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2020年映画ベスト10

世界にもわたしにも色々あった2020年でした。
コロナで映画館が閉まりだしたころ、わたしは家族の付き添いで地方の大学病院に缶詰でした。ひたすらゲースロを観ていました。
東京に戻り初夏くらいからかな、また映画見出したものの、感想書きとめれるまで戻ったのは最近です。個人的には激動の1年だったものの、結果として映画館タイミングとしては多くの人と一緒でした。
やー、それにしても感想メモないからランキングつけるのめっちゃ困ったわ…書いとけや…(点数だけはつけてた)

以下、そんな1年に刺さった順ランキングです。ただでさえ客観性0なのに、そんな1年だったのですごい偏ってると思うが知らん。基本的に劇場鑑賞作のみなので今年は少なめ!

第1 位 ジョジョ・ラビット

第2 位 ロングショット 僕と彼女のありえない恋

第3位  his

第4位 ジュディ 虹の彼方に

第5 位 レイニー・デイ・イン・ニューヨーク

第6位 ストーリー・オブ・ライフ/わたしの若草物語

第7 位 2分の1の魔法

第8位 ミッドサマー

第9 位 ハスラーズ

第10位  彼らは生きていた

第11位  スキャンダル

12 初恋

13 レ・ミゼラブル

14 フォードvsフェラーリ

15 佐々木、イン、マイマイン

16 燃ゆる女の肖像

17 シカゴ7裁判

18 ランボー ラストブラッド

19 オン・ザ・ロック

20 リチャード・ジュエル

21 スウィング・キッズ

22 異端の鳥

23 パラサイト 半地下の家族

24 ワンダーウーマン1984

25 グッド・ボーイズ

26 mid90s

27 透明人間

28 スパイの妻

29 TENET

30 エクストリーム・ジョブ

31 デッド・ドント・ダイ

32 ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

33 テリー・ギリアムのドン・キホーテ

34 ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

35 1917 命をかけた伝令

36 鬼滅の刃 無限列車編

37 パブリック 図書館の奇跡

38 今宵、212号室で

39 ミッシング・リンク

上位3つを中心に、あとワーストについて語ります。

1位と2位は鑑賞当時のメモと実は逆で、最後まで迷った・・・・!
鑑賞当時は世間のmetoo風潮に疲れ、「確かに尊重してほしいけど、相手を下げたいわけではないんだわかってくれ・・・」というマインドにロングショットがとにかくぴったりで、それでいてコメディとして最高。新年早々希望がある1本として輝いて見えました。内容としては、ダメ男と女性次期大統領候補の格差ラブコメ。でも単なる男女逆転物じゃない、それぞれをそれぞれとして尊重したところが好き。手法としては全方位に喧嘩売ってる感じなのと、下ネタすごいんで人は選ぶかもしれない。
尊敬してやまないシャーリーズ・セロンお姉様が最高にチャーミングなのも大好き。なお、お姉様は11位のスキャンダルでも最高でした。

その気持ちは今も変わらないんだけど、
チャーミングでユーモラスで、なのにグサっと刺さったまま1年間大好きだったジョジョ・ラビットを今年の1本に選びたいと思います。
ナチス占領下、ヒトラーに憧れる少年が、知らぬ間に家で匿われていたユダヤ少女と触れ合っていく話。
主人公に感情移入してからの市街地戦闘シーンが恐ろしすぎるとか色々褒めるところはありつつ、もうなによりもこの作品のお母さん役・スカヨハの「できることを」に励まされ、そして慰められて1年なんとかやってきたのでどうしても1位から外せなかった。一生この言葉は胸に刻む。今でもよく呟いている。
どんな苦境でも、正しいと思うことを、自分で決めたことを、出来ることをやっていくしかないんだよな。コロナ諸々で世界情勢が不安定な今とわたしに刺さるのはこちらだったなと言うことで1位。

hisは今泉力哉監督の作品。去年「愛がなんだ」で知りましたが、この監督は本当に邦画なのに地続きじゃない、ナチュラルだけど自分とは全然違う価値観を示してくれるので面白い。
逆に普遍的なものが見えてくると言う点でジェンダーものものは発見が多いので出来るだけチェックしてましたが、最近はブックスマートとか、LGBTが普通のこととして描かれる作品も増えてきたなぁと。あくまで海外では、だけど。
この映画、衣装にメッセージ性が散りばめられてるのでそれも必見です。

ワーストは、わたしの最推し分野であるはずのストップモーションアニメ、しかもライカスタジオの新作よりミッシング・リンクです。
もう本当に怒ってるんだけど、CGとの組み合わせでできることが広がったのはもちろんいいよ。いいけど話がつまらなすぎる!何より「今この時代にストップモーションアニメで撮る意味」が全くない作品になっちゃってとても怒っています。Eテレのピングーのほうがよっぽどそのへん分かってるわい。話のモチーフなどの工夫でそんなこといくらでもできるのに。(ぼくの名前はズッキーニとか、羊のショーンとか、それこそライカのKUBOとかは出来てたしそこを褒めたんじゃん)
一番ストップモーションで喚起させやすいのはキャラクターの存在感というか実在感、ひいてはそのキャラへの愛着だと思うんだけど全然好きになれんかったわ…頼むよ…

ベスト女優はスカヨハ、ベスト男優はティモシー、サムロックウェル、藤原季節くん(多いな)
ベスト続編賞はワンダーウーマン1984。ほんとにキングスマン2は見習って欲しい。ちなみにミッドサマーは頭使いすぎて劇場で蕁麻疹が出ました。なぜ。

このご時世、劇場で公開してくれるだけでありがたやでした。集中力がないので苦手ではありつつ、配信が整ってきたのも嬉しい。
映画に励まされつつ、経済的には微力ながら応援しつつ、できることをやっていきたいと思います。
来年もよろしくお願いします。
My Filmarks→ https://filmarks.com/users/murahashika

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