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任天堂は逆転の増収増益、Nintendo Switch2の発言があるも来期は・・・

任天堂の2024年3月期通期連結決算が発表されました。

通期予想では減収減益予想だっただけになぜこうなったのか、そしてNintendo Switchの後継機に関する発言もありました。


「3期連続の減収減益」予想からの増収増益の要因は?

まず通期の全体数字を見ると通期で各科目とも前年比でプラスで着地しています。

任天堂決算資料より

全世界セルスルーでは「有機ELモデル」の販売が伸長しつつプレイユーザーは増加傾向も、コロナ禍も終わり、Nintendo Switchの普及率が上がり21年3月期がピークとなっています。

任天堂決算資料より

今回の増収増益は為替が大きなプラス要因

任天堂決算資料より

そんな状況の中で増収増益の後押しとなったのが、為替の「円安」の影響。

今期の売上段階での為替影響で前期比で944億円のプラスと大きな金額となっており、海外売上高比率も78.3%となっています。

来期は減収減益、今後の成長に期待できるカギは?

今期増収増益自体は良かったことですが、これが「為替」による要因が大きいとなれば、実態を見ればNintendo Switchのハードも既にピークを終えており、成長要因ではないことがわかります。

来期予想に関しては一点売上は前期比で19%減、営利で24%減とFY2023も下回り業績予想となっています。

任天堂決算資料より

そうなると今後任天堂が伸びるカギはやはりウワサされているSwitchの後継機となりますが、今回の決算に合わせて今期中にはなんらかの発表をすることが任天堂社長の古川氏が発言しています。

また、今期の資料からもマリオをはじめとするIP戦略のおける売上が大きく伸びています。

来期はこのIP戦略と後継機となるNintendo Switch2が大きなカギとなりそうです。

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