マガジン一覧

星空案内の王道

星座案内、星空案内の正しい道、王道を追求していきます。 お客様はナニを見に来て、ナニを見ているのか?

第228回 惑星直列とは呼べないなにか

惑星、太陽、月はほぼ黄道上を動く ※月は約5度ずれてるけれど つまり、常に同一直線上にいる 今回の定義では常に直列状態 従前より使われてきた惑星直列とは別モノ 勝手に言葉を作り変えるスピリチュアル界隈 それに乗っかるテレビのバカも 一応、同様に(水星まで見えた) 2016年2月の明け方の写真を 惑星が一定数並ぶと、黄道ってものをイメージできて 天文トークするぶんには使い勝手はいいよね

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あけましておめでとうございます

というわけで年賀用の写真撮ってきました この1構図だけ 南極老人と富士山

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第216回 天文年鑑2025とアレを購入

小学理科の学習指導要領 前回改正が7年前か しっかりチェックしていなかった不覚 ・3年時、4年時、6年時に授業が 140 ・以前より授業数は増えた模様 ・連続で授業できる指導教本ではなさそう ・地域の科学館に丸投げに近い気も 天文年鑑については 近々「注目天文現象2025」やります

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第215回 すばる食観測報告

2時頃、月の近くのすばる撮影成功 Photoshopで処理してようやく見れる状態に  すばると月の明るさの差がエグい 2時半すぎに曇ってしまい 予定通り10分おきに確認するが 4時、アルキオーネの潜入前が一応撮れた 比較映像がまったくないが一応観測成功で

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第218回 2025年注目天文現象

3大流星群 1月3日夜 しぶんぎ座流星群極大 8月13日 ペルセウス座流星群極大 12月14日 ふたご座流星群極大 ペルセ群がやや月明りの影響を受けるが 2024年と比べたら悪くはない月の巡りで 月食 3月14日 月出帯食 9月8日 皆既月食 3月14日は国内でも観測可能といえるのは東側の一部 皆既月食は9月7日夜、お間違えなきよう、秋晴れを期待。 すばる食 3月5日 すばる食 8月16日 すばる食 12月31日 すばる食 すばる食シーズン 12月のとかはやりたくな

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第198回プラネタリウム 天空&ギャラクシティ見学

スカイツリー プラネタリウム天空 イタリア星空散歩 足立区 ギャラクシティ ウクライナの空の下で オレナさんの宇宙一やさしいウクライナの星講座 JAPOS参加時にイベントを知り オレナさんの解説は2度目 友人を誘って、再度勉強させていただきました スカイツリー プラネタリウム天空 イタリア星空散歩 女性向け、商業向けの番組。 星空案内として機能するものではなく。 雰囲気とイケボでデート用だったり、女性用という印象。 足立区 ギャラクシティ ウクライナの空の下で オレナ

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第173回 名所探訪 御池山クレーター

三遠南信自動車道三筈トンネルを越えて国道152号へ 村の茶屋のところでトイレ休憩を 下栗の里に向けての山道、下栗を越えて10キロちょっと先にクレーターが待っている 山道を登り始めて1-2キロくらいで名水「一本木の命水」 下栗の里を越えて登っていく。 クレーターに入ると山肌の地層が目に見えて変わるので、クレーターに入る前から山肌に注目しよう クレーターに入るあたりには案内看板が ここから1キロ、クレーターの中を通り過ぎて遊歩道入口へ クレーター内部は地層が縦に いったんクレ

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第169回 3月29日ポンズ・ブルックス彗星撮影

友人と合流して近所で適当に撮影 道端に三脚を立てて 田舎なんで特に迷惑にもならない場所で 有名撮影ポイントが駐車場閉鎖する中で 星野写真で場所を捉えて→ズームレンズで 1枚目は35ミリくらい→望遠レンズに差し替えて55ミリ→250ミリ

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プラネタリウムの可能性を追求せよ

プラネタリウムの解説について、実際の星座案内の経験を元に、役に立つ解説を追い求めていきます。

ホンモノの星空で案内するだけがリアルではない

ホンモノの体験は全てに勝る! ホンモノを見るために!! ホンモノを体験させるのが何よりなんだ!! と信奉することは、あらゆるジャンルで、ありがちな話である。 天文業界も、そういう信奉者に満ちあふれている。 星のソムリエ、と言われる連中にも、そういう勘違いをした連中が多い。 その勘違いは甚だしいもので、メガスターで知られる大平貴之氏がTwitterで嘆いていたのが 「星のソムリエな人に、『惑星も投影できないプラネタリウムに価値はない』って言われた」とかそういった内

