パーソナリティの3本柱とは?
占星学の入門編です。
先にモデルとしまして、昨年結婚されました沖縄生まれの人気女優さんと同じ出生日時の方のホロスコープと診断文をご紹介致します。
コンピュータ診断文の一部画像をそのまま載せさせていただきます。
前回「人間はすべて多重人格である」というタイトルで1人の人間のパーソナリティは主として、太陽系の10個の天体+2個の感受点のもつ人格の統合であるというお話を致しました。
その中でも影響力の大きい3本柱が太陽、月、上昇宮(Ascendant)となります。それぞれの入っている星座(sign)の色付けによって、その方の基本的な気質・性格・能力が定まってきます。
特に出生時刻から判る上昇宮が容貌・容姿や外面的な行動に影響力が大きいので、人を一見したときには上昇宮の方が推測しやすいでしょう。
上昇宮が太陽宮(12星座占い)・月宮と矛盾がある星座の方は、行動面で迷いが起こりやすいことがあります。
以下教科書的な解説になりますが、ご容赦願います。
★太陽は気質・性格の土台となります。
太陽は太陽系宇宙の中心の星として,周囲に光と熱を注ぎ,地球上の生物に対しては生命エネルギーの与え主でもあります。太陽系を“家族”と見なすなら,親に当たる星です。
従って,占星学においても第1番目に重要な星であり,その人の気質,性格の土台を示し,活力,創造力と自己表現力を表します。占星学上の象徴は,「父親,高位者,権力者」であり,女性にとっては「夫」を表す場合もあります。
太陽(または獅子座)の影響が強い人は、骨格からがっしりした体格で胸囲も大きく、顔も眼に力があって明るかったり目立つ感じです。心臓機能が強かったり、逆に心臓に疾患をもつ方もいます。タイプとしては、落ち着いていて年齢より上に見られる場合が多く、よく出ればボス的で頼りになる感じであり、悪く出るとわがままで独断専行する感じです。大勢の前での本番にも強い人です。
★月は情緒面と対人行動・リアクションに影響を与えます。
太陽の光を反射して日々満ち欠けする月は,地球にもっとも近い天体のため,地球や人間や他の生命体のリズムにきわめて大きな影響を与えています。
占星学において,月は母性,反応,応答,変移性を表し,本人の感情,情緒面と対人行動を支配しています。占星学上の象徴は,母親,家庭と家族,一般大衆であり,男性にとっては妻を表す場合もあります。
月(または蟹座)の影響が強い人は、色白で顔や身体が丸っこい感じになり、愛想がよくて世話好きな感じになります。胃やバストが大きかったり、逆に胃が弱い方もいます。
タイプとしては、愛嬌があって情緒が豊かで家庭的ですが、感情的になりやすいほうです。人の気持ちが読めるので、多くの人と接する仕事が合っております。
★上昇宮(Ascendant)は容貌・体型・外面的行動に影響を与えます。
日の出時の太陽が強い生命エネルギーを与えてくれるように、出生時に東の地平線に昇りつつある星座(上昇宮)はその人の容貌・身体的特徴・外面的行動に大きな影響を与えます。
他人から見て1番ホロスコープ(出生天宮図)の特徴が分かりやすいのが上昇宮なのです。自分の太陽宮(太陽のある星座)の性格がピンと来ない人は、上昇宮が違う星座であってその影響力が強い方です。
また、上昇宮の前後10度以内にある星は“上昇星”といって、これもその人の容貌・体型・外面的行動に大きな影響を与えます。
★アストロハーモニック 瀬尾 泰範
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