見出し画像

小学校の総復習【算数・国語】のやり方とは?

こんにちは!家庭教師のあすなろ学習サポート係の木村です。

今日のブログでは小学校(小学生)の総復習のやり方についてご紹介します。「算数が怪しいけど、中学でついていけるのかな」「小学生のうちに何か勉強を始めたほうがいいの?」と心配している保護者の方は必見です!ぜひ最後までお読みくださいね。

1.総復習のポイント

総復習といっても、小学校の全教科6年ぶんをおさらいする必要はありません。なぜなら中学最初の授業は、“小学校の復習”から入るからです。少し忘れているところがあっても、普通に授業を受けていればついていけます。

ただし!算数と国語、この2教科は総復習をおすすめします。この2教科については、小学校で学んだ基礎が身についていないと中学で大変な思いをするかもしれません。

いくら小学校の復習をしてくれると言っても、《計算》《漢字》《読解力》といった基礎は、中学では出来ていて当たり前です。一人が理解できなくても授業は容赦なく進み、先生が個別に教えてくれるわけでもありません。

しかもこれらは一朝一夕には身につかない知識や力。だからこそ、小学生のうちに少しでも早く総復習をしておくことが大事なんです。

では算数と国語はどうやって総復習していくべきか?いよいよここから紹介していきますね。


2.算数

1)基本は計算のみで十分
小学校の算数の総復習は、基本的に計算問題のみでOKです。中学で学ぶ機会が増える、そしてニガテ意識を持つ生徒が増える“文章問題”には、計算のプロセスが欠かせません。整数・少数・分数、それぞれの足し算・引き算・かけ算・わり算について、できるだけ完璧にしておきましょう。

使う教材は学校の計算ドリルでもいいのですが、小学校の算数6年ぶんの要点がまとまったワークが便利です!薄いもので構いませんので、Amazonや書店でお子さんと一緒に探してみてください。

効率よく進めるために、小学校低学年で習ったような簡単に解ける問題はどんどん飛ばし、苦手な章に集中して取り組んでくださいね。

また、慣れてきたら計算する“スピード”も意識しましょう。中学から始まる定期テストでは、制限時間内に正確に計算するスピードがないと、あっという間に時間切れです。タイマーで時間を計る習慣をつけたり、暗算のコツを先生に聞いたりして、小学生のうちから少しでも計算速度を上げましょう。

2)計算の書き方を確認
途中計算を消さない、=は改行して揃えて書くといった基本的な計算の書き方も、進学後は“出来ていて当たり前”になります。定期テストで1点でも多く取るためにも、今一度お子さんができているかの確認をしておきましょう。

3)余裕があれば計算以外も対策
小学校の算数の総復習は、基本的に計算のみでOK。ですが、もし時間に余裕があれば次の単元も総復習してみてください。

・平面図形の面積
・立体図形の体積
・速さ
・割合
・比
・比例と反比例

ほとんど全部じゃないか!と思われるかもしれませんが^^; 特に割合や比については、理解不足だと中1から早速つまずく可能性大。

これらの難しい単元はニガテ意識を持ちやすいので、ときには周囲のサポートも必要です。分からない問題はヒントを出して導く、クイズ感覚で問題を出す、丸つけをするなど。お子さんが行き詰まっていないか、理解できているか見守ってあげてください。

3.国語

1)とにかく漢字が肝心
小学校の国語の総復習でもっともやるべきは、ずばり漢字です。中学校は小学校の復習からスタートしますが、漢字については当然復習がありません。

漢字の読み書きができないと、文章の意味が理解できなかったり、語彙が増えていかなかったりとデメリットだらけ。さらに漢字がキライ=国語がキライという困った状態に陥る子も多いんです。

漢字もすぐに身につくものではないですから、コツコツ練習を習慣づけましょう。使う教材は小学校の漢字ドリルがおすすめです。市販の漢字ドリルを買う場合は、国語の教科書準拠のものを選んでくださいね。