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TANABATA2057の先進性

1996年、ある1本のプラネタリウム番組が制作された。 「TANABATA2057」 http://ja.wikipedia.org/wiki/TANABATA2057 当時人気の河相我聞、菅野美穂を主演に起用した話題作。 ……実は俺はこの作品を見てはいない。 近年の音響等を駆使した、エンターテイメント性も高いプラネタリウム作品の先駆け……ではあったのだが、当時その方向性は否定され、上映館も少なかったからだ。(※1) それでも、俺はこの作品こそ、時代を

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世界の科学者よ、今こそ立ち上がれ

※このテキストはこないだ学会利用のお客様(科学者)にアドリブで解説したネタを焼直したものです。 あくまで科学者を弄るその場のネタです。 現在、さまざまな社会問題が取り沙汰されるなか、新しい科学技術は「倫理観」「哲学」によって否定されることが増えてきている。 これは大いに問題であり、今こそ全世界の科学者が立ち上がって、科学の進歩に見あった新たな「倫理観」「哲学」を発信してゆくべきなのである。 確かに高度に全ての物事が専門化されている時代。 科学と哲学が別の学問、とされれば、

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FUSION投影感想 その8 FUSION番組

番組に入って、解説は大平貴之氏本人。この番組の構成はとにかくFUSIONのプロモだし、本人が出てくる方が、もっと語りの上手いナレーターにやられるより素晴らしい。 で、見せる星空は北斗七星~しし座が東の空に見えており、並んで北斗七星。この構図は、北半球中緯度帯→赤道直下南半球→北半球高緯度帯と投影場所が移り変わっても構図というか時間は動かず。FUSIONの別投影される星と星座のミックスが問題となりそうな4つの星座のウチ2つが見えている。 例えば、中緯度でみせた雲の流れは見事

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天文宇宙検定対応解説集。

天文宇宙検定2・3級の公式問題集に追加解説を加えていくためのネタ集です。

天文宇宙検定テキスト2級追加解説 その6

黒点について正しいのは→大きい物は地球の数倍もある うん、太陽の直径は地球の109倍とか、そういう部分だけで正解ッてどうかと思うわ 磁力がどうなってる、とかそういうところを問うてほしいのねん 黒点が黒く見えるのは→周辺より温度が低いから 温度が低い→エネルギーが低い→相対的に暗い 白と黒が彩度の違い、ってだけなのと一緒なので、デジタルで絵を書く人にはイメージしやすいかも 次のうち最もハッキリ黒点を写すのは→緑のフィルター 緑で撮影するのが、6000度の太陽表面と、

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天文宇宙検定テキスト2級追加解説 その5

プラージュが見られるのはどれか。アルファベットとその名称を→Bで彩層 プラージュ=彩層の明るい領域とのこと Wikipediaにリンクしておいたのでチェックを。 用語の細かいところを問う問題だな。2級になるとこういうのも少しは解けないと合格出来ない模様。 太陽においてa黒点bコロナc粒状斑dプロミネンスを小さい順に並べた。正しいのは→c<a<d<b 粒状斑→粒のような斑点、黒点→たまに肉眼で見える、プロミネンス→太陽の外側に飛び出して見える、コロナ→太陽の周りに大きく

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天文宇宙検定テキスト2級追加解説 その4

「事象の地平」はどのようになっている?→周囲と特に変わらない そこより内側に入ると、光でも外にでられない。 それだけで、別に、ということなんだけれど。 あくまで理論上の話であって、どうなっているかは誰も見たことないんだ。 ブラックホールについて間違っているのは→真っ黒なのでどこにあるのかわからない その重力でガスを引きつけているし。って解説されてるし。 重力レンズ効果で、周りの星の位置が歪んで見えるってのもあるよな。 ブラックホールを観測する電磁波の波長領域は?→X

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天文宇宙検定テキスト2級追加解説 その3

300Kって何℃?→約27℃ 絶対零度が0Kでマイナス273℃だからね。 そこが温度の単位の基点となる。 摂氏15℃、の2倍熱い、ってのは摂氏300℃を超える。 宇宙背景放射の温度は→3K つまり、宇宙空間の気温は-270℃ 138億光年四方に宇宙空間が広がっていて、全体の温度が絶対温度で3度 ここから宇宙開闢時の温度を求めよ ブラックホールの命名者は?→ジョン・A・ホイラー それそこまで重要? ってところだな。命名者とかってことになると、冥王星という和訳命名者が野

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ポテト先生の「週刊 今週の星空」

毎週、星空の見どころや購読者からの質問に応える形での小ネタをお届けします。

週刊 2015年 今週の星空 12月21日~12月27日分

週刊 2015年 今週の星空 12月14日~12月20日分

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週刊 2015年 今週の星空 12月7日~12月13日分

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週刊 2015年 今週の星空 11月30日~12月6日分

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