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贅沢って何?

贅沢って何?

ミニマリストに憧れているわたし。憧れているだけで、まだまだミニマリストじゃないけど(笑)。

YouTubeでフォローしているミニマリストのmamiさんが面白い企画を始めた。映画『365日のシンプルライフ』を実践してみるという企画。
この映画は、主人公が自分の持ち物を全て倉庫に預け、1日1個だけ必要な物を取り出すことで、本当に大切な物を見つけるというドキュメンタリー。

mamiさんもシャンプーも布団もスマホもない状態から、1つずつ物を吟味していく。
何もない環境で過ごすと、風の音や外の景色の変化、窓を開ける行為すら一大イベントで、次に必要な物は何か、最低限どれだけの物があれば暮らしていけるのか、自分の価値観についてじっくり考える時間が持てる。そんな風に語っていたと思う。

「ああ、贅沢な時間の使い方だなぁ」と感じた。
最近、私は贅沢な気持ちになっただろうか?

贅沢という言葉を調べてみると、「必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと」と出てくるが、私が考えている贅沢はそれとは違う…色々と見ていたら、ぴったりな表現を見つけた。

「本当の贅沢は、何も生み出さないことをすることであり、生産性、有用性、経済性とは関係ないところにある。」(引用: 毎日が発見ネット)

私の考えてる贅沢はこれが一番近い。

私の日常に贅沢はあるか?
そう思い、家の中を見回してみた。
物はたくさんあるけど、あることすら忘れているものもあるし、処分に困って置いているだけのものもある。
物が多い分、片付けに時間がかかり、子供とコミュニケーションを取る時間が減ってしまう。
せっかく時間があるときでも、子供にアニメを見せて、私はスマホをぼーっと眺めてしまう。

これはまずい。贅沢な暮らしとはほど遠い。

すぐにできることはないだろうかと考えた。
まずは断捨離だ。これについては日々トレーニング中で、だんだん自分の好みや必要な物が分かってきた。ファッションについても、産前産後で体型が変わり、シーズンごとに好みが変わるので、多くの身になりストのようにほとんど同じ服を通年着るのは自分に合わないこともわかった。

もう一つは、スマホの見過ぎ問題。
5月のスマホ使用時間は1日平均約5時間だった。iPhoneのスクリーンタイム機能でアプリの使用時間を制限することにした。インスタ、X(旧Twitter)、FacebookなどのSNS、漫画アプリ、ショッピングアプリを22時から12時まで見れないように設定した。
Kindleでの読書はOKで、朝読書をする習慣がついている。YouTubeも朝ヨガの時に使うのでOKにした。

最初はしんどいかな?と思ったけれど、案外平気だった。
むしろ朝の時間が快適になった。
ベッドでスマホをだらだら見て疲れて起きることがなくなり、保育園の送りまで子供に集中できるようになった。
夜中に授乳で起きたときにスマホを見て覚醒してしまうこともなくなり、頭の中でいろんなことを考えたり整理するようになった。
アプリ制限を解除しようと思えばすぐできるし、PCからもアクセスできるが、そうする必要もなかった。
スクリーンタイムは平均5時間から2時間40分に減った。

その浮いた2時間は自分の考えを深める時間やリラックスする時間、子供との時間になった。
歩いている時もSNSを見ていたのが、仕事のアイデア出しの時間になったり景色や風を感じて心地よいなと思ったり。
平日は特に、子供を保育園に預けているとコミュニケーションを取る時間が限られているけど、その時間を存分に子供のために使えたことは、自分にとって大きな充足感をもたらしてくれた。

スマホは仕事でも使うし、コミュニケーションツールでもある。お財布代わりにもなるし、健康管理もできる。あらゆることを調べたり、娯楽を楽しんだりすることもできる。
無いと不便だが、だからといって贅沢な時間を手に入れるわけではない。
スマホは贅沢になるためのツールにはなり得るが、そこに人生をささげるのはもったいない。

贅沢感は物が与えてくれるものじゃなく、自分の価値観に従うことで得られるものだと思った。その価値観を明確にするために思考する時間もまた贅沢だなと。

この記事を書きながら、今年の抱負を思い出して見返してみた。リンクしていてなんだか嬉しくなった。自分の価値観が深まっているのかもしれない。

みんなの贅沢は、どんなものですか?

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