プロダクト開発ディレクターになってみて「思ってたのと違った」「思った通りだった」こと
ペパボでプロダクト開発ディレクター(PdMのひよっこ的なポジション)として働き始め、早くも1年と数ヶ月が経ちました。
良い意味での驚きや発見、学びに溢れる毎日を過ごしています。
この記事では「学生時代に思ってたプロダクト開発ディレクター」と「実際のプロダクト開発ディレクター」とのギャップを取り上げます。
そして、これを読んだこれからプロダクト開発ディレクターになりたい!という人(主に学生の方々)の解像度を上げることを目的としています。
また、「ペパボでは、PdMのキャリアの1歩目としてこんなことができるようになるんだ〜」ということを皆さんにお伝えできたらと思います。
👧 学生時代の私
そもそもなぜ開発ディレクターという職を志したかという経緯ですが
デザイナー学生で事業会社でバイト等してた
自分が作ったデザインで数値が目標に近づいたり、インタビューでユーザーのインサイトを探ることが楽しい!(難しいけど)
デザインだけじゃなくて、目標に近づけたりユーザーにとって使いやすくしたりするための施策とか考えるの好きじゃない?ディレクターになろ〜
という経緯で今に至ります。とはいえ、実は就活中ギリギリまでデザイナーかディレクターか悩んでいました。
大好きなSUZURIというサービスのディレクションをしたいという気持ちからペパボで開発ディレクターをする道を選びました。
🌱 2年目の私のいま
簡単な自己紹介がてら、私の今の状況をご紹介します。
最近だと、生年月日を入力してくださった方へクーポンを付与する機能などのディレクションを行いました🎂(よかったら入力してみてください🎉)
それでは、入社後のギャップや思ってた通りだなと思ったことを紹介していきます。
😎 思った通りじゃん!なこと
手を動かすより考えることが多い
「デザイナーの時よりは」考える時間が多いという印象がありました
例えば、Analyticsなどのツールを利用する際に手を動かすことはありますが、この場合データを元に考える時間の方が多いと感じています
よりビジネスサイド寄り
こちらも「デザイナーの時よりは」といった面で想像してました
事業部の方向性や目標値をより意識していると感じています
(もちろん、デザイナーさんも意識されてます。あくまでもアルバイトのデザイナー時代と比べて自分が意識しているなということです🙏)
技術やデザインについて理解があった方が良い
思った通りでした
理解があった方がエンジニアさんやデザイナーさんとの話がしやすくなると思います
定量分析のためAnalyticsなどのツールやSQLを使えると良い
その通りでした
余談ですが、基本情報を表計算選択で取ったし余裕!と思っていたSQLですが、バリバリ忘れていたので入社前にちゃんと復習すればよかったと後悔しています
データアナリストの方が勉強会を開いてくださったり、自分の知りたいクエリを書いてみたりすることで欲しい数字を簡単なものなら取れるようになりました
定性分析も大事なので、アンケートやユーザインタビューもしよう
これも思った通り、バリバリ大事でした
大事なのは分かりつつ、アンケートの取り方やインタビューの進め方など、実際にやってみたら激ムッズかしいなと感じました
アンケートのコツとかのテクニックを学びつつ練習するとうまい方法が身につくのかな…(モックアップでも良いので、何かものを作る過程で練習すると良さそうな気がします)
仮説→実施→分析→次のトライの流れ
おおよそ思ってた通りでした
仮説→ミニマム実施①→一旦サクッと分析→ミニマム実施②(①の続きにやる予定だったもの)→分析→トライ
みたいな時もあります
😲 思ってたのと違った!なこと
コミュニケーション量、思ってたよりめっちゃ多い
エンジニアさんやデザイナーさん、ステークホルダーの方々とコミュニケーションを取るイメージはありました
というか、コミュニケーションは多い職種だろうなとふんわり思っていたのですが、ステークホルダーを始めとしたいろんな方々とのコミュニケーションが発生するため思ってたより多いな〜という感想です
例えば法務、総務、経理の方々など…特に法務の方にはいつもお世話になっています!(やって良いこと・ダメなことの判断など)
ビジネスサイドの目標が、思ってたよりも詳細だった
直近1ヶ月のユーザー数増やすぞ!とか利用者数増やして売上あげるぞ!くらいのふんわりしたイメージでした
もっと先を見通して考えることが多かったり、売上も購入に至るまでの細かな指標を見ていたりと、実際は長く細かくしっかりと見ていることに驚きました(小学生みたいな感想になってしまいました)
ここはすごく勉強になるな、と日々強く感じているポイントです
思ったより時間ない(効果検証出来てないうちに次の施策が始まるなど)
学生時代の自主制作はわりとのんびり進めるタイプでした
なので、いつまでにこの機能を完成させる!効果検証はいつまでにやって、次のトライをいつまで〜みたいなスピード感にあわてている自分がいます
これは人によっても違いそうです。ちゃんと自律して期限を決められている人はそんなことなさそう。
toCの好きなサービスだが、知らない仕様や仕組みがいっぱい
SUZURIのことが大好きで、改善策を面接で持っていくくらい大好きでした。今も大好きです😘
ですが、1ユーザーとして利用しているときには知らなかった機能や仕様がたくさんあることを知りました
また、ユーザーではなく「作る側」になってみて初めて気付くこともいろいろ多かったです(ビジネスモデルとかほぼ意識してなかった)
🎉 毎日楽しい
たくさんのギャップと思ってた通りのことを書きましたが、好きなサービスで開発ディレクターとして新たな機能を考えたり、改善を進めたりするのはとっても楽しいなと感じています。
また、プロダクト開発ディレクターとしての学びを好きなサービスで働きながら得られるって最高だな〜と思ってます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事がプロダクト開発ディレクターやペパボ、SUZURIの開発に興味を持ってくださっている方を前向きな気持ちにできますように🙌
いただいたサポートはプロダクト開発関連の書籍購入に充てようと思います🙏