10万文字超の書籍を執筆できるWordPressプラグインGPT AI Book Makersが完成
GPT AI Book Makersの開発を始めて半月。プラグインのプロトタイプが完成しました。
これからマニュアルなど細々としたものを作っていく必要があります。
noteで以前「10万文字を超える書籍を執筆できるWordPressプラグインGPT AI Book Makersの開発を開始」を公開したところ思わぬ反響を頂き驚いています。
さて、それでプラグインはどうなったかというと、こんな感じになりました。
簡単ですが、作成方法について順を追って解説していきます。
タイトルビルダー
まず書籍のタイトルを作るところからはじめます。
タイトルは指定したキーワードを元にAIに考えさせます。
ここでは試しにキーワードを以下のように指定します。
ストレス
解消法
イライラ
癒やし
noteの応募するのハッシュタグ「#私のストレス解消法」に応募する想定で執筆してみます。
#私のストレス解消法
https://note.com/contest/私のストレス解消法?f=trend
キーワードを設定して [ タイトルを生成する ] ボタンを押下します。
するとこのようにAIからの提案がありました。
ストレス解消法: 心を軽くするための簡単な方法
イライラ解消の秘訣: 穏やかさを取り戻すためのテクニック
癒やしのための日常習慣: 心と体をリラックスさせる習慣の作り方
もう一度 [ タイトルを生成する ] ボタンを押下すると若干違う提案が得られますが、もう少しコントロールしたいのでエフェクトをかけます。
エフェクトはエフェクトボタンを押すことで実行されます。
試しに「もっとおもしろく」を押下してみます。
すると以下のような結果が得られました。
ストレスをハグしよう! 心をほぐすための簡単な方法
イライラを吹き飛ばせ! 穏やかさを取り戻す驚きのテクニック
癒やしの日常に浸ろう! 心と体をリラックスさせる習慣の作り方
少し冒険したタイトルになっていますね。
エフェクトは何種類かあるので色々と試すことができます。
また、自分で自由にエフェクトを指定したい場合はフリープロンプトに入力します。
タイトルの候補が見つかったら [ 追加 ] ボタンを押下します。
ここでは「イライラを吹き飛ばせ! 穏やかさを取り戻す驚きのテクニック」を採用してみます。
すると「採用するタイトル」に「イライラを吹き飛ばせ! 穏やかさを取り戻す驚きのテクニック」がコピーされます。
タイトルは手動で修正が可能です。最終的に問題がなければ [ タイトルを決定する ] ボタンを押下します。
これでタイトルが保存ができました。
タイトルはメインキーワードにもなるためかなり重要です。
例えば、「イライラを吹き飛ばせ! 穏やかさを取り戻す驚きのテクニック」は「イライラを吹き飛ばせ! 穏やかさを取り戻す驚きの7つのテクニック」とすることで、その後に作成するチャプターに大きく影響します。
チャプタービルダー
次はチャプターの作成です。上部の [ チャプター ] ボタンを押下してチャプタービルダーに移動します。
チャプターは章を意味します。1章、2章の章です。
今回は章立てを3章構成にしてみます。
生成件数を「3」にしたら [ チャプターを生成する ] ボタンを押下します。
するとこのようにAIからの提案がありました。
ストレスによるイライラを解消するための簡単な方法
日常生活でのイライラを癒やすための穏やかさの取り戻し方
イライラを吹き飛ばす驚きの解消法
チャプターはこの時点で手動で修正が可能です。
もう一度 [ チャプターを生成する ] ボタンを押下すると若干違う提案が得られますが、もう少しコントロールしたいのでエフェクトをかけます。
タイトルビルダーと同じくエフェクトはエフェクトボタンを押すことで実行されます。
試しに「もっと楽しく」を押下してみます。
すると以下のような結果が得られました。
ストレスをサクッと解消!イライラを一瞬で吹き飛ばすテクニック
穏やかさの取り戻し方!日常生活でストレスを癒やす方法
イライラを撃退する魔法の解消法!驚くべき効果で心をリフレッシュ
かなりライトなチャプターになっていますね。
エフェクトは何種類かあるので色々と試すことができます。
また、自分で自由にエフェクトを指定したい場合はフリープロンプトに入力します。
問題がなければ [ チャプターを決定する ] ボタンを押下します。
セクションビルダー
次はセクションの作成です。上部の [ セクション ] ボタンを押下してセクションビルダーに移動します。
セクションは節を意味します。1章2節、2章3節の節です。
今回はセクションを3節構成にしてみます。
セクションはチャプターごとに生成します。
まずは第一章の「ストレスをサクッと解消!イライラを一瞬で吹き飛ばすテクニック」のセクションを生成します。
生成件数を「3」にしたら [ 生成 ] ボタンを押下します。
するとこのようにAIからの提案がありました。
イライラを発散する運動でストレスを解消する方法
リラックス効果のある音楽や香りを使ってイライラを和らげる方法
ポジティブな言葉や思考でイライラを吹き飛ばす方法
セクションはこの時点で手動で修正が可能です。
もう一度 [ 生成 ] ボタンを押下すると若干違う提案が得られます。
チャプタービルダーと同様にエフェクトやフリープロンプトで変更することができます。
このままセクションを採用する場合は [ セクションを決定する ] ボタンを押下します。
同じ要領で第2章と第3章のセクションも生成します。
全てのチャプターのセクションが生成されると全てグリーンの文字色となります。
本文ビルダー
次は本文の作成です。上部の [ 本文 ] ボタンを押下して本文ビルダーに移動します。
