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アゴ筋トレ1日で挫折した話

アゴ周りの脂肪が気になって気になって仕方がない。
アゴを引けばアゴが二つに増え、鏡の向こうに
(オークだろうか?)ファンタジー世界でよく見かけるクリーチャーが
唐突に姿を現す。
最初は目の病気かと疑ったが、どうやらアゴの病気らしい。
解決法を急いで調べたところ、PAOというアイテムを使うことで
この症状は回復するようだ。

さっそく公式から注文しようとしたが、口に咥えて振るパドルもどきが14,000円もするという。円安と言えばなんでも許されると思うなよ。

とは言えなんとかして安く手に入れたい。
そこで一筋の光となってくれたのがビックカメラ。ピンクのPAOがなんと6,480円で売っている。偽物を疑う暇などないまま店舗に買いに行った。
(かながわPayで得しようと考えたのだが、よく考えたら電車賃と
ほぼイーブンだった。あたしって、ほんとバカ...…)

ともあれ無事にPAOを入手。
重りが3種入っていたが、可及的速やかにアゴを改善したいと考えた結果、
重りは全て採用した。

完全究極体グレートPAO

...…お遊びはこのくらいにして、さっそく口に咥えて振ってみるのだが、
これが思いのほか難しい。
お手本の動画を見ると、ちょっと首を振るだけで左右がぐわんぐわんと揺れているが、実際にやってみると動きが揺れが続かずに止めてしまう。
これはどうやら揺れに合わせて首を振る必要があるリズムゲーだ。

意外にもテクニックがいるアイテムなんだなと感心しながら
格闘すること数分。
良い感じにアゴも疲れてきたので切り上げて口から抜いたその時、
私の脳裏にふと浮かんできた単語があった。
「顎関節症」つまり...…

アゴが外れて元に戻らぬうううううっ!

伊集院のラジオ「深夜の馬鹿力」でPSVR買ったけど五十肩のせいで
弓の構えが出来ずゲームを挫折した話を笑って聞いていた自分を殴りたい。

良い商品がある!と飛びついても、自分の体とのミスマッチが発生する
アイテムがある。そんな悲しい学びを実感として得た1日だった。



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