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世の中が回るサイクル

久しぶりに書きます。

声を上げづらかった人も徐々に声を上げられるようになり、世の中について謎だと感じていたことも理解が進んできたように思います。

数年前に見て気になっていたツイートがあります。「限られた人しか注目されない、循環のない世の中」。これにはとても共感します。循環がないから、力や名声がなければいけないと思うようになり、男らしさから降りられない。力や名声を持つことができないと思うようになれば、誰かに依存せざるを得ない。誰も幸せになれません。

ですが、主な重要な要素は出尽くしたと最近は感じているので、要素を整理してみました。

1 ベンサムの、「最大多数の最大幸福」理論。より多くの人がより幸福になれば、社会の幸福度も上がるという考え。

2 ミルの、「多数決は万能ではない、幸福の量よりも質が重要だ」とする考え。

3 マルクスの、「人による人の搾取、お金がお金を呼ぶシステムが暴走したら、社会がストップをかけろ」という考え。

4 ヤスパースの、「限界状況での実存的な交わりにより、本来の自己を取り戻す」という考え。

1に偏りすぎた人は、「民主主義とは多数決のことだ」と言い出し、批判されます。そこで2に移行して、「それでは、幸福の質とはなんなのか」を問われると、いろいろ考えはあるにせよ、結局は労働などでお金を作って生活を安定させられること、となり、3に移行します。そして、社会のことを考える余裕を持つためには自己が確立している必要が出て、4に移行します。本来の自己を取り戻した人が多ければ多いほど世の中は幸せになると考えて、1に戻ります。

ベンサム、ミル、マルクス、ヤスパースでサイクルが作れるのではないか、冒頭に挙げたツイートの「循環のない世の中」はなくせるのではないかと思います。

一部の人だけが利益を得て、それ以外は大変な思いばかりする地獄みたいな世の中、もうやめましょう、本当に。

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