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心のごみ箱

久々に実家に帰ってきた。
とはいえ、今春、父方の祖父が亡くなった際の葬儀や、四十九日でも帰っているので、久々に母方の祖父母の家に行ってきたというのが正解だ。

祖父母の家の冷蔵庫には、到底二人暮らしの老人たちには食べきれない食品が、大量に冷蔵されていた。
誰が持ってきたか?
それは、祖父母の子である私の母と、叔母の二人だ。
二人は、まるで、何かを埋め合わせるかのように、大量の食品を持ってきては、冷蔵庫をいっぱいにして帰る。
まるで、自分たちが持つ負い目を埋めるかのように。

もちろん、夏だから食品は腐りやすいし、老人たちは、食べ物を大切にする傾向があるので、一生懸命口に運ぶのだが、供給量が消費量を圧倒し、当分の間、無くならないことは明白だ。

彼らは、そんなことも分からず、自分勝手に、食品をまるでゴミのように、老人たちの家に持ち込む。
生きるのに最低限以上の食品を持ち込むことによって、満足しているのは子供たちである。

結論から言うと、物を捨てれず、家に大量に溜め込む中高年のような心の病が顕在化したような感じだと思うのだが、
この一方的に、自分の親の面倒を見ているかのように錯覚している行為には、少し違和感がある。

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