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地域のプラットフォームになれたら

 現状の課題と運営のあり方

 月に1回こども食堂を開催すると決めて、3か月が経ちました。

 初めはただ必死に支援を募ったり、資金調達をしたり、準備に追われていました。

 現状の課題としてはこれから、いかに自身の負担を減らすかという事です。

 こども食堂の事務作業に追われ、本業の仕事に支障が出ることも多々あり、持続可能な形を考え、「どのような運営をしていくのか」を考える時期に入ってきていると感じています。

 私のイメージする理想のこども食堂の姿は「地域のプラットフォーム」になるという事です。

 地域に根ざした活動に

 私達のこども食堂は、ネットで活動を知ってくれた個人や企業からの支援で、成り立っています。

 活動が認知されるようになると、地元からも様々なお声をいただくようになりました。

・野菜があるんだけど、いらない?
・こんなのこども食堂で使えないかな?
・当日、手伝いに行くよ。

 基本的に皆、「地域のために自分も何かしたい」という潜在的な欲求があるのだと思います。

 また、こども食堂でやってほしい事を聞くと、様々な意見が寄せられます。

・カレーライスが食べたい
・ハンドメイド教室をやるのもいいよね
・フリマがしたい

 ただ開催のたびに運ぶ支援品の総重量が最近では300kgを超えることも珍しくなくなりました。
 これらをキッチンカーに積みこみ、運ぶのも一苦労。
 当日ボランティアもいるとはいえ、資金調達・企画運営・準備・支援をいただいた方への活動の報告とお礼状の送付・・・事務作業も増える一方です。

 ありがたい事に「辞めないで、活動を継続してほしい」と言っていただき、その声を励みになんとかこども食堂を継続できる形を模索しています。

 こども食堂プラットフォーム化計画

 そこで「むかわのこども食堂」の中の私の立ち位置としては、活動の主催者というよりは「プラットフォーム」の調整役というイメージでいるのが良いのかなと思います。

 皆さんは「プラットフォーム」といえば、SNSやECサイトなどをイメージするでしょうか。

 「こども食堂がプラットフォーム」って、どうゆうこと?

 と思われるかもしれません。

 私達の町では農家が多く、野菜のハネ品などのおすそ分けを沢山いただけます。


 また交流を求める高齢者、家で眠っている不用品を何かに活用してほしい人、そういった人がこども食堂を利用してくれたらと思っています。

 「むかわのこども食堂」としては「場」を提供するだけなので、積極的にボランティアの名簿を作ったり、リサイクル品を預かったりはしません。

 「当日ボランティア歓迎」「リサイクル品を並べてもOK」という環境を作り、ボランティアは事前登録の必要なく、数時間だけの参加でも良い事にします。

 リサイクル品は「ご自由にお持ちください。」と並べても良いけど、当日自分で持って来て、残った物は持ち帰ってもらいます。

 もちろん参加者も事前申し込みは必要なく、当日子供が熱を出したからキャンセルの連絡をしなきゃ・・・など気をつかう必要もありません。

 支援したい人と支援されたい人、誰でも自由に集まって成り立つ環境を作る事ができたら、理想的です。

 SNSの中にアルゴリズムがあり、一定の秩序を保っているように、運営は表からは何をしているのか謎に包まれた存在でありながら、裏で調整役を務める。

 そんなイメージです。

 SNSもECサイトも最初は「怖くて使えない」といった人が一定数いました。

 でもみんな使い方が分かってくると、便利なものだと認識して自分のライフスタイルに上手く組み込んでいます。

 持続可能なこども食堂へ

 「むかわのこども食堂」が発展し、参加者が増えるのは嬉しいです。
 ただ大きくなりすぎたために手に負えない存在にならないよう、物理的、精神的、時間的キャパオーバーにならないよう、理想の姿をイメージして、一歩ずつ近づいていこうと思います。

 最後に「むかわのこども食堂」ガンバレ!と思ってくれた方は下の「気に入ったらサポート」のボタンから投げ銭が100円からできるようになっています。

 ご寄付をいただければ、とっても嬉しく、活動継続のモチベーションになりますので、よろしくお願いいたします!

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