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【ガジェット】Apple Watch Series 10を10時間使ってみた感想

今日はApple Watch 10とiPhone16シリーズの発売日。
今回、Apple Watch 10を購入しそのまま使って今に至るので、その感想(レビューと言うには内容が足りない)を書いてみる。


いい加減Watch SEのバッテリーが保たなくなった+アップデートされなくなるのがキッカケ

4年ほど前にとある理由でApple Watch SE(第1世代)を貰い、ずっと使ってきた。
最初はそんなに便利になるかと思っていたのだが、いざ使ってみるとiPhoneを見る必要性がかなり減った他、ストップウォッチやウォーキング、睡眠の記録など、マルチな活躍で流石にAppleと思わされる良いプロダクトだった。
それでいて今まで使っていたステンレス製の時計よりも断然軽く、バンドも変えればファッションとしても見映えるという事で愛用していた。

ただ、電子機器の宿命である「バッテリーのヘタり」がここ1年気になり出した事に加え、watch OS 11では「アップデート対象外」という事で、セキュリティ的にもやはり良くないと思い始め、新しく買う事を思い立ったのは先月の初頭の話。

SEの第2世代にするか、Series 9の整備済み品か、それとも…

最初はSEの第2世代で良いかと思っていたが、誕生日プレゼントを兼ねてどうせ買うならSeries 9を買うかと考えるように。
しかし毎年9月にはApple WatchとiPhoneの新型が発表される事は分かり切っていたし、それで整備済み品が軒並み値下げする事も知っていたので、それを狙って様子見を決め込んだ。
高額な商品だし、自身の用途としてそこまで依存して使う事もないだろう事や、10になったとてそこまで劇的に変わる事もないだろうと思っていたのだが・・・

新色のジェットブラックに一目惚れ

そんな中9月になって発表されたWatch 10は、機能こそ目を見張るものがなかったものの(SpO2機能はまたしてもなかった)、薄くなってディスプレイが大きくなったという、久々に筐体側の改良が入ったものであった。
だがその中でも一際気を引いたのはジェットブラックの新色である。
アルミニウムケース特有の「艶消しアルミ感」、悪い言い方だがチープ感がなく、まるでブラックステンレスと見紛うような艶っぽさと重厚感に一目惚れしてしまった。
ちなみにアルミニウムケースは定番のシルバー、フェミニンな印象のローズゴールドとジェットブラックだが、艶あり仕様はジェットブラックだけ。実際、Appleのサイトでも推されていたのはこれだった。
かなり悩んだが、どうせ買うなら所有欲も満たされてカッコいいやつをというのと、気に入らなければ返品すれば良い(14日いないなら理由の如何を問わず返品可能と言うのもAppleの良いところである)と思い、早速予約注文をした。

待ち遠しすぎた

見た目はかなり高級感ありの艶ありブラック、でも扱いには気を付けないとすぐ傷付きそうなのが悩ましい

という訳で本日の10時にApple心斎橋にて受け取ってきた。
受け取ったその足で2FのGenius Barに立ち寄り、スタッフさんのアドバイスの元ペアリング。iOS18にしないとできないというトラップに引っ掛かり(笑)、思いの外時間を費やしたが11時過ぎには無事ペアリングも終了。
ちなみにバンドはスポーツバンドにしたのだが、予めカラーリングを揃えて買ったサードパーティー製のミラネーゼループ風バンドを装着。
このように、見た目は非常に高級感があり、アルミニウムには思えない輝きと反射。チタンあるいはステンレスと言っても通じる。
ただ、それだけに傷が付いたりすると悪目立ちしそうでもある。流石に地の金属まで見えてシルバーの剥き出しとまではならないと思うのだが、それでも気は使いたいところだ。このあたりの扱いに関しては艶消しのシルバーやローズゴールドの方が多少乱暴に扱っても傷が付きにくいという点では軍配が上がる。

