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子どもに遺伝していないか心配…HSPの子育て

HSPの人は1日の中で1人の時間を2時間はとったほうが良いと言われています。ですが子育てが始まると、自分の時間を取るのが本当に難しいですよね。

私は今子どもが1歳半なのですが、日に日に目が離せなくなっていっているのを感じます。

この投稿では、HSPとは何かをお話したあとに、子育てをしていて、どんな時に自分が「あぁ、HSPだな」と感じるか(子育てママのHSPあるある)、それから、ママたちが少しでも楽に過ごすための対処法をご紹介していきたいと思います。

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HSPとは

Highly Sensitive Personの略で、人一倍繊細な気質の人という意味です。5人に1人はHSPだと言われています。病気ではなく、生まれ持った特性のことを言います。

こうした気質を持つ人は職場や家庭など生活の中で気疲れしやすく、生きづらいと感じる方が多いです。

HSPの人にはこのような特徴があります↓

・想像力が豊か
・察する能力が高い
・人に影響されやすい
・共感能力が高い
・怒っている人を見ると、「なんかしたかな?」と気になる
・映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
・人といると楽しいが、家に着くとぐったりしている
・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない

繊細過ぎるゆえに対人関係でもストレスを感じやすく、自己肯定感が低い人が多いです。他人に言われたことがずっと頭から離れなくなる人もいます。

また、5感が鋭いという特徴もあります。

・冷蔵庫の機械音や時計の音が気になるほど聴覚が敏感
・強い光や日光のまぶしさなどが苦手
・人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
・肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できない

このような特徴があるため、疲れやすいです。生まれ持った性格の特徴ですので、治すことはできません。生きにくいと感じる人も多く、自己肯定感が低くなり、ストレスを溜め込みやすいので、うつ病との関係性もあります。




ではここからは、私が普段の生活の中で感じた、「あぁ、自分ってHSPだな」と思ったことをお話していきます。

子育てをしていてどんな時にHSPだと感じるか

①子どもとの境界が曖昧になる時がある


HSPの人は他人と自分の境界線が薄いです。人は自分と他人の境界線があることで、自分は自分であるという認識ができ、安心して過ごすことができるのですが、HSPの人はこの境界線が薄いので、過度に他人に影響されたりしてどっと疲れます。

子どもを産んだばっかりの時って普段よりもかなり感覚が繊細になりますよね。HSPじゃないお母さんでもそうみたいです。普段は許せるであろう旦那の言動でカチンときたり(笑) 私も何度旦那のゲーム機を破壊しようとしたことか。

お母さんは、言葉を話せない赤ちゃんが何を伝えようとしているか察するために、感覚が繊細になるんだよ。という話を聞いたことがあります。

私も子どもを産んだばかりの時、子供の寝顔を見ていると、鏡を見ているような感覚になったことがあります。その時に、「あ、いけないいけない。この子はこの子だっていう意識をハッキリさせておかないと、この子の可能性を狭めてしまう」

と思ってハッとしました。自分と子どもの境界線があいまいになっていたんですね。自分がHSPだと自覚しているので、例え自分の子どもであっても境界線はハッキリさせておこうと思っています。


②疲れが溜まりやすい

疲れが溜まりやすいです。HSPは元々疲れすいのですが、子育てによって更に疲れますね。
なぜ疲れるのかというと、HSPの人は刺激に敏感なので、物で溢れている空間で過ごすと思考のまとまりがなくなってどっと疲れます。この自分の特性を分かっているので、独身の時はミニマリストとして過ごしていたんですが、

子育てが始まって、どうですか?

ちょっとくのいちのお部屋をお見せします。
はい、汚いですね。

並べても並べても出してくる本、おもちゃ
箱から出されたティッシュ。
おしりふきも出されて乾燥しています。

子どもが寝返りも打たない時は良かったんですけど、ハイハイするようになったら無理ですね。いたちごっこです。もうここのスペースを片付けるのは諦めました。ここはどれだけ散らかっていても気にしなくて良いスペースです。

物が多いと疲れるから、できるだけミニマリストでいたいのですが、今は子どもが遊ぶことが優先です。疲れが溜まることの対処法は、「片づけよう」と思うと余計疲れるので、もう片付けるのを諦めることです。

まぁ、疲れは溜まります。
子どもが大きくなってこれを全部捨てる日を楽しみにしています。


あと、疲れの発散で、私は毎日子ども保育園に送ったあと、出勤前の10分くらい車でぼーっとします。少しでも一人の時間を取るようにしています。
それがあるのとないのとでは全然違いますね。


