見出し画像

しあわせになるということ

幸せになることが怖いと感じるのは、異常だろうか。

幸せってなんだっけ、と朗らかに歌うコマーシャルが昔あったな、なんて思いつつ、幸せについて考えてみる。

日常感じる幸せはたくさんある。
1週間仕事を頑張った後のビールとか、洗濯物が乾いた時の匂いとか、気持ちよく朝を迎えられた時とか。
いわゆる小さな幸せの閾値はだいぶ低い方だ。

でも、何か足りないと思うのは何故だろう。
こびりついて取れない油汚れのように、心にまとわりつく不安はなんだろう。

私は昔から、「もし私が死んでしまったら、私が認知できなくなっても、この世界は続くのだろうか。」という考えにふと陥ることがある。
この現象が起きると、遊園地でバイキングに乗った時に感じる内臓の浮遊のようで、いつも苦しい。
死んだ後のことなんてわからないから、きっとこの問いに答えは出ないのだろう。
それと同じように、自分の幸せは自分が定義して、自分で向き合っていくしかないのかなと思う。

今日も私はなんとなく満たされない思いを抱えて、暖かい部屋で優しいベットにもぐり込むのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?