お腹空いた

眠れずにただ携帯を眺め初めてもう二時間は経っただろう。
最近どうも眠りが浅いのを感じていたが、今日はとうとう眠ることすら出来なくなってしまった。毎日動いていないとはいえなんとなく身体は疲れるもので眠れないのはつらい。そしてなにより眠れない夜は余計なことばかり考えるのでそれがまた疲れる。焦燥感と喪失感、そして自殺念慮。もうずっとこの感情に支配されているのでむしろ元気なときというのはなくて当たり前ですらある。


最近思う。自分はとても醜いのだと。
昔からそうだったかもしれないが自分と向き合う時間が増えて、受け入れるということを知ったからこそ余計にそう思う。
頑張ってないのは自分の責任のくせにどこか他責思考で頑張って生きてる人間を僻んで、私はダメな人間だと自分で自分を責める。
無意味でなんの生産性もない行動を毎日続ける。

いつになったら私は私を責めずにただ普通に暮らせるだろうか。
生きているのか死んでいるのか分からないような毎日じゃなければもうなんでも良い。
ただ普通の人みたいに生きてみたいだけなのに。どうしてもそれが難しくて、わたしは何も出来ない。


スーパーヒーローにはなれないみたいだ。
誰しもが空想し憧れたヒーローはこの世界には存在しない。この世はただの人しかいないのだ。そして私もただの人で、ただ普通より社会性も積極性も協調性もない劣等生である。世の中を憎み自分が優れた人間であると十七年勘違いして生きてきた、頭の悪い恥ずかしい人間だ。
私は世界の全てを知った気になって達観している気になっていたけれど、
何も、何一つ知らなかった。一ミリだって知らなかった。

生きるとはどういうことか。年々自分の中で大きくなっていく問いに、私はまだ「分からない」と蓋をすることしかできない。
私は私が思っている以上に弱く幼稚でどうしようもない人間だから、納得できる答えを見つけるまではただ考え続けようと思う。