1/25放送分【信頼という線状のつぼ】
生涯学習の一環で土曜の朝に放送されている「ひょうごラジオカレッジ」の感想とボート競技をからめた感動エッセイをつづっています。スタートして4年目。noteでも公開することにしました。過去分も随時アップ中。目録はこちら〔21年度〕〔~20年度〕
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20/01/25放送分
「鍼で病に挑む」
佐野 泰之 先生
講座内容から連想して漕艇の話に繋げるにあたって、「つぼ」という単語を拝借させていただきます。直接講座とは関係のない拝借の失礼を冒頭にお詫び申し上げます。
人間の体の「つぼ」は人によってそのポイントはそれぞれ違っており、東洋医学、西洋医学両面からその効用が様々に研究し証明されおり、「世界鍼灸学会」も開催され深められていっているとのこと。
ボート競技での花形と言われるエイト競技(古いボートマンの偏見かもしれませんが)。レースがスタートすると、クルーの頭脳であるコックスの舵のもと漕手8人の筋肉が一体化し一本の矢、一条の光になり2,000メートルのコースを5分から6分で駆け抜け、最高の一体感を感じたクルーの頭上に勝利の女神が輝きます。
この経験を思い出した時、一体化したクルーにも体の「つぼ」的なものがあるのではとの変わった発想を得ました。その「つぼ」は、体の上の点ではなく、艇上にいる9人の心と心の繋がりによる一本の信頼という「線状のつぼ」だったのではないかとの発想です。
青春時代、あるいは人生のいつかの時点においてこの一体感を味わった漕手とコックスは、その後の人生で、体に刷り込まれた「線状のつぼ」に触れ、刺激することで、独特の癒しを経験しているのではないでしょうか。漕友と一献酌み交わし酔いが回ってきたときの表現しがい安堵感は、この「線状のつぼ」の刺激がもたらしているかもしれません。
少し変わった発想を書かせていただきました。酒を酌み交わす度にこの発想を掘り下げればと思いました。ヒントをいただいた講座に感謝。
20/02/07
アストロケン
1/18放送分【柔らかいコミュニケーション】<前 次>2/1放送分【一瞬の揺らぎ】
<今日のつぶやき>
国や力を越えた共生・心の繋がりが大事。
それは規模に関わらず同じことですね。
HAT神戸ボートコース設立実行委員会【HAT神戸レガッタ】で活動しています。
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