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【アルストロメリア考察】GR@DATE WING 05を読み解くための前提知識

アルストロメリア3周目のCD、
「THE IDOLM@STER SHINY COLORS GR@DATE WING 05」に収録されている「ダブル・イフェクト」と「Anniversary」が好きすぎて歌詞考察しようと思いましたが、アルストロメリアの洗礼「専門用語が多すぎる」にぶち当たりました。歌詞考察をする前に前提条件としての知識、世界観の理解をするために自分の解釈をまとめました。別にここをみなくても歌詞考察は進むと思いますので、それぞれの歌詞考察が見たい方は次の記事に飛んでください。また、コミュのネタバレも含むためご注意ください。

今回のテーマについて

結論から申し上げますと、
アルストロメリアの4周目PSSRのテーマは「守護天使」と推測されます。
CD購入特典のシリアルコードでもらえるアイテムの名称が「ガルディエーヌシリーズ」となっており、ガルディエーヌはフランス語で「(女性の姿をした)守護者」という意味になります。
4周目PSSRには必ず猫がいますので、そちらも後ほどご確認ください。

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ジャケットのイラストや4周目PSSRの服装から天使を連想させるため、
「天使+守護者」となり、たどり着いたのが守護天使でした。
守護天使とは「一人ひとりに寄り添い、守護すべき対象に対して善を勧め、悪を退けるよう心を導く」存在です。Anniversaryの歌詞に「護りたい」というフレーズが出てくるのもこのあたりが反映されていますね。

また、天使の羽の色にもそれぞれ意味があるようです。
アルストロメリアの1周目PSSRと4周目PSSRはリンクしている部分があり、羽の色の意味と心境の変化を踏まえた上で解説いたします。

1.甘奈の場合(白い羽根)

白い羽根の意味は「天使はあなたのすぐそばにいる」という意味です。
仲良くなった人にはとことん尽くして、相手を支えてあげることが自分の最大限の愛である甘奈に相応しいテーマです。
それでは1週目と4週目の変化を見ていきましょう。

■1週目PSSR(スタンバイオッケー)

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甘奈が明るい自宅で前髪を整えており、出かける準備がオッケーであることがわかる演出です。

■4週目PSSR(お散歩サンライト)

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1週目と同じく前髪を整えていますが、暗い部屋にいます。
自宅が安定した平穏ないつもの空間だとすると、暗い部屋はアイドルとして動き出して、何が強みか、自分だけ目標がないことに対する甘奈のマイナスイメージでしょうか。このあたりはGRADを連想させますね。

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甘奈が移動した後には3つの天使の羽とアルストロメリアの花があります。これはどんな状況でもアルストロメリアの3人が心にいて、大事だったことがわかります。
甘奈は感謝祭やGRADで「甜花と千雪と比べて目標がないこと」や「成長しようとする気持ち」があまりないことに悩んでいました。
しかし、最後には「千雪にも甜花にも負けない、隣に立った時に恥じないようなアイドルになりたい」というあくまでも「ユニット」がモチベーションになった行動指針で解決しました。
そう考えると「暗い部屋=マイナスなイメージ、感情」、
「3枚の羽とアルストロメリア=心の拠り所、行動指針」と捉えることができます。

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そして暗い部屋からアイドルという外の世界へ、
甘奈は自分自身の手で飛び立つ準備ができました。

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天使がモチーフではありますが、見下ろした景色には明らかに現代風の建物が並んでいます。これは過去の話ではなく、今の現代で起きている話です。
1周目は「自宅=自分の知ってる世界」だったのに対し、
4周目は「外の世界=アイドルとしてデビューした後の世界」という解釈ができます。
余談ですが、4周目PSSRのコミュはPが体調を崩して甘奈が看病してくれる話です。白い天使のテーマと一致しますね。
猫さんは左下で寝ています。仕事をしすぎて疲れているP猫さんですかね。


2.甜花の場合(黒い羽)

黒い羽の意味は「魂の暗い夜を経験していたとしても、決して一人じゃない」というメッセージのようです。
寄り添い支える甘奈に対し、マイナスな感情を持っていたとしても、1人ではない、私もいるよという優しい愛ですね。
それでは1周目と4周目の違いをみていきましょう。

■1周目PSSR(事務所。静寂。大輪の華)

