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私が本当に望んでいたことは

「あなたはどうも、誰も傷つかない世界を作りたかったみたいですね」

この言葉を言われたとき、胸の奥深くで何かが目覚めたような気がしました。

私は心の勉強をするためにオンライン講座を受講しているのですが、その中で個人の問題を扱って癒していくというワークがあります。

それに見事?当たってしまい、このようなことを言われたのでした。

心を扱う講座を受けるようになってから、なんだか昔の自分の感覚がまた蘇ってきていて、ちょっと落ち込んでいました。

とにかく自信がない。自分は価値がないと思う。

自分は迷惑な存在だ。愛されるはずがない。

もう克服したと思っていたネガティブな思いが再び沸き上がってきて、自分はまだ癒されていないんだと思いました。

そんなとき、見事に抽選で私の問題を扱うことになりました。

当たりたくないと願っていたのに当たってしまった。これはもう確実に、ここで気づいておかないといけないことがあるんだなと覚悟を決めました😅


私は人に見られたくない、という思いを吐き出しました。正確には人に見られるのが怖いのだろうと思います。それはなぜかというと、自分が良くないものだと思っているからです。

そして、「こんな私を見られたら人に嫌われる」と思い込んでいます。

これまで心のことを学んできているので、それが大きな誤解であることはもちろんわかっています。でもだからといって、その思いを簡単に拭い去ることができないのは、少なからず心の傷があるということ。

その思いのルーツを探っていくと、だいたい子供の頃に行きつくことが多いようです。

私は両親からとても愛されて育っていると思います。

自分の中では大きな心の傷は思い当たらず、とても恵まれた環境で暮らしていたと思います。

ただ、子供ながらに嫌な思い出はありました。

ひとつめは、両親が結構ケンカをしていたことです。だいたい父親が機嫌が悪くて、母親に対してキツイことを言って、言い争っていました。

私はその姿を見てとてもイヤな気持だったし、仲良くしてほしいと思っていました。

もうひとつは、兄からよくいじめられていました。

兄弟げんかはどこの家庭でもたいがいあると思いますが、うちの場合は兄がやたらと私にちょっかいを出して、私を怒らせるというのが日常でした。

人をからかうような歌をずっと歌っていたり、私の大事にしているものを隠したり、家にあるハガキを手裏剣のように私に投げてきたり、とにかくいろんなことをされました。

怪我をするレベルまでは決してやらないのですが、とにかく私が怒るのが楽しくて仕方ないようで、両親に何度言いつけて怒られても、全然やめませんでした。

そのうち私のほうが親から「相手にしなければいい」と言われる始末。

私はストレスを抱えながらも耐えるしかありませんでした。


ここまで具体的な話はしていなかったのですが、講師の方から言われたのが、最初に書いた言葉でした。

誰も傷つかない世界。

私は家庭の中で穏やかで愛に包まれた生活を望んでいたのに、実際はそうではありませんでした。

「家族が幸せに暮らすために私が我慢すればいい」

親を悲しませるようなことをしたくないと思っていい子にしてきたし

兄が何かしてこないかとビクビクしながら暮らしてきました。

大人になった今では両親に対しても兄に対しても感謝していますが、子供の頃に作った心の傷が自分を縛っているのかもしれません。

それは「私には家族を笑顔にしたかったのに、それをする力がない」という諦め、そして自分に対する無力感。こんな私は何の役にも立たないし、愛される価値がないという気持ち。

そういうものが長い年月をかけて作られてきたようです。

「でもこれはね、あなたがどれだけ家族のことを大事に思っていたか、どれだけ好きだったか、役に立ちたかったかってことですよね」

私たちの根底には愛しかない。すべての行動動機は愛からきている。

それを講師の先生は私に教えてくださいました。

知識ではわかっていたし、ほかの人のことはそういう目で見られるのに、自分のことだけは過小評価して、ほかの人からの愛を受け入れようとしていなかった自分。

そして「誰も傷つかない世界」を作りたかった私が、私にはその力がないと傷つき諦め、自分が悪いからだと思って生きてきたこと。

「でもすべては間違ってなかったです」

何度もそう言っていただきました。

こうやって気持ちの整理をして気づくことがあると、その感情は少しずつ癒されていくと言います。あとは成功体験を積み重ねて、役に立つ自分、必要とされている自分を認識していくうちに変わってくるようです。

でもやはり、一足飛びにはいかないのが現実です。心は行ったり来たりします。

時間をかけて心の癖を直していく。誤解を解いていく。そういう作業が必要なようです。


このワークが終わって、私の心の中には「誰も傷つかない世界を作りたい」という言葉が刺さって、涙があふれました。

そうだった。

私はそのために生まれてきたんだった。

だから今、愛と平和に満ちた世界を作ろうと、舞台に立っているんだなあ。

そんなことを改めて認識したのでした。

そしてもうひとつ大事なこと。

私は「自立女子」みたいで、なんでもひとりで抱え込んで、ひとりでやらなきゃ、と思ってしまうようです。だからがんばりすぎて苦しくなります。

でもそうじゃない。

みんなで力を合わせないと、誰も傷つかない、愛と平和に満ちた世界は作れないんです。私ひとりでは実現できないことです。

だからあなたにも、あなたにも

協力してほしい。一緒に思ってほしい。祈ってほしいんです。

私はみんなで一緒に幸せになりたい。ずっとそう願い続けているし、これだけは諦めたくないことです。

生まれる前に自分で決めた、魂の約束を果たすために

この思いを忘れたくなかったから書き留めておきたいと思いました。

読んでいただきありがとうございました。

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