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ドコデモこども食堂はじまります!

 こども食堂を始めて3年が経ちました。
 
 当初はコロナ禍ということもあり、「子どもの居場所」として利用しているご家庭が多くありました。
 
 現在はコロナもおちつき、子ども達はまたさまざまな場所へ気兼ねなく遊びにいけるようになりました。

 そんな中で、またあらたなニーズが生まれています。
 物価高により、食品配布を求める利用者さんが増えてきました。

 こども食堂もなるべく密になるのをさけるべく、利用者が分散するようにと月5日間、10時~17時までと可能な限り長い時間、居場所を提供するようにしてきました。

 しかし最近は親子でやってきて、食品を受け取るとすぐに帰っていくご家庭も多くいます。

 もちろん毎月、顔を合わせるなかでこども達の様子を知れるのはよいのですが、活動の内容も利用者のニーズに合わせて変化させていく必要を感じました。

 現状、ご利用いただいている家庭の困りごととして、節約のために必要不可欠な出費を極力削ろうとするために、家族での外食、こどものおやつなどがまっ先に削られている状況があります。

 もちろん、こども食堂で作るカレーライスをみんなで食べるのもよいのですが、現在借りているレンタルスペースの空調があまりきかず、夏は室温が30℃を超えることも多くあります。

 このような状態では熱中症や食中毒も心配なので、真夏は食品配布をしつつ、ドコデモこども食堂というサービスに加入して地元の飲食店で家族でご飯を食べてもらう企画を実施しようと思います。

ドコデモこども食堂|食事の支援を通して地域で子どもを見守る (asuchika.org)

 ドコデモこども食堂とは、一般社団法人未来へのチカラ様のプログラムで毎月3000円分の飲食店で使えるチケットが配布されるというもの。

 こども食堂を利用されるご家庭の親御さんはお仕事で忙しいかたも多く、小さなお子さんをお持ちの親御さんは「行きたかったけど仕事で行けなかった!」と言われる方もいます。

 このシステムでは各家庭で都合の良い日時に飲食店を利用できるのがうれしいところ。

 もちろん、こども食堂とのつながりは食品配布会で子ども達と顔を合わせるので、途絶えることはありません。

 猛暑などの理由で食事を作るのを断念しても、飲食店チケットがあれば安心です。
 
 このプログラムは7月からスタートするので、ひと夏このスタイルで開催してみて、利用者さんの感想も聞きつつ、こども食堂をブラッシュアップしていこうと思います!

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