インターネット上で活動するという事

こんにちは、あすわどです。
最近寒いですね〜、ギター弾く時に手が悴んで大変です。

さて、僕は「あすわど」として5年以上活動しているわけなのですが、活動していく中で感じた事があったので書いていきます。
また、この内容が活動休止という選択、そして活動再開という選択をしたきっかけにもなっています。

そもそも僕は、あすわどという活動の前にも小学生の頃から別の名義で活動をしていました。
その期間を含めると、インターネットの活動者側というのには10年程居ることになりますね...時の流れは恐ろしすぎる。

最初始めた頃は音楽をやるつもりはなく、ゲーム実況者やYouTuberみたいな事をやりたくて始めました。
当時はそういう人達が出てきたばかりで子供の僕にとっては憧れでしかなく、元々人前に出るのがわりと好きだったと思うので気づいたらやる側になってたなぁと思います。

そして、ニコニコ動画を見始めるようになり、ボカロを知ることになります。
元々うごくメモ帳の民だったので、そこで使われていた曲を聞きに行ったりしていましたね〜懐かしい。
やはりここでも自分もやってみたいという発想がすぐに出てきて、最初はiPadのGarageBandで遊び始めました。
そして心が折れました。どうしても無理でしかなかったです...

そんな中、歌ってみたをやっている人達を聞くようになりました。
やはりハードルは歌だけの方が低いですから、これなら出来る!と思い当時持っていたMacBookAirで謎のマイクで録音して、プリセットのミックスを刺して投稿してみました。
しかしハードルが低い=誰でも皆のようになれる訳では当然なく、上には上がいるという言葉はその通りで技術、歌唱力、録音環境全てが敵わないと気づき、今じゃ無理だなってなってましたね。

という感じでダラダラ時は過ぎ、高校生になったタイミングで、バイトも出来るようになり、欲しい機材も買えるようになる!と思いあすわどをスタートしました。

やはりゼロからのスタートなので最初は全然ダメで、いくら良い機材でも技術がなくて、自分の事を過信していたのを自覚しましたね。
でもその期間が悪いものだったとは全く思わなく、むしろその方が良いと今になっては思います。

ここからが、タイトルの根幹になります。

伸び悩み、技術を磨くことに集中ばかりしていたので逆に他の事を考えず活動していました。
その先で有難いことに段々再生数も上がっていき、作曲始めたら評判も良くて、自分ってもしかしたら意外と出来るのかもって思い始めてました。

そんな中で生まれたのが''もうひとつの自我''です。

気づいたら存在していました。
精神疾患のような直接的なものでは無い(と思う)のですが、明らかに「あすわど」と「自分自身」が乖離し始めました。
「あすわど」というキャラクターをいつ間にか演出し、本当の自分とはなんなんだ、という風になっていきました。
「そこまでガチでやってんの?笑」とか思われると思います。僕も客観視したらそう感じると思います。
でも本気とか本気じゃないとか関係なく、僕の中での活動者というのがそういう存在だったんだと思います。

これが活動休止した1番の原因です。

作詞作曲も気合いを入れ始めて、ニコニコで万再生いったりと本当に嬉しい事が続いていたのですが、今まで描いてきた曲は、「あすわど」を演じる別の人格が描いてきたんじゃないか、と思い始めたらもう訳が分からなくなりました。

これはいけないと思い、活動休止という選択をしました。

活動休止するという事で1番大事なのは明言しておく事です。
短い期間でも長い期間でもいいんです。明言することによって自分が安心できます。
そしてこれをした事で約半年以上自分自身と向き合う時間を作れて、本当にやりたいこと、描きたいこと、表現したいことを見直す事が出来ました。

勿論、今までの曲を嫌いなることはありません。しかし、別の人間が作り上げたものみたいな感覚はまだ抜けません。恐らく活動していく上で一生付き纏うものだと思います。
ただ、嫌いにはなりません。単純に好きですから。

そしてまた音楽を作りたいと思えてる自分がいます。
別の人格という感覚に気づけた自分はもう昔のような音楽は描けません。
でもそれを乗り越えた人間の音楽を今の自分には作り出せます。

そんな僕を今後ともよろしくお願いします。

拙い文章でしたが、ありがとうございました!

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