開封の儀
この漆黒ぶりが最高

1mm薄くなった効果は如実。ただ、46mmはかなり腕に対して大きく悪目立ちするかも

ということで早速装着し、歩きながらちょいちょい弄ってみた感想を端的に記す。

  • 常時表示ディスプレイはなくても良いと思っていたが、あるとやはり便利。腕を上げなくても時間や気温などの要素が見えるのは大きなメリット。広視野角OLEDの効果もあるかも知れない。

  • SEからの乗り換え組なので、秒針が動くのが普通だと思っていたが、実はそうではなかったらしい。秒針が動くことで「普通の時計」感が出ている。

  • 1mm薄くなったのは、装着した時点で如実に薄さを実感できる数値。以前のはどうしてもガジェット感があったが、それが軽減されており腕にしっくり来る。もしかしたらバックの素材も変わったのか?

  • スピーカー形状が変わり、「ポーン」という音を始め音質は向上したのが分かる。ただ、よほど気を付けないと分からないかも。

  • 音質が良くなったとはいえあくまでスマートウォッチのスピーカーなので音質は期待できなさそう。(スピーカーから音楽等も流せるようになったらしいが、保険的な意味合いだと思う)

  • 今回46mmにしたが、筐体の大きさが予想以上で、Series 9 の45mmはヨドバシ等で事前シミュレーション的に付けた事もあるが、筐体の面積は殆ど変わらないはずなのにそれと比べても大きいと思ってしまうほど。長時間付けると「存在感あるねキミ」と言いたくなるばかりにドヤ顔してくる感じw

  • 腕の太さ等でも変わってくるだろうが、42mmの方がより「普通の時計」感があるのでそちらでも良かったかも。

  • ただし画面の見易さや情報量は明らかに向上したので、何だかんだで46mmで良かったと思っている。

  • バッテリー持ちは大差ないらしい。確かに10時間近く使って80→25%なのでスペック通りか。ここは改善して欲しかったが筐体サイズ的に従来と同等駆動を実現したという点でも褒められるべきだろう。

  • 急速充電に対応した事で「30分で80%まで充電→そのまま睡眠で使用」という事や、バッテリーのヘタり防止で80%まで充電をしやすくなったため運用の面倒さは明らかに下がった。

腕を覆うレベルの大きさである(腕の毛はご愛嬌で許してもらいたい)

SEを買い取ってもらったが・・・

という事で無事Apple WatchをMNGできたところで、昨日まで使っていたSEを近くのイオシスにて買取査定に出してみた。
ディスプレイには保護シールを常に貼っていたとはいえ4年近く使っていたので結構酷使してきたし、Appleの下取りだと5000円とかそこらなので「まぁそれ以上付いたら御の字だろう」と思っていたが、大まかな査定段階だと「本体は筐体に使用傷こそあるがコンディションがかなり良いので13000円、バンドは使用感があるので500円」と言われ衝撃的だった。(筐体のコンディションは店員さんに褒められたw w)
貰い物を売るのはどうなのと言われるかも知れないが、別に彼女さんからという訳でもなく、貰った経緯としては早い話が懸賞で当たったようなものだから、4年も使えばある程度義理は果たしたという事で良かろうと思った次第である。
ただし精査の結果、バッテリーのヘタりが激しく、そこを突かれて半減。(8割程度のバッテリー残量だとヘタりと看做されず14000円だったらしい)結局合計で7000円以上となった。
とはいえ普通に下取り等に出すよりも遥かに良い結果で満足である。

これを見ると毎年のように買い換える人の気持ちも分かる気がする。
仮に6万円でApple Watchを買って、1年後に4万円で売れれば、1年2万円の減少で済むという事になるため、月2000円で最新のApple Watchを持つサブスク感覚なのだろう。
ロレックスやフランクミュラーといったハイブランドならまだしも、普通の時計ではまずこういった残存は有り得ない。この辺りがAppleのブランド力の強さたる所以だろう。
総じて良い買い物をしたと思えるので、今回は非常に満足した。

受け取ったばかりの状態。Appleストアで受け取ると紙袋をくれる。

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