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香水に耽溺する

バイオリズムで導く、あなたの夢先案内人。
アソシエ 山本乃梨子です。会社員との複業中です。
溝口式分析学で、性格・潜在能力・能力適性だけでなく、行動の最適なタイミングをアドバイスし、あなたのなりたい姿の実現に向けてのガイドをいたします。
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私は、香水が好きだ。
出かける際には、必ずいくつかある香水の中から、その日の気分に適ったものを選び、ひと吹きする。それは儀式だ。
同じものを毎日使い続けるときもあれば、気候や気分によって頻繁に変えることもある。
時には、験担ぎのように、その香水の名前で選ぶ時も。
愛用していたとしても、ある日突然「これじゃない」と思ってしまえば、使わなくなるし、ある日突然「やっぱりこれじゃないと」と思うこともある。
常に、新しい運命の香りを探しているし、ある程度好みがはっきりしているのにも関わらず、それに逸脱する新しい出会いを試してみて、一喜一憂する。
香水を探す旅は、果てしがない。
なかなかに、妥協できないのだ。

はじめての香り

20歳の頃、両親がハワイに旅行に出かけた。
本来は成人式の振袖を購入した特典として、優待価格でハワイ旅行ができるというものだったのだが、私は、当時そんなに旅行に興味がなく、両親に譲ったのだった。
両親は、初めての海外旅行だったこともあり、私に非常にたくさんのお土産を買って来てくれた。
その中にあったのが、ニナ・リッチの名香「レール・デュ・タン(時の流れ)」だった。

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※川辺株式会社様から画像をお借りしています。

ラリックがデザインしたこのボトルにも憧れはあったけれど、私には免税店で販売されているスプレーボトルでも充分だった。
今から思えば、大学生に「レール・デュ・タン」は、年齢に合わないように思うが、当時の私にとっては、そんなことはどうでもよかった。
香りに包まれる幸福感を知って、のめりこんだ。

飽くなき逃走の旅が始まる

それから、私の香水遍歴の旅は始まった。
百貨店でアルバイトをしていたものだから、アルバイトのある日は、昼食もそこそこに香水売場に足を運んだ。
よく考えたら、大学生が百貨店の香水売場で販売しているような、高価な香水をつけるなど、生意気もよいところだ。
しかし、世間はバブルで浮かれていた頃。
私自身、アルバイトの身でありながら、何故かそこそこの収入をもらえていたし、身分不相応のブランドものを身につけている大学生もたくさんいた。
ブランドものを身につけると、その強烈なロゴイメージで、印象を限定されてしまう。
それとは違い、香水は簡単にチェンジすることができる。
香りを着替えることで、簡単に違う印象の私になれた。
まだ自分という者の可能性を限定されたくなかった。
「(まだ何も着手してないが)自分が望めば、やれば、何だって出来るはず」と半ば真剣にそう思っていた。愚かしいが今でもそんな向きはある。
いつしか私の香水遍歴は、自分は何者であるのか、その自己同一性から全力で逃げることと同じになっていた。

旅の行き着いた先には

30年も旅を続けていれば、テーマや行き先、目的も変わっていく。
最初は「可能性を限定されてしまう」と恐れて、全力で逃げ続けていたのに、今では香りはしっくりと自分と一体化している。
それは、決して1つの香りだけでなく、複数の香りが渾然一体となって、私を形成していると感じているからだ。
調香師が、さまざまな香料を独特の嗅覚でうまく調和させ、新しい香りを生み出すように、自分の中にもたくさんの「香料」があり、それが掛け合わさることで、日々新しい私を生み出しているのだ。
それを「深み」「円熟」と呼ぶには、まだ早いだろうか。

私のお気に入り

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◆メゾン・クリスチャン・ディオール
「ラ コル ノワール」
このフローラル フレグランスは、表情豊かでシャープに香るローズを表現している。
まるでラ コル ノワール城(グラース近郊にある、クリスチャン・ディオールが購入した城)の庭園の中へ身を沈めるように。クリスチャン・ディオールが愛したバラの花々が咲き乱れる香り。
※クリスチャン・ディオール様から画像をお借りしています。


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「コローニュ ロワイヤル」
最高峰のマンダリン、オレンジ、レモンといったシトラスフルーツが弾ける、正確に調整されハーモニーのとれたスタイル。
さまざまな香りとのレイヤリングを楽しむことができる、1つあれば便利な香り。
※クリスチャン・ディオール様から画像をお借りしています。


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◆シャネル
レ ゾー ドゥ シャネル 「パリ ドーヴィル」
はじけるようなオレンジと、フレッシュなバジルが心地よく香るアロマティック ゼスティ ノート。
レ ゾー ドゥ シャネルは、ガブリエル・シャネルが愛した土地にインスピレーションを得て調香されたシリーズ。

※シャネル様から画像をお借りしています。

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