いいオタクでありたい

私は常々
いいオタクでありたい
と考えています

でも、いいオタクってなんだろう
と考えた時にいつも答えに詰まります
それはそのはずで、いいオタクの形って多分1つに定まるものじゃないんですよね

話は逸れますが、
私は学生時代、飲食店のホールでアルバイトをしていました。要は接客ですね
接客をしていると常連さんという存在を知ります
中には出来ればあまり会いたくないなぁという常連さんもいまして
例えば新人時代にヘマして怒られた記憶があるお客さんだったり、ぶっきらぼうで最低限の会話すらしてくれないお客さんだったり、、、
一方でもちろん会えると嬉しいなぁ、と思う常連さんもいたりするんですよ
例えば、イケメンだったり美人だったり…?
いやまぁ、これは純粋に会えると嬉しい笑
だがしかし、そんな方々より
レジでお会計をして出ていく時に「美味しかったです、ご馳走様でした」と伝えてくれる学生さんだったり、ニコニコで最近あった面白い話を教えてくれるおばさまだったり、、、
そういうお客さんたちに会えるのは本当に嬉しかった
正直な話、もちろん苦手なお客さんにも当たり前に最低限の接客はするが、好きなお客さんの時にはプラスアルファのよりよい接客をしてしまう時があるよね、というのは余談のまた余談
私は接客をする中でお客さんと最低限でもいいからコミュニケーションを取って、1人の人間対人間として接したいという思いがあったんでしょうね
でも、同僚の中にはさっき例に出した色んな話をしてくださるおばさまは話が長くて苦手だ、と言っている人もいました
その時に気が付きました、自分にとってのいいお客さんがみんなにとってのいいお客さんとは限らないのだなぁ、と

さて、話を少しだけ本線に近付けます
アイドルは歌って踊るパフォーマンスが本職なのでしょうが、
今の時代のアイドルにはどうしても握手会だったりチェキ会のような特典会というものがついてまわります
この特典会ってある種、接客業の究極形であると思うんですよね。もしくは営業の究極形なのかもしれない
好きなお客さんも苦手なお客さんも、同じお金を払ってきてくれる以上は最低限の満足は持って帰ってもらわねばならない
ここでの満足度が高ければリピートに繋がるだろうし、ここで満足度が低ければその日限りの縁になるかもしれない
特典会ってその日のお客さんを満足させる接客であり、次の日のお客さんを取ってくる営業だと思うんですよ
そして言葉を選ばずに言うと、アイドルという世界はアイドルさん自身が商品である中で、その満足度のほとんどがアイドルさん自身に委ねられます(もちろん楽曲の良さ、衣装の良さなんかの運営の力の部分もありますがね)
究極じゃん

さて、そろそろ話を本格的に本線に戻します
アイドルさんだって人間
そらもちろん正直、来てくれたら嬉しいオタクもいれば、なんかどう接していいか難しいなぁ、と思うオタクだっているでしょう
でも、どんなオタクが来ると嬉しいかはアイドルさんによって様々だと思うし、そこが全部ひとつに定まることは無いと思うんですよね
しかも、アイドルさんは究極の接客のプロ
基本的には全オタクに対し、来てくれて嬉しい!の感情を見せてくれます
これでは本心でのこういうオタクが来ると嬉しい、は見えません
仮に各アイドルさんにとってのいいオタクを使い分けようとしても、細かくどういうオタクをいいオタクだと思っているのか、なかなか探り切ることは出来ません
(そういえば伝え忘れてたが、私はいわゆるDDなのを前提にこのnote書いてます)

はて、難しいなぁ
と思うのですが、ふと客観的・俯瞰的に見た時に
ここまでの考え方って詳細というか樹形図でいう先端部分に視点が寄りすぎてるのではないかと感じました
一人ひとりのアイドルさんに合わせたオーダーメイドのいいオタクでありたい、と思うのは理想ではあるが現実的では無い
ならもっと大元の部分から考えてみよう
オタクだって人間、アイドルさんだって人間
人間が相手の人間に対しプラスな感情を持つのはどういう時か
例えば自分がした行動や作ったのものに対し好意的な反応を貰えた時、こういう時って悪い気がしないよなぁ、と
これはオタク対アイドルの関係性にも活かせるのでは?
推しのアイドルさんに対してしっかり好きを伝えること、これはひとついいオタクの形なのかもしれないなぁ、と思うのです
あなたと会えて幸せですよ、あなたの活動から力や元気を貰ってますよ、これを伝えること
もちろん嘘なく本心で
この嘘なく本心でっていうのは結構大事だと思っていて、こういう風に幸せや元気をくれてその感謝を伝えたくなるようなアイドルさんが自分にとって本当にいい推しであるとも思うのですよね

いい推しといいオタク
この2者間のいい関係って
愛や感謝や幸せや元気など、プラスなものをたくさんお互いに与え合うことができる関係なのかなぁ、と

私も本格的にアイドルオタクになって早6年半
ずっと悩み続けているこの問題
もちろん簡単には答えが出ないのですが、
この辺りをひとつ、このnoteの結論とさせて頂こうかと思います
いいオタクでありたいと悩み続けながら
いい推したちとオタ活ライフを楽しむというのもそれはそれでよいのかなぁ、と思ったりもします
2023年のいい推しの日、今日も目の前の推しとたくさんのプラスを交換すべくライブに行ってきます!

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