進め方としては、ドリルをひと通り解く→書き間違いや空欄になった漢字をチェック→繰り返し書いて覚える→単語カードやミニテストを作成して書けるかどうか確認、といった流れです。

ただ書き直しただけではすぐに忘れてしまうので、お子さんが楽しく漢字を覚えられる工夫も必要です。保護者の方がお手製の問題を作ってクイズを出したり、漢字アプリを利用したりして、耳や目を刺激しながら反復練習しましょう。

2)読解力
中学→高校→大学…と国語を勉強していくうえで、読解力は欠かせません。問題文の意図や物語の要点を的確にとらえたり、登場人物の心情を読み取ったり。こうした読解力は、国語以外の教科でも求められる重要な力です。

とはいえ、これについてもすぐに身につく力ではないですよね。よく読解力をつける=本をたくさん読むというイメージがありますが、子どもに急に読書家になれと言っても難しいです。それよりも普段の親子の対話のなかで、読解力を育てることをおすすめします。

たとえば「そのアニメは簡単に言うと、どんなあらすじ?」「なんでこのとき主人公は泣いたんだろう?」といった質問を投げかけると、子どもは頭をフル回転させて答えを出そうとしてくれます(^^)もし返答が単純すぎる言葉だったら、「じゃあどんな人物が登場するの?」「いつの時代の話?」など噛み砕いた質問をして考えさせるのです。

こうしたキッカケを作ることで、徐々に子どもの頭の中で読解力の思考回路ができていくはずです。そしてその思考回路を、今度は勉強に応用することができるようになるのです。


4.最初のテストで高得点を取るメリット

中学入学直後、ほとんどの学校では“新入生テスト”(小学校の復習テスト)が行われます。小学5・6年で習った範囲から出題されることが多く、英語を含む5教科を実施する学校もあるようです。

新入生テストの狙いは、小学校の内容をしっかり理解できているか?今の実力はどのレベルか?を計るためのもの。内申点に影響するテストではありませんが、だからといって何も対策しないのは勿体ないです!

最初のテストで結果を出すことができれば、お子さんの自信になり、中学で良いスタートが切られます。そして「次のテストも頑張ろう」というやる気が作りやすくなるのです。

ぜひ上記で紹介した小学校の算数・国語の復習法を参考にして、新入生テストの対策をしてみてください。


5.クイズ感覚で大人も燃える!小学校の総復習

私たちが子どもの頃に比べて、今はたくさん面白い教材が出ていますよね。うんこドリルシリーズをはじめ、カラフルなイラストやキャラクターが登場する問題集など、ページを進めるのが楽しくなります。スマホアプリや、タブレットで問題集をやっている小学生もいるでしょう。

そしてネットで問題集を探していると、子どもではなく自分で使う用途で購入している保護者の方が多いことに驚きます。確かに、大人がハマる気持ちはとても分かります!

私もときどき、小中の総復習用の問題集を解くことがあるのですが、クイズ感覚でできるので面白いです(^^)忘れかけていたあやふやな知識が一気に晴れるときの快感はたまらないですよね。おすすめの問題集については、また別の機会にご紹介させてください。



6.まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。春からの新生活で良いスタートを切るために、小学校の総復習はやっておいて損はありません。

また、進学後は「予習をする」という今までになかった習慣も必要になります。入学前に予習復習のやり方や習慣づけをしておきたい方は、ぜひあすなろまでご相談ください。私たちが25年以上の指導経験で培った予習復習のノウハウをもとに、お子さんにピッタリのやり方を全力でアドバイスさせていただきます。

あすなろがお手伝いできること

家庭教師のあすなろでは、学習で悩んでいるお子さんに少しでも力になりたいと考えています。特に学習の専門家をお呼びした特別講習会などは、学習で悩んでいるお母さんとお子さんに大変喜ばれています。ホームページで、お子さんの気持ちに寄り添いながら、特性に合わせた学習サポートをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

あすなろのホームページを見る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?