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たまたまが生む大学生のニュース接触

「AFTER SOCIAL MEDIA」〜多すぎる情報といかに付き合うか〜の第4章(p108~)を読んで、私たちは線や記号、フリー素材を用い1つの図解で第4章を紐解いていきました。

・図解(第4章について)
・説明(図解について)
・感想

○図解

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○説明(図解について)

まず、大学生がニュースを見る手段はYahooニュースやTwitterなどスマートフォンを通して見ることが多く、起床直後や食事の待ち時間、移動時間などすきま時間に短時間で触れていることがわかりました。ニュース接触の特徴を見ると、トランプ大統領の来日など社会的なニュースから学生の貧困に関する記事といった、身近で狭い関心という両極端な接触でした。

 また、すきま時間の偶発的な接触の中でも、L I N Eやテレビ、Twitterや新聞の‘たまたま’の接触には違いがあります。LINEやテレビの場合は純粋に「たまたま」知るのに対し、Twitterの場合は「タイムライン」に流れる「気になる」情報を拾うのを習慣とした、「たまたま」見つけたという違いです。さらに、Twitterは個人的に知りたい情報や趣味に特化してタイムラインを作ることができます。それがフィルターバブル的な情報接触を進めているのかもしれません。

最後に、大学生の興味を引くには瞬間的な関心をつなぐことが重要です。すきま時間の一瞬でニュースを処理するので、一つの話題から商品などに興味を繋げていくのは困難になっています。関心を持った瞬間に関心を繋ぐ情報があること、著者曰く、周りの反応がポジティブなであれば関心が繋がり、ネガティブに書かれていれば繋がらず興味を引くチャンスを失ってしまうのです。

○感想

自分達のニュースを見る態度に当てはまっていると思いました。ニュースはスマホで見たり、移動時間や暇な時に見たりしています。流し見しながら他の作業をすることもあります。多くの大学生に共通して当てはまっているのではないでしょうか。生活を振り返ると、ニュースを探すより偶然見ることが多いです。たまに、友達同士の会話で話題になっていることを調べたりしますが、ほとんどはたまたま見つけて興味があるニュースを見ています。また、本に出てきた、twitterやLINEなどのニュース関連を見るだけでなく、インスタのストーリーなど友達やフォローをしている人の投稿から世間の事、ニュースを偶然に知るもう1つの「たまたま」が存在するのではないだろうかと思いました。

これらの「たまたま」のニュース接触のことを" 隙間時間の偶発的なニュース接触 " といえます。
この形はSNS媒体が進んだ現代において、大学生に留まらず世代を超えて社会人にもいえることではないでしょうか。
" 隙間時間の偶発的なニュース接触 " はもしかしたらメディア業界にとっては良くないことなのかもしれませんが、隙間時間に情報を吸収でき、わざわざニュースを見る時間が省かれて合理的だと私たちは思います。ここから現代のメディアの抱える悩みを見つけ出せそうな気がします。

山中悠佑、正路明日香、馬場晶子

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