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甜花が事務所で窓ガラス越しに様々な色の花火をみています。
窓ガラス越しにみる花火は、既に輝きを放っている他のアイドルを、事務所という閉鎖空間で見て未知なる好奇心が出てきてる状態です。
これは「甜花の劣等感や他者への憧れ」と解釈することができます。

■4周目PSSR(四夜一夜物語)

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画像だとわかりにくいのですが、地上から急速に上空に視点がかわり、
反転した世界が映し出されます。
甜花は上方向に進んでいるように見えますが、これは反転した世界で上に進んでいるため地上の人間から見ると「天使が落ちてきている」状態です。
甜花が前に進むための努力をして、やっと普通の人(地上の人々)に近づいているという意味と「自堕落に過ごしている甜花(堕天)」も甜花のパーソナルな面として人々(ファン)に受け入れられてきたということでしょうか。1枚目ではガラス越しにアイドルという花火を見ていた甜花は、今は自分の方法で前に進み、成長し、花火と同じ場所で輝くことができるようになりました。

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落ちているにも関わらず、笑顔で、不安な気持ちがないことが甜花の成長を感じられますね。
4周目PSSRのテーマはメッセージアプリやソシャゲのログイン通知を通して「相手の気持ちを探る」というものでした。
コミュ内にあった「人混みを避けて事務所に帰る」というものも、
人混み=多数の人間が自分に興味のなかったとしても、手をつないで物理的にそばにいる、メッセージで連絡して離れていても「ひとりじゃない」というメッセージかもしれません。
考察とは関係がありませんが、甜花ちゃんがスパッツ履いてるの見えるのなんかこう、ええんか?って気持ちになります。
(甜花ちゃんをエッチな目でみるのやめてもらっていいですか?)
甘奈の時は安心して寝ていた猫は、甜花に寄り添い、導いています。


3,千雪の場合(白と黒の羽)

白と黒が半分ずつの羽は、「光りと闇のバランスが取れている」または「貴方の身に変化が訪れる」という意味だそうです。
いつも甘奈と甜花を助けるよきお姉さんとして活躍している千雪、
遠慮しなくなった千雪を連想させますね。
それでは1周目と4周目をみていきましょう。

■1周目(マイ・ピュア・ロマンス)

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雨宿りも兼ねて乗った観覧車のガラス越しに、外の景色を見つめる千雪

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ガラスに映ったPと目線があって振り向きます。

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千雪は観覧車に乗る理由を大切な人と「時間と景色をふたり占めするため」と言っています。(ドラマのセリフと言っていますが、本心では?)
景色だけではなく、相手の想いと時間までもらうという考えですね。それでは4周目をみていきましょう。


■4周目PSSR(はるかぜまち、1番地)

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夕暮れの観覧車で男女と思われる2人が景色を楽しんでいます。
女性側の構図からして、女性は外の景色をみているのでしょう。

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一週目と同じように窓ガラス越しに男女を見つめています。
千雪は1週目PSSRで観覧車は「時間と景色」を共有するものだと言っていました。千雪は過去の時間軸でも同じことをしていた自分の記憶を本を読む(脳内メモリー)ことで思い出し、変化が訪れる転換期を見守っています。

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4周目PSSRは女子校育ちの千雪が、大人の今になってプロデューサーと学生のような青春をするという内容でした。(自転車ですれ違う、筆談をする等)TRUEでは雨が降ってめげてしまっても、雨の中走り出そう、Pと一緒ならなんでも楽しめるという気持ちの変化を感じました。
1週目では雨が降ってきたから観覧車に乗った=自分の本音から逃げるためでしたが、4周目では雨でもPと一緒ならどこにでもいけるという意味もあるのかもしれません。
千雪のそばにいる猫は一緒に窓を眺めています。
2人で同じ過去をみているのでしょうか。
コミュとは関係ないのですが、袋萩がとても良いですね。
僕は袋萩フェチではありませんが、リアルな描写にガッツポーズしました。

まとめ

・モチーフは守護天使(人を護り、導く)
・羽の色にはそれぞれ意味がある
・それぞれのイラストに猫(P)がいる
・1周目PSSRと4周目PSSRはリンクしている

以上になります。
ダブル・イフェクトやAnniversaryは上記の内容や世界観を踏まえた上で
考察を行います。

感想などがあればTwitterやnoteコメント、マシュマロにぜひお願いします。

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ダブル・イフェクトの歌詞考察はこちら
Anniversaryの歌詞考察はこちら


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