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HSPの学生が生活しやすくなるための対処法3つ

突然ですが、昼休みが一番苦痛ではありませんか?

一人の時は楽しいけど、集団の中にいると孤独感が増したりしませんか?

そんな人は、HSPという気質を持っているかもしれません。

今回は、学生でHSPの人に向けて、ストレスの対処法をご紹介したいと思います。学生の人は学校内で嫌なことがあっても、なかなか環境を変えるというのが難しくて悩みが大きくなっていきますよね。

私は精神科で勤務をして6年目の作業療法士です。HSS型のHSPという性格の特徴を持っています。自分の性格や人間関係で悩むことも多かったのですが、ストレス対処法を身に着けることでHSPの生きにくさが緩和されてきました。

この投稿では、HSPの学生の人が少しでも楽に過ごすことができるように対処法をまとめました。今回もYouTubeにて動画にまとめていますので、活字が苦手な方や、目が疲れている方は音声でお楽しみください。

YouTubeを見てくださった学生の方から早速嬉しいコメントをいただきました。


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それでは早速本題に入ります。

HSPとは

Highly Sensitive Personの略で、人一倍繊細な気質の人という意味です。5人に1人はHSPだと言われています。病気ではなく、生まれ持った特性のことを言います。

HSPの人にはこのような特徴があります。

【考え方が複雑で、深く考えてから行動する】
想像力が豊か
好奇心が旺盛
本心で話していない人がいたらすぐに見抜く
物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
生き方や哲学的なものごとに興味を引かれる
【刺激に敏感で疲れやすい】
人混みや大きな音、騒音が苦手
友達といると楽しいが、気疲れする
映画や本などの登場人物に感情移入をする
人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
些細なことに過剰なほど驚いてしまう
【人の気持ちに振り回されやすい】
共感能力が高い
人が怒られていると自分が怒られているように感じる
人の気持ちや、言葉が通じない幼児や動物の気持ちも分かる(気がする)
【あらゆる感覚がするどい】
冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまうほど聴覚が敏感である
強い光や日光のまぶしさなどが苦手
近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる

このような特徴を持っているため、非常に疲れやすいです。
対人関係をストレスに感じやすく、生きにくいと感じている人も沢山います。

HSPの人は1日の中で1人の時間を2時間はとったほうが良いと言われています。

ストレス対処法を実践しながら、自分に合った環境を整えると、HSPを長所として活かすことができます。
しかし、社会人は自分がその気になれば仕事を辞めたり引っ越したりと、環境を変えることが自分の意志でできますが、学生の方はなかなか難しいですよね。

ご実家で家族と暮らしている人も多いので一人の時間を確保するのが難しいと思いますし、クラスの人や先生がHSPへの理解がなければ、ものすごく生活しにくいと思います。



対処法

①逃げても良い・いつ辞めても良い

よくあるご相談の中で、部活動で悩んでいる人もいます。

「部活辞めたいけど、辞めたら周りに何で逃げたのかとか言われそうで、それが面倒で逃げられません。」

部活はいつ辞めても良いです。無理して3年間部活を続けたところで、入試面接の時に「3年間部活を頑張りました」って一言言えるだけですし、部活の人間関係が面倒で辞めたいのなら、いつ辞めても良いのではないかと思います。

私は剣道部で、練習がきつすぎて辞めたいと思いながらも小中高とずるずる続けていたんですけど、今思うと別に続けても、途中で辞めても、どっちでもよかったなと思います。部活を辞めるかどうか悩んでいる人は、アニメのハイキューを全部見てください(笑)
ハイキューを見ても辞めたい気持ちが変わらないなら、もう何があっても辞めたい気持ちは変わらないと思うので、潔く辞めましょう。

ただ、運動はメンタルケアにはとても重要な要素です。部活を辞めると、1日の運動量が減りますので、部活を辞めたら、1日のうち20~45分は自分で運動をするように心がけてください。

これは社会に出てからもずっとですね。
運動する習慣がある人はうつ病になりにくいという研究結果があります。


学校自体が嫌な人は、学校の何が嫌なのかを分析してみましょうか。
学校が嫌な理由にも色々あると思います。

先生が嫌い、クラスメイトが嫌い、早起きが嫌い、勉強が嫌い、元カノの顔見るのが気まずいなど、一口に学校が嫌いと言っても、嫌いな理由は人それぞれですよね。

自分はなんで学校が嫌になったのか原因を探って、原因が分かったらそれを誰かに相談することで解決の糸口が見えてきます。
「親に心配かけたくない」という健気な子もいるんですが、親としては、子供が苦しんでいたらすぐに教えてほしいと思っています。

