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SNSに時間を奪われているあなたへ

ご質問いただきました!
私は精神科勤務7年目の作業療法士です。精神科で働いていますが、自分自身、HSS型のHSPという性格の特徴を持っています。


今回のご質問は、HSS型HSPの私の日常をご紹介した動画に対するご質問です。
初対面の人に対しては社交性が高いんですよね。
「フォロワー多くなってきたのに個人的なこと書いて嫌がられないかな・・・」
SNSのフォロワーが多い人あるあるですね。私も自分がYouTubeで発信する内容の、言葉選びに日々慎重になっていくのを感じます(笑)

hiruさんの仰る通り、SNSはコンテンツ発信に欠かせません。

フォロワーの多い少ないに関わらず、もうSNSは自分の本心を呟いて良い場所ではありませんね。

今回特出すべきはSNSとの付き合い方です。

HSS型HSPの、SNSとの付き合い方。こうすればSNSと上手に付き合うことができるよという方法を5つご紹介します。

この投稿を見ることで、SNS疲れを起こしている人や、
SNSに自分の時間を奪われている人は、自分のSNSとの付き合い方を見直すきっかけになります。大人がSNSを上手に使えないと、子どもたちにSNSとの向き合い方を教えることもできませんよね。
親が子どもに伝えたい内容にもなっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

このnoteはYouTubeの原稿として投稿をしています。よろしければチャンネル登録お願いします!


以下、4740文字続きます。




HSS型HSPとはなにか

まずはじめに、ご質問にあったHSS型HSPについてご説明します。
HSPとは、高い感受性を持った人、生まれながらにして繊細な気質を持った人のことを言います。病気ではなく、性格の特徴のことを言います。
人口の15~20%がHSPです。HSPのうち、70%は内向的な性格だと言われていますが、中には繊細なのに自分から刺激を求めにいって疲れてしまうHSS型というHSPの人がいます。

HSPという概念も1990年代ごろからなので、まだ論文も少ないのですが、個人的には、HSS型HSPの人がSNSの沼にハマると、すごく相性が悪いのではないかと考えています。

なぜなら、刺激を追求する特性を持っているからですね。

そしてその刺激を求めていった先、SNSの中は優しい投稿だけで構成されているわけではありません。不意に傷ついてしまうことがあるんですね。
自分にとって良い影響ばかりではないけれど、刺激を求めていってしまう。

そして今回の質問者さんが仰る通り、SNSは個人で生きていくことを生業としたい人にとっては欠かせないツールです。

なぜSNSとの付き合い方を今一度見直さなければいけないのかと言いますと、私たちには必要だけど、刺激が強すぎるからです。SNSと上手に付き合って、自分の武器に変えていくことが必要です。



HSPさんのSNSとの付き合い方

①自分が投稿する時しか見ない

SNSをダラダラと見てしまう癖がある人は、自分が発信する時しかアプリを開かないようにしましょう。

ただなんとなく、スキマ時間があったらInstagramのストーリー見ている人いませんか?
「えー!あの子もうスタバの新作飲んでる~!」
って、どうでも良いですよね。こうやって1分1秒時間が奪われていくんですね。

今日々の中に忙しさを感じている人がいたら、自分が投稿する時しかアプリを開かないようにしてみることをおすすめします。

SNSを開く時、一番避けたい時間帯は寝る前です。
寝る前に見たものは記憶が定着しやすいと言われています。ですから、不意に嫌な情報が目に入ってきた時、その記憶を定着させてしまうので、寝る前のSNSは絶対NG。学生さんは寝る前は勉強で締めくくったほうが成績が上がります。

何も投稿することがないですよ。見る専のアカウントです。
という人は、闇雲に人をフォローするのではなくて、見たら元気になれる投稿をしている人をフォローしましょう。


②リアルの友達とは繋がらない

SNSでリアルの友達と繋がるのは本当に気疲れします。

「私のLINEは未読スルーしているのに、ツイートしてんじゃん!」
とね、相手にスマホを触っていることがバレてしまいます。

Instagramでダイレクトメッセージのやり取りを1回でもしたら、
最終オンラインがいつか相手にバレてしまいますからね。それで相手に「暇なのに、私への返信だけしない」と思われたら関係がギクシャクしてきますよね。

それから、自分抜きのメンバーで
「いつめん最高!」
っていう投稿を見てしまったらもう心臓バクバクですよ。

私嫌われてる!?

