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3万円で愛を探し求め続けている、家主のおじいちゃん。[アダルト旅行日記:名古屋編⑦]

昭和21年生まれのダーリンの相方
asukaです。

“私は3万円と決めているんですよ”
意気揚々に.胸を張り答える老人の家主。

紹介して貰った女の子に渡す
お小遣い金額の事の様です。
年齢や容姿は関係なく、どうやら一律らしい…。

なる程.
女性は皆平等なんだなっと感心する、私。
戸棚に飾ってある置物や床に散らばっている
複数の小さなゴミに目を奪われて
目をキョロキョロさせるダーリン.
あまり家主の話に興味の無さそうな様子だ。

なのに….
あいつときたら!!
おっぱいのお触りは別で1,000円だと言うのですよ…!!
顔を歪ませ、怒り奮闘気味の家主。

そうです。
あの時に家主は私とアヤカちゃんとのプレイを
何故直接見なかったのかと言うと、
アヤカちゃんを避けていた様なのです。

以前、自称:性感マッサージ師のおじいちゃんからアヤカちゃんを紹介して貰い
関係があった家主なのですが、
彼女はどうやら行為の度に金銭を
前払いで要求した様なのです。

それが家主の感に触ったらしく、
今では顔も見たくないと.
嫌悪感を抱いているとの事でした。

なる程…、、
おっぱいオプションが気に食わなかったのか.
だから小窓から覗いていたのか….っと思う私。

当時のアヤカちゃんも小窓から
家主が覗いていた事に気付いていたらしく、
“ちょっと.あれ、何なの?”っと.
怪訝に顔をしかめておりました。

家主は肩を落とし、
少し寂しそうな.小さな声色で
…私はね、
貴方達の様な関係性を結ぶ事の出来る
女性を探しているのですよ、っと.
私だけの恋人が欲しいのですよ.っと。

凄くピュアで心が少し揺さぶられる様な
素直な答えでした。

貴方達はふたりの子供の事などは
お考えなのですか?っとニッコリした笑顔で
私達に問う家主。

…そんなのある訳無いだろう.
この人、真剣に言っているのか…?
言葉を失う私とダーリン。

家主の老人はまた
元の明るい口調で私達に話し始めた。

自宅近くにある団地唯一のコンビニ.
ミニストップに務めている
レジの中年女性にも最近声を掛けているそうだ。

少々迷惑そうに.
しかし引きつった笑顔で対応してくれている
女性スタッフさんの顔が目に浮かびます。

さて.この様に家主の家には私達も含めて
様々な人が出入りしている訳ですので.
家主は勿論、ひとりで暮らしております。
数年前に奥さんはマンションに引っ越したそう。
いわゆる、別居婚だ。

週末には行きつけのお店でパスタランチをし
お互いの状況を報告するとのこと。
今もふたりはとても夫婦円満だ.
自慢の妻なのだ.っと話す家主。

…ただ、、
あの時、タイミングが悪かったんだ。
家内が急に帰って来るとは
思いもよらなかったんだ….っと、
顔を少し曇らせる家主。

どうやら昔、あの2階の和室で
3万円で彼女になってもらった中年女性と
薄いピンク色のシーツの上で
お互いに裸で絡み合っている姿を
奥さんに見られたの事だった。

その後は些細な事で
お互いの討論が増えていったという。
終いには….
“またあのピンクのシーツの上で
女の人とエッチなことするんでしょう?!”
っと言い放たれてしまい、
奥さんは家から去ったのだ.っと家主。

今、私は第2の人生をスタートさせたいんだ…!!
っと目の前の老人は話しをひとりで締め括った。

こんな破天荒な生活をしている家主を
奥さんが見限ったのではないかと思い.
呆然とする私とダーリンだった。

今回は長くなってしまいましたが
まだまだ、次に続きます。

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