親も先生も頼りにならない、誰にも話したくないという時は、

②コミュニティを複数持つ

コミュニティを複数持つことをおすすめします。趣味や習い事、そしてできる人はアルバイトをすることで、自分の居場所を増やしましょう。
学校と家以外にも自分の居場所を作ります。

コミュニティを複数持つことで、家がダメでも学校がある、学校がダメでも、私には部活がある、家も学校も部活も全部嫌いな環境だけど、私には趣味の世界があると、心によりどころを持つことができます。

SNSを上手に使うのもおすすめです。
「上手に」というのがポイントです。下手な使い方の例としては、リアルの友達とばかり繋がることですね。

「ねぇなんであの子はフォローしてるのに私はフォローしてくれないの?」

「うわ、○○にインスタのストーリーミュートにされてた」

「いつメン最高過ぎ」
って私この中にいないのに!((+_+))!((+_+))てか誘われてない・・・

って、まじでめんどくさいですね。

私自身はリアルな友達とはあまり繋がらないようにしています。
リアルの人とSNSで繋がっても、自分の新たな居場所作りにはなりません。

クラスメイト同士でもフォロワー数でマウントの取り合いになったりして、本当に良いことありません。

ですから、コミュニティを増やす目的でSNSを使うのであれば、クラスメイトには分からないようにして、自分の趣味のアカウントを作るのが良いかなと思います。

ここで、SNSとの付き合い方に加えてなんですが、
メンタルが落ち始めた時に一番やっちゃいけない行動はSNSを見ることです。

SNSは非日常を上げるものなので、自分は落ちているのに、他人のキラキラした日常を見たら余計に沈みます。病みます。その時にクラスメイトの意味深なツイートを見たりしたら最悪ですよね。

ツイート「あいつムカつく」

え・・・、私今日なんかしたかな

と、自分に向けられたツイートではなくても、自分かな?と考えないといけなくなるので、気分が良くない時はスマホを見ない!

ですから、良くないことがあった時はスマホの電源を切って、家族とゆっくりした時間を過ごしたり、散歩に出かけたりしてみてください。



③大人になってからの方が楽なことを知る

最後に、大人になってからのほうが楽です。
おそらく今社会人のHSPの人はみんな言うと思うんですけど、学生時代が一番きつかったです。

周りが子どもなので理解を得にくいし、一人で休憩していたらボッチ寂しいって思われないかと、周りの目を気にしてよく休めないし、

くのいちも学生時代はスーパーブラックくのいちでしたね。人生で初めて人間関係が難しいと感じたのは幼稚園でしたね。特定の子と仲良くしていたら「なんで私とは遊んでくれないの!」と別の子を怒らせて、幼稚園生ながらに頭を悩ませましたね。

学生時代、楽しいこともありましたけど、もう絶対学生には戻りたくないです。あの時に何とか耐え忍んで社会人になったので、今は仕事を続けるも辞めるも自由ですし、引っ越すかどうかも自由ですし、周りも考え方が大人なので、心無い言葉を浴びることも少なくなりましたし、大人って楽ですよ。

だからどうか、将来への希望は捨てないでください。


まとめ

今回はHSPの学生さんに向けた投稿でした。

①逃げても良い・いつ辞めても良い
②コミュニティを複数持つ
③大人になってからの方が楽なことを知る

若い時から生きにくい思いをして、中には「大人が頼りにならない」と心を閉ざしている人もいるのではないかと思うのですが、それならそれで、これからどうしていくのか、未来のために視野を広げることが大事です。

聞く耳を閉ざしてしまうと必要な情報も入って来なくなって、チャンスを逃してしまうので、今のうちに色んな人の話を聞いて、自分に合った考えの人と出会ってください。

それがくのいちなら嬉しいですし、他の人でも良いです。

これをご覧になったHSPの学生さんが、少しでも楽に過ごせますように。

ありがとうございました。


活動紹介

CAMPFIREコミュニティ

生きにくい思いをしている人たちの居場所となるように、地域でアート教室や展示会を行ったりしています。子どもたちが自分を見た時に将来に希望を持てるように、「大人って楽しそう」と思ってもらえるように、私は好きなことを仕事にしていきます。この活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、詳細をご覧いただけると嬉しいです。↓


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ありがとうございました!


記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。