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社会運動、イマココ ④絶望

2016年からの成果は、弱者にスポットが当たっていたため、一般的には弱者と考えられない人にとっては、自分たちには何の得もないとも思われたと思います。

賃金が一部では上がっても、物価上昇には到底追いつかないレベルだし、選択的夫婦別姓が実現していないので結婚したくない人も多いです。ケア労働や農業や自営業が危ないです。能登の災害があったのにまだ政府は原発を続けようとして、電気代がまた上がります。非正規雇用の割合は高く、もう少しお金があったらなという気持ちの隙に、権利擁護が進むマイノリティたちに抜かされるという思いも強くなっているだろうことはわかっています。

だけど私は、マイノリティを市場化したいわけではありません。声を上げたら変わるということを示したかったのです。長時間労働やマスコミやインフルエンサーが、声を上げる気力を巧妙に奪ってきますが、それは心理作戦です。声を上げたら変わるのは、私たちがエビデンスです。

改憲反対の声が浸透してきています。改憲はできないと踏んだのか、改憲とは別のルートで、地方自治法の改悪や、共同親権の企みがあります。戦争を止めるには、まだ声が足りないのでしょう。

(⑤に続く)

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