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その声は聞こえない

突然ですが、親愛なるnoteの同志諸君におたずねします。

あなたは本を読むとき、頭の中で声が聞こえますか?

……。

いえ、声と言っても、神の声が聞こえるとか、エルサを呼ぶイドゥナの声が聞こえるとか、ではありません。

声に出さず黙読しているのに、あたかも音読しているかのような声が頭の中で聞こえる、ということです。

私は……
まったく聞こえません。
断言しますが、聞こえたことは一度もありません。
私よりはるかにたくさんの本を読んでいる友人にきいたところ、やはり「聞こえない」とのことでした。

ところが、ある調査によると、約8割の人が「聞こえる」と返答したそうなのです。
8割! 聞こえない人はたったの2割!
マジッスカー。

このことは、少し前にXにどなたかが投稿された記事を読んで知りました。
その投稿は、おそらくこのようなニュースを元に書かれたのだと思われます。


そのXのコメント欄には、「聞こえます」「みんな聞こえると思ってた」などというフォロワーさんの言葉がたくさん見られました。(もちろん聞こえないという意見もありました)


目で読みながら頭の中で音読している声が聞こえる、という状況が、私にはなかなか想像できません。流行りのAudibleのようなナレーションが聞こえるのでしょうか。


ちなみに、私はせっかちなせいか、活字を一字一字目で追って丁寧に読むことがあまりできません。
うまく表現できないのですが、「字をかたまりで読む」のです。おわかりいただけるでしょうか。
「速読」などというカッコ良いものではなく、子どもの頃からの変なクセのようです。
面白かった本はあとからもう一度読んだりもするので、結局二度手間になったりするのですが、この読み方だと頭の中で声が聞こえるヒマはありません。

この声が聞こえるように、ゆっくり一字一字丁寧に読んでみたいものです。


あなたはその声が……
聞こえますか?



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