツアーにはActivitiy JapanというWebサービスを利用して行きました。3時間ほどのガイドで約6000円。期間キャンペーンとかで安くなってることもあるそうです。時には団体で、一回で10人ほどをガイドすることもあるだとか。散策に必要なツナギ(作業着)、手袋、ヘルメットは貸してもらえます。河口湖駅から距離があるため、駅まで迎えにきてくれます。駅から車で30分弱のところに樹海があります。


さて、写真でどんどん見て行ってみましょう。

▼何かがここにいました。
わかりますか?


▼まつぼっくりの食痕
リスはまつぼっくりの中の種だけを食べて、てっぺんの部分は種がないために食べ残すそうです。これが落ちていることでリスがいたことがわかるのだとか。

▼溶岩が流れていたことがパッと見てわかる
まるで巨人の足跡のようです。('WANDAと巨人'というゲームを思い出しましたw)


▼ここが洞窟への入り口(富士風穴)
天井となっていた部分がストんっと落ちて、洞窟ができたのだとか。


▼ゴツゴツした壁や足元は全て溶岩。
マジで危ねぇーっす。歩くたびに「Watch your step!!!」って言ってました。笑


▼地下に溶け出した水が凍りつららに。
つららから滴り落ちた水が、下から上に逆つららのようになっていく氷の山があるのですが、それは「氷筍」と呼ばれるようです。長い時間をかけて形成されると、つららと氷筍が繋がり、一本の柱のようになります。


終わりに

さて、現場からの中継は以上となりますが、いかがでしたでしょうか?
個人的には大自然にも囲まれてリフレッシュできました。
渋谷でガイドをしていると、河口湖に行きたいという外国人観光客もたくさん出会います。どんどんこの情報を発信していきたいですし、みなさんにもぜひご活用頂けたらと思います。

最後に、河口湖に飛び立つ僕を、ジブリの名映画の1シーンに見立ててお別れです。

「飛べない豚は、ただの豚だ。」


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