【実話シリーズ】私に起こった出来事②無力な私
前回の記事はこちら↓
その続きです。
母の病気のことを聞き
ただただ、一人で不安な気持ちになっていました。
母が入院した病院は総合病院ですが どうもがん治療の最先端という
病院でもなさそう・・・
ということが 日を追うごとにわかってきました。
ので 良い先生を探して 転院することになりました。
肺がん治療の権威的な教授がいる大学の附属病院に転院し
治療を受けられることになりました
が
奇しくも コロナ真っ只中で
毎日報道で 「今日の感染者数」を報道していた頃です。
入院前日 大学病院でクラスターが発生し 入院が無期延期となりました。
仕方なく自宅で 入院待ちをすることになりました。
家で待機している間に病状が進行してるのでは
と不安がる母を宥めることくらいしかできず
私はこの時本当に自分が無力なんだと気づきました。
さてそれから1週間ほどして
ようやく入院先が決まりました。
新しい最新の設備があり 肺がん治療の実績もあるとのこと
で 一安心ですが
この後治療が始まり 母の容体は
一時的に良くなったように思えたのですが
どんどん癌が進行し 転移していることが発覚しました。
もう手術は無理とのことで 投薬治療が始まりましたが
薬が合わないのか 発熱し 熱が下がらない
食欲がない・・・など
どんどん衰弱していき
入退院を繰り返しました。
入院時に見舞いに行って 主治医の先生に話を伺いたいのですが
コロナの感染予防のため 母の面会もままならず
主治医の先生と 話すらできない日々が続きました。
次回に続きます。
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