本文はチャプターごと、セクションごとに生成していきます。
まずは第1章の「ストレスをサクッと解消!イライラを一瞬で吹き飛ばすテクニック」を選択します。
[ 編集 ] ボタンを押下します。
セクションのリストが表示されるので、順に本文を生成していきます。
最初は「イライラを発散する運動でストレスを解消する方法」の本文を生成します。
文字数は生成時間を短縮するためにここでは1000文字とします。
トピック数は本文中で扱うトピック(話題)の数です。
ここでは5件とします。
[ 生成 ] ボタンを押下します。
以下のような結果が得られました。
文字数は977文字です。
本文が生成されるまでの時間は使用しているAIモデルとプロンプトによって異なります。
今回、GPT-3.5 Turbo 16Kを使用して生成していますが、生成文字数を多くしたり、モデルをGPT-4に変えると生成時間が長くなります。
当然、GPT-4の方が品質が高いです。ただランニングコストが変わってきます。
この辺、安いAIモデルで生成して、エフェクトを何度か掛けながら完成度を高めるなど、費用対効果をみながら調整して下さい。
さて、ここでお待ちかねのエフェクトを掛けてみましょう。
試しに「もっとおもしろく」を押下してみます。
すると以下のような結果が得られました。
文字数は977文字です。
なかなかテンション高い文章になっていますね。
今回、1000文字でトピック数を5にしていますが、トピック数を多くするとトピック1つあたりの文字数は短くなります。
逆にトピック数を少なくするとトピック1つあたりの文字数は長くなります。
文字数が足りない場合はAIがトピック数を勝手に増やして調整する場合もあります。
本文の内容はタイトル、チャプター、セクションにかなり大きく影響されます。
あまり深掘りできないような話題に関しては、文字数を多くしてもAIが生成疲れを起こしてしまう場合があります。
トピックを1つだけにしても、その話題だけで深掘りし続けられない場合もありますので、適切なトピック数を設定するのがコツです。
※既に結論が述べられている広げようのない話題など
本文の生成がエフェクトで調整してもうまく行かない場合は、セクションビルダーに戻って、セクションを再設定してみましょう。
あるいは、本文を手動で修正することもできます。
問題がなければ [ 本文を決定する ] ボタンを押下して保存します。
同様の作業を他のチャプター、他のセクションで繰り返します。
全ての作業が完了したら、ブラウザをリロードするとチャプターのリストが全てグリーンとなります。
プレビュー
次に分割して生成したタイトル、チャプター、セクション、本文をまとめて1つの記事にします。
記事は自動的に1つの記事として結合されて表示されます。
プレビューを確認する前にどのように投稿されているかみてみましょう。
ダッシュボードに戻り、左サイドメニューにある [ 投稿 ] → [ 投稿一覧 ] を開くと記事が投稿されています。
この記事を編集モードで開くとこのように本文は存在しません。
本文データは分割して保存されているためです。
では、本文データはどこにあるかというとダッシュボードに戻り、左サイドメニューにある [ 本文データ ] → [ 投稿一覧 ] を開くと記事が投稿されています。
確認できたところで、さきほどの大元の記事をフロントで確認してみます。
ダッシュボードに戻り、左サイドメニューにある [ 投稿 ] → [ 投稿一覧 ] を開き、記事をプレビューします。
※テーマはCocoonを使っています。体裁については使用するテーマによって変わります。
すると以下のように本文が結合されて1つの記事として表示されます。
かなり長いですが、これでも3章3節で本文文字数1000文字の設定です。
文字数は約8533文字となります。ここまでの作業時間はわずか5分程度です。
理論的には、例えば6章10節で本文文字数2000文字にすると6×10×2000=12万文字となります。
ビジネス書が10万文字から12万文字ということなので、ビジネス書クラスは楽に生成可能です。
実際に10万文字生成してみるととにかく長いので読むだけで骨が折れます。
ポイントはいきなり大長編を作るのではなく、最初に3章3節程度のプレビュー版を作ってみることですね。
それを読んで自分で書きたい方向性を学習した上で、拡大した長編の構成に取り組むとGPTのコストを軽減できます。
自分で生成してみた感想ですが、GPT-3.5 Turbo 16KとGPT-4で大分内容に差が出ますね。
さすがにGPT-4は頭が良いので時間は掛かりますが、プロンプトをよく理解して指示に従ってくれます。
キーワードを与えるだけでこれだけ膨大な資料を作ってくれると考えると、執筆という仕事自体なくなるかもしれません。
人間はせいぜいAIが考えた文章を校正すればいいわけですから。
自動化
最後に自動化について触れます。
これまでの流れはすべて自動化してAIに任せることができます。
上部の [ フィード ] ボタンを押下してフィードビルダーに移動します。
フィードビルダーでは実行させる処理を指示することができます。
最低限決めなければならないのは、タイトルまたはキーワードだけです。
あとは自動的に処理を実行します。
例えば、予めかけたいエフェクトを決めておくこともできます。
最後に [ フィードを実行する ] ボタンを押下すると自動モードで稼働します。
自動モードでざっくり作ってから、あとで手動で修正するというのが楽ですね。
他、今回は紹介していませんが管理画面でプロンプトやAIに渡す各種パラメータの設定が細かくできます。
ということで簡単ですが解説は以上です。
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