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5行思考文(309) - 少年時代 -


夏は少年時代の自分と一番近くなる季節だ、すぐ傍に少年の頃の僕を感じる

スイカ、素麺、カルピス。夏の味が恋しくて「アイス食べよっか」と、私は僕に声を掛ける。「うん!」元気な返事とともに、私の顔を見上げる視線を感じた。一番の夏の味は食べ終わった後のアイスの棒の味、独特な木の味。
奥歯で夏を噛み噛みしながら、二人揃って足をブラブラさせた。



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