ジェイムズ・H・コーン「誰にも言わないといったけれど 黒人神学と私」、と今日の読書記録

ジェイムズ・H・コーン「誰にも言わないといったけれど 黒人神学と私」を少し読んだ。
抜書き:
1816年にアフリカン・メソジスト監督協会(AME教会)が設立されている。p75。
ヘンリー・マクニール・ターナー「神はニグロである」(1898年)p76。
J.H.コーン「キリスト教神学とは解放の神学である。」p106
同「黒人経験と聖書を精査すると、解放こそがキリスト教神学の肝・・・出エジプトと預言者、ナザレのイエス・・・決定的なものなのだから」p109


 コーンが参照するのはバルト、ブルンナー、ニーバー、ティリッヒ、ボンヘッファー、ブルトマン。ティリッヒとボンヘッファーは聞いたことあるけど。。。
 私には奴隷主と同じ宗教に救いをなぜ求められるのか?不思議でしたので、手に取りました。まだ納得はしておりませんが、アフリカから誘拐され、無理やり改宗させ、白人の暴力により奴隷状態に置かれ、マルコムXはイスラムへ行きましたがキング牧師はキリスト教にとどまりました。アンジェラ・デイヴィスは共産党員、したがって無神論?
 聖書のコアのテーマが救済や最後の審判でなく「解放」という点で新たな原理主義的主張かとも思いましたが、もう少し見ていきたいと思っています。
 
 今日は、他にキリスト教神秘主義著作集14巻16巻を図書館から借りて眺めました。パラケルスス面白いかな、と思って。
 他に偽ディオニシオスとトマス・アクィナスの継続調査、ウンベルト・エーコの「中世美学史」「中世美学史」を読みつつ、aquinas.ccのアクィナスがディオニシオスにつけた註解を機械翻訳を進めていました。
 他に、アベラールのSic et Nonとかグレゴリオスの司牧規則もまとめていきたいんですけどね。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?