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フランス交換留学を今更ながら振り返る

こんにちは、かにです。

今日は私のフランス交換留学について。

私が交換留学をしていたのは、2018年9月〜2019年7月なので既に帰国から1年以上経っております。

今まで自分の交換留学についてしっかり思い返したことがなかったので、
これを機に振り返りたいと思います!

トゥールーズについて

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まず、私が留学していたトゥールーズという都市について説明したいと思います。

トゥールーズはフランス第4の都市で、
レンガ造りの建物が印象的な街です。

そのレンガが夕陽に染まると真っ赤になることから、
La ville rose (バラ色の都市)』とも呼ばれています。

大学は3つありますが、それぞれの大学がそれなりの規模なので、
フランスの中でも学生の多い、学生都市となっています。

ジャン・ジョレス大学について

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3つある大学の中でも、
私はジャン・ジョレス大学に交換留学生として派遣されました。

私はフランス語能力がまだ低かったので、
大学附属語学学校の『DEFLE』で1年間学びました。

大学附属なので、キャンパス内に教室もあり、
フランス人とキャンパスライフを過ごせるのが嬉しかったです。

ジャン・ジョレス大学は日本語学科があり、
日本語を学ぶフランス人との交流が盛んなので、
友達作りにはあまり困りませんでした。

留学中にしていたこと

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もちろん、フランス語を大学で学ぶことがメインですが、カフェ巡りをよくしていました。

フランスは日本のように、カラオケやゲームセンターなどの娯楽があまりないので、
友達と会う時は大体カフェでおしゃべりというのがいつものコースでした。

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また、長期休みや土日を利用して旅行もたくさんしました。

フランスというと、パリのような華やかな雰囲気ばかりを想像してしまいますが、
1年間でフランスをたくさん旅行し、様々なフランスの景色を見ることができました。

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そして、私が旅行の際必ず訪れていたのが美術館です。

私はフランス語専攻ですが、その中でもフランス美術(西洋美術)が専門です。

日本では見られないコレクションを実際に見ることができるのは現地ならではですし、
なんと言っても美術館の空気が大好きです。

フランスはどんなに小さな都市でもひとつは美術館があるので、旅行をする際は事前にリサーチして、予定にしっかり組み込んでいました(笑

ここまで書いていると、遊んでいただけの留学生活のように見えますが、
しっかり勉強もしていましたよ!(汗

留学を通して得たもの

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留学を通して得たものは4つあると思います。

①語学力の向上
②世界中の友達
③生き抜く力
④思考回路の変化

語学力の向上
これは言わずもがなですが、留学の一番の目的は語学力の向上だったので素直に嬉しいです。

留学前はA2(仏検準2級)だったのが、
帰国後はB2(仏検準1級)を取得するまでになっていました。

留学前に自分で立てた目標が『DELF B2を取得する』ことだったのですが、
それを実現できたことは、留学のひとつの成果だと思っています。

世界中の友達
大学附属語学学校に通っていたこともあり、
フランス人以外にも様々な国の人と友達になることができました。

国は違えど、フランス語という共通言語があることで意思疎通が可能になったり、お互いの国の文化や言葉を教え合ったり、日本でフランス語を学んでいるだけでは得られない出会いがたくさんありました。

もちろん、フランス人の友達もたくさんでき、
フランスに戻ったら会いたい人、待っててくれる人がいることが、私の中では留学の大きな価値になっています。

生き抜く力
私は留学が初めての一人暮らしでした。

今まで実家で暮らしていた私にとって、
自炊や家事などを自分でこなすことは簡単ではなかったですし、加えて海外という環境だったので初めは不安でいっぱいでした。

また、入寮・銀行開設・定期券発行・履修登録など、
日本では当たり前にできることでも、言語という壁によって一気に難しく感じてしまい、たくさん失敗しました。

特にフランス人と交際してからは、
相手の家族と会うことが増えて、余計にフランス語へのコンプレックスが強くなってしまったりして、、、

留学生活の6割は辛いことだった気がします。

それでも生活していく為には自立も言語も必要で。

それを乗り越えたからこそ、留学が終わる頃には『どこでも生きていける』自信がつきました。

また、何か辛いことがあっても、
この留学を思い出すとなんでも乗り越えられる気がします。(笑

④ 思考回路の変化
フランスには様々な背景を持った人が生活していて、
人種も宗教も様々です。

そして自由の国フランス、考え方が全く日本とは違いました。

日本でずっと生活してきた私にとって、フランス人の考え方は新鮮で(それが良いか悪いかは別として)、良い刺激になりました。

よく海外留学で多様な視点を手に入れることができた、とか言いますがまさしくそれだと思います。

私も行く前は『多様な視点を持てるようになる為に云々』とかましていたものの、まさかここまでだとは思いませんでした。

これは恐らく、海外で生活した人にしか分からないんだと思います。

また、フランス人は議論が大好きで、
友達同士の会話でもよく議論が勃発するのですが、
議論って反対意見を出せないと成立しないわけで(フランス人は同意でも反対意見を言ったりする)、どちらの意見も出せるフランス人はすごいなあと感心しました。

それはフランス語の試験にも役立って、
作文とかで自分の意見+反対の意見とかを書かなくてはならない時とかに役立った(?)気がします(笑

あとは、察してもらうということが壊滅的に無理でした、、、(涙

これについては、私は日本の空気を読む文化が好きですね。

思考回路の変化というか、カルチャーショック(?)のようなものを繰り返していくうちに、色々な立場から観察できるようになった、という感じかもしれません。

ただ、明らかに留学前の自分と変わったのは明らかで、海外かぶれとかそういうのではなく、
本当に視野が広く持てるようになったというか、、、

異文化の受容って大切なんだなあ、と実感した留学でした。

今後の展望

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今年の10月か11月にまたフランスに戻り、2年ほど暮らすつもりなので、
次はもっと現地人らしく生活がしたいです。

あと、私はフランスにいる時かなりのアジア人コンプレックスがあって、外に出るのが怖くなってしまった時期もあったので、割り切って堂々と暮らしたいですね、、、

まだまだフランス生活には不慣れなので、
学ぶこと多し、です。


なんだか振り返ってみると、留学に行ってよかったなあと改めて思います。

次の滞在も良いものになるよう、しっかり準備したいと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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