③子どもに対する他の人の行動や言動が気になる

自分の実家のお父さんお母さんが子どもにしていることとか、保育園の先生から言われた一言とかを気にし過ぎなくらい気にしてしまいます。

例えば、お母さんがよかれと思って食べさせてくれた離乳食の一口の量が多いとか、旦那がオムツを替えてくれた時に、おしりふきを出し過ぎるとか、ちょっとしたことが気になります。
全部言うと本当に細かいですし、これを伝えられたほうは子育てに対するやる気がなくなって手伝ってくれなくなる可能性があるので、ほんっっとうに気になったことだけ伝えますが、他は「人それぞれの価値観があるからね」と思って言わないようにしています。

私の子の保育園は1歳からお弁当なんですけど、保育園の先生からお弁当の具が飽きてきたみたいと言われたことがショックで、それから毎日「今日は大丈夫かな~?」と思いながら弁当作ってます。めんどくさいですね。


④その他


・子どもが小さな音でも反応した時、遺伝かな?と思う
 →小さな音に対してビクっとしているのを見ると、「あ、私に似ましたか?」と思います。私ビビりなんですよね。

・他のママとの関係性が気になる
 →地域に子育て支援センターがあって、ママと子どもが自由に遊べるようになっています。そこに行くと毎回、自分がママ達と打ち解けないと子どもが浮いてしまうのではないかと思って、無理に明るく振る舞うのでめちゃくちゃ気疲れします。「でも子どもの発達を思うと~」と思って行きたい気持ちはあるのですが、足が重いので、行かなくなりました。

対処法

今から対処法を2つご紹介します。基本的には「やらないこと」を決めている感じです。①家事も仕事もサボっていい ②自分が嫌な場所には行かなくていい です。
ではひとつひとつご紹介していきます。

①家事も仕事もサボっていい

くのいちは適当に生きることを目標にしています。完璧主義を捨てて、どうやったら自分が楽になれるかを第一に考えています。
「頑張らない」を頑張るようにしています。

ですから家事も仕事も適当ですね。一回一回片づけなくていいし、家事が完璧じゃなくてもいいし、仕事では求められている以上のことはしません。

自分が毎日笑顔でいれて、子供がスクスク元気に育っていたらそれ以上の幸せはないと思っています。気を抜くとついつい完璧主義になってしまうので、「頑張らなきゃ!」と思うよりもペースダウンすることを目標にしています。

仕事面で特に感じます。独身の時は完璧主義が酷くて、常に求めらていること以上に結果を出そうと頑張っていたので、定期的にメンタルを病んでいました(笑)
今は肩の力を抜いて適当にやっているので、もう仕事で疲れる可能性は低くなったんじゃないかと思っています。


②自分が嫌な場所には行かなくていい

私の場合は子育て支援センターが、自分にとって心地よくない場所だったので、「行かないといけないかな」と思うのをやめました。
HSPさんの中にはガヤガヤした場所が苦手な人もいるので、「水族館は好きだけど遊園地は嫌い」「図書館は好きだけど、公園は苦手」など、自分の好きな場所・苦手な場所がハッキリしていると思います。

「自分は苦手だけど、子どものためには行ったほうが良いよな~」と思っている場所があったら、そこに行かないといけないと考えることをやめることで楽になります。

場所の話以外でもそうですね。「自分は嫌だけど、子どものため」と思ってやっていることが、実は子どもにとってもプレッシャーになっていたりするので、無理する必要はないと思っています。

このチャンネルの中でいつも言っているんですが、自分が自分のことを大事にしたら、全員が幸せになれます

まとめ

今回は子育てをしていて、どんな時に自分がHSPだと感じるかというお話をしました。

①子どもとの境界が曖昧になる時がある
②疲れが溜まりやすい
③子どもに対する他の人の行動や言動が気になる

これの対処法は

①家事も仕事もサボっていい
②自分が嫌な場所には行かなくていい

と、自分を大切にすることです。女性だと妊娠が分かったその日から子ども第一に考えちゃうと思います。すごく素敵で、尊敬します。世の中のお母さんすごすぎんか?と思います。お父さんもですね。凄すぎます。

自分が子育てを楽しむには、いかに手を抜くか、いかに完璧思考を手放すかにかかっているのではないかと思います。

子どもと関われる時間をぎゅっとしたら7年くらいだそうですね。

自分を大切にしながら、今しかできない経験を楽しんでいきたいと思います。

ありがとうございました!


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病院内だけでなく、地域で作業療法を行っていくために、切り絵作家として独立したいと思っています。精神障がいや発達障がいのグレーゾーンの方を支援していきたいと思っています。この活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、詳細をご覧いただけると嬉しいです。↓


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記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。