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HUC内田舞さんイベントレポ

いつもお世話になっているHUC(母親アップデートコミュニティ)。ただいま、5周年祭開催中です!

母親を、もっとおもしろく。をキャッチフレーズに活動する私達、母親アップデートコミュニティは1/18〜1/28の11日間にわたり5周年祭を開催いたします。テーマは、「100人100通りフェス 〜いろとりどり、いとおかし〜」メンバーそれぞれが個性的な企画を持ち寄り、多種多様なセッションが出揃いました。

この5周年祭、まじですごいんですけど。
毎日魅力的なイベント盛だくさん💛
今日、1月20日はなんとなんと!!内田舞さんをゲストにお迎えしました!!
僭越ながら、興奮さめやらぬままに、イベントレポートさせていただきます。



1.内田さん登場!

この『ソーシャル・ジャスティス』、HUCの朝の読書会で取り上げられていたのですが…私は日曜の朝、なかなか起きられず、遅れて一人で読んでおりました。
いま思えば、がんばって早起きして、もっと仲間たちといろいろ語りあいたかったです💦

さて、本日。
10時にzoom画面に現れた内田さんのオーラと言ったら・・・✨✨

『ソーシャル・ジャスティス』の表紙や、中に掲載されているご本人の写真も、とても素敵ですが、もう、写真そのまま・・・というより、それ以上のオーラ!!美しさ!
そしてお話する雰囲気は、とても知的で落ち着いていて、想像通り、いえいえ想像以上!に素敵な方でした。

2.仲間のプレゼンに涙。

さて、今回のイベントはできるだけ「双方向なものに」ということで、まずはHUCメンバーのプレゼンから始まりました。

*たまえさん(読書部部長、私と同じくw、未来を担う子供たちを育てるお仕事をされています)
*まみっこさん(『ソーシャル・ジャスティス』をHUCに紹介してくれました♪ 会社員としてばりばり働きながら、多様性理解のための活動もされています) 
*yukkoさん(イラストレーター、内田さんの素敵な水彩画を描いてくれました)

もうね、この三人のプレゼンと、それに対して盛り上がるメンバーのチャットが素晴らしすぎて・・・内田さんが話される前から、泣きそうでした。
この日に向けた準備と、たくさんの気づきを本当にありがとうございました。

3.内田さんの経験談。

その後、内田さんからこれまでの様々なご経験について聞くことができました。本では読んでいましたが、やはりご本人の口から生きた言葉を聞くと、本当に心を揺さぶられました。

私たちの世代が、疑問にも思わないほど「無意識に刷り込まれていた」アニメの中の女性像のこと。そのことを内田さんが「おかしい」と主張したとたん、それまで近くにいた人々が手のひらを返したように離れていったこと。

ワクチン接種について発信したら、バッシングを受けたけれど、それに加えて「味方の顔をした」人たちのマイクロアグレッションに傷つかれたとのこと。「傷ついた」と口にしたら、「それは気にしすぎでしょ」というような反応が返ってきて、自分がおかしいのだろうか?と錯覚しそうになったこと。

異国の地で、お忙しい中で、研究や実践を重ねて、自分の身体を張って。そして勇気を出して世の中のためにと思って発信しただけなのに・・・
ワクチン啓発運動のころの内田さんの苦労を思うと、胸が痛くなります。

私なら、きっと途中で仕事も発信もストップして、人目につかないように過ごしていたような気がします。でも、それこそが日本人の悪いクセ。「出る杭は打たれる」と考えて、何もしない、言わない。そうしたら確かに傷つかないし、攻撃もされないかもしれないけど、何も変わらないんだ、と思いました。


4.これから、私が意識していきたいこと

本当にたくさんのことを考えさせられて、とてもnoteに書ききれないけれど、最後に、私が「意識していこう」と決めたことを言語化しておきます。

1)自分の気持ちをきちんと表現できているか。

これまでも何回も自分に言いきかせてきたことですが、きちんと、自分の気持ちや考えを言葉にしていこうと思います。日本では「沈黙が金」というような考えがはびこりがちですが、実際は、「沈黙は共犯である」。違和感を感じたことをそのままスルーしないような人間でいたいと思いました。
どうしても、批判されたり炎上したりすることが怖くて、小さな違和感を我慢しがちだった私。「変な奴」と思われたくなくて、好きなものや嫌なことを表現してこなかった時期もありました。

でも、勇気をもって気持ちや価値観を表現することで、自分の周りから少しずつ世界は変わるのかもしれない。仲間は必ずいるのだから。表現することで「自分が間違っている(違和感に正解も間違いもありませんが)
」「他の考え方もある」と知ることができるなら、それもよいことだし。今ならそう思えます。

2)自分が「マイクロ・アグレッション」をしていないか。

今日も一番のキーワードは「マイクロ・アグレッション」だったと思います。内田さんやHUCメンバーたちの経験談を聞く中で、「あるある~」と思う一方、自分の言動が相手にとってアグレッションになっていることもあるかもしれない、と思いました。

たとえば、メンバーのチャットの中で、「遠方に出張に行くとき、『今日はお子さんはどうしてるの?』と必ず聞かれる」とか、「『女性なのにバリバリ働いてすごいね』と言われる」などというものがありました。父親なら、普通に働いて、出張に行くだけで、こんなことを言われないでしょう。悪意があろうとなかろうと、このようなセリフを何十回、何百回と繰り返すことは、まさにマイクロ・アグレッションになりえます。

けれど、私自身も昔、子どものいる女友達に対して、軽い気持ち(というより、尊敬の気持ち)でこのような言葉をかけたことがありました。今でも、男性や外国人の方や違う職業の方などに対して、また、自分と同じだと思い込んでいるけれど価値観の違う「女性」「母親」「同僚」などに対しても、無知からなる言動ゆえに相手を傷つけたことは、きっと数知れずあると思います。

さらに、自分から生まれた子供に対して、「どうしてわからないの?」「もっと・・・してくれる?」「それくらい、大したことないでしょ」など、毎日毎日些細なアグレッションを繰り返してしまっていることも否めません。
自分が傷ついてしまうことをよく理解するとともに、当然、周囲の人々をもっと理解しようとする意識が必要だと反省しました。

3)自分は後の世代にとってのロールモデルになりえる。

最後に、たまえさんのプレゼンでもでてきた言葉。「私たちは、ロールモデルでもある」ということを、少し意識しようと思います。
今、職場の人々はよくも悪くも私のことを「仕事も子育てもしている人」として見ています。日々、迷惑をかけてばかりなので、どちらかというと、上司や、子どものいない同世代の人の目が気になります。

でも同時に、生徒や、後輩の女性も私を見ている、ということを忘れないようにしたいです。「働きながら子育てすることは、大変だけど、幸せそう」「教師として働くことも、大変だけど、楽しそう」。そう思ってもらえるように、小さな種をまき続けて、味方を増やして、自分の半径2メートルのところから、明るい未来を作っていきたいと思っています。

5.内田さんとHUCに、心から感謝を!!

長くなりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。お忙しいところお話をしていただいた内田さんと、このような素晴らしいイベントを企画・準備していただいた、HUCの皆さんに感謝です!!

私事ですが、今日は私が母親になって、ちょうど7年目の日です。いろいろあったし、これからももっといろいろあるでしょうが、家族と共に健康で過ごせていること、それだけで本当に幸せな日々です。

母親最高かよ💛


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