って勝手に悪い想像を膨らませないといけませんから。

リアルの友達と繋がるのは本当におすすめできません。



③極力コメントしない

コメントを打つ時、結構緊張しませんか?
特にHSPさんだったら、「こんなこと言ったら相手はどう受け取るかな?」という想像力が働いて、言葉選びにすごくエネルギーを使うと思うんですよね。

hiruさんも仰っていますが、
「毎回コメントするのは気持ち悪いかな」
「最近コメントしていないから忘れられたかな」

と色々と気を遣わないといけなくなるくらいなら、いっそのことコメントしないと決めたほうが良いのではないかと思います。

でもSNSマーケの本には書いてあるんですよ。Twitterのフォロワーを増やしたいならリプを送れ!インフルエンサーに絡め!ってね。HSS型のHSPの人は行動力もありますし、凝り性なのでTwitterを始めたらTwitterに全集中、YouTubeを始めたらYouTubeに全集中!と、やり込んでしまうことがあると思うのですが、

フォロワーを増やした先であなたがしたいことは何か、
気疲れをしてまで、コメントする必要はあるのかを考えて、

「自分は別にフォロワーを増やしたいわけじゃないし、SNSは楽しむだけにしたいですよ」という人は、もう、コメントはしないほうが良いです。

って言ったらくのいちのYouTubeのコメントも減っちゃいそうなんですが(笑)

はい。SNS疲れしていない人はコメント待ってまーす(笑)



④ライブ配信には参加しない

いや今日はもうくのいちが配信者としての自分の首を絞める回ですね。

ライブ配信はライブ配信専用のアプリ、YouTubeライブ、TikTokライブと色々ありますが、繊細さんにはリアルタイムでコメントを打ち込めるものに参加するのはおすすめしません。

「あの時のあの発言、嫌われたかな」
「空気読めていなかったかな」

と、振り返ってみて後悔することもあります。せっかく家でゆっくりくつろいでいるのに、こんな気疲れをしたらもったいないですよね。

「〇時に誰々さんのライブ始まるから行かなきゃ!」

となっている時点で、もう時間泥棒の策中にハマっていますし、

「ライブ配信途中で抜けるのは申し訳ないな。でも何時に終わるか聞いたら失礼だよね。自分が抜ける時に一言挨拶したいけど、話の腰を折るのも失礼だよね」

と思った結果、ライブ配信を最後まで見届け、夜更かしをしてしまうという。

こんな優しい人は人のライブ配信には行かないほうが良いですね。

はい。散々配信者としての自分の首を絞めていますが、これも世の中のHSPさんのためだ(笑)
くのいちのライブ配信には来てください(笑)


⑤感情のままに投稿しない

冒頭でもお伝えしましたが、SNSはもう、自分の本心を呟いて良い場所ではありません。

感情のままに投稿した結果、あとになって後悔するのは誰か。
自分自身ですね。

今回の投稿ではSNSを武器にするための方法をお伝えしています。何でも使い方を間違えると人のことも自分のことも傷つけてしまいます。

投稿する内容は、必ず一旦立ち止まって、これを発信するメリットは何か。この投稿によって誰かを傷つけていないかを考える必要があります。

誰も傷つけないって難しくはあるんですけどね。くのいちのYouTubeに対しても、「HSPではない人を非繊細さんと一括りにするのは失礼だと思います!!」「『精神障がい』という単語を使われると落ち込みます」というコメントが来たことがあって、どんなに気をつけていても傷つく人はいるなぁと難しく思っています。

私がお伝えしたいのは、感情的な投稿で、言葉の暴力をしないということですね。誰も傷つけないのは難しいかもしれませんが、意図して誰かを傷つけるような投稿はしないようにしましょう。

自分が投稿をする時だけではなくて、アンチコメントをする時もそうですね。

「自分の黒歴史になる」だけでは済みませんからね。


まとめ

①自分が投稿する時しか見ない
②リアルの友達とは繋がらない
③極力コメントしない
④ライブ配信には参加しない
⑤感情のままに投稿しない

いかがでしたか?

SNSは上手に使えばビジネスをする際の広告になりますし、
時には自分を勇気付けてくれることもありますし、リアルな世界だけでは出会うことができないような人たちと交流することができます。

付き合い方が下手だったら、人生の貴重な時間を奪われ、メンタルに悪影響を及ぼし、自分の黒歴史、もっというと裁判沙汰になることもあります。

諸刃の剣ですね。上手に付き合って、SNSを自分の武器にしていきたいと思います。

くのいちの投稿をよく見てくださっている方は、
「それってHSPじゃなくても言えるよね?」と感じることがよくあると思います。

そうなんです。くのいちは自分がHSPだからどうこうしたいというより、単純に自分が生きやすくなるための方法を模索しているだけの人なんです。

だからいつも、ストレスの対処法とか、このご時世をどう生き抜くかという発信はHSPでもそうじゃなくても共通する部分があるかと思います。

全員がSNSとの付き合い方を考える時が来ています。くのいちは今27歳なんですけど、高校3年生の時にLINEというものが世の中に出てきて、TwitterとかInstagramは学生の時は全然使ったとこがなかったので、学生の時のSNSというのを経験していないんですね。

今SNS世代のお子さんがいる家庭の人は、自分たちが経験していないことを、子どもたちに教える必要があります。SNSとの付き合い方、今回の投稿が少しでもお役に立てば幸栄です。

はい。今回はhiruさんにご質問いただきました!
hiruさん、ありがとうございました!



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ありがとうございました!

記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。