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折り畳み傘の歴史は、「Knirps」の歴史
折りたたみ傘は、最初に、いつどこで作られたか、ご存じでしょうか?
それは1928年、ドイツのHans Haupt(ハンス・ハウプト)が考案し、1932年に特許を取得したものが折りたたみ傘の歴史の始まりです。このHans Hauptの特許をもとに作られた、世界ではじめての折り畳み傘が「Knirps」(クニルプス)。
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ヨーロッパの主要都市にあるデパートで「クニルプスはどこにありますか?」と店員に問えば、カサの売り場に案内されて、折りたたみ傘を手渡してくれることでしょう。またドイツ語の辞書で「Knirps」という単語を調べると、「折りたたみ傘」と表記されています。
つまり「Knirps」(クニルプス)とは「折りたたみ傘」の代名詞として知られている言葉であり、ブランド。その理由は、Knirpsこそが折りたたみ傘を発明し、そして現在まで最高水準のクオリティーとデザイン性で、高い品質を持ったカサを創り続けているからです。
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「折りたたみ傘」の発明は1928年のドイツ。エンジニアのHans Haupt(ハンス・ハウプト)は、足が悪く、雨が降りそうな外出時には片手にステッキ、もう一方の手に長傘を持たなくてはなりませんでした。
不便に感じた彼は、「ポケットに入るくらい小さい傘を作れないだろうか。」と考えます。そして1928年Hans Haupt は折りたたみ傘の構造を考案し、1928年3月16日に折りたたみ傘の特許を取得しました。この発明に基づき、Knirps社は世界ではじめて折りたたみ傘の生産を開始します。
発売と同時に、折りたたみ傘Knirpsは瞬く間に成功をおさめます。そしてドイツからヨーロッパへと広がってゆきます。当時、欧米では雨降りの日のことを、自慢のKnirpsを使うことができる日として、「Knirps Weather」と呼んでしまうほど。このように、Knirpsはステータス・シンボルとして、便利な生活道具として、そして最新のファッションとして、多くの人々に愛される製品となっていきました。
Das Original. 折り畳み傘の元祖であるKnirpsは現在も、その進化をとめることはありません。常に最新の素材や技術を投入しながらも、高いデザイン性と耐久性を持つ製品を作り続けています。
「Knirps」の歴史がわかる動画もあわせてご覧ください。
ほかの折り畳み傘とknirpsの違いは、優れたデザインだけではありません。それは、強い風力にも耐えうる緻密に計算された構造と、永く使い続けてゆくことのできる高い耐久性です。
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通常の折りたたみ傘の場合は、傘の心棒になっている「柄(シャフト)」が先端にむかって、段々と直径が細くなっている構造を取りますが、Kinirpsは逆。傘の先端にいくほど直径を太くし、ハンドルに近くなるにつれて細くなる構造です。傘を開いたとき、力は傘の上部に集中しますから、この部分を太くすることによって、より耐久性の高い構造となるのです。
さらに傘の親骨を形成する複数のパーツを繋いでいるジョイントのリベットも特別製。通常の折りたたみ傘はコストを安くするために、中心が空洞のものを使用しますが、Knirpsでは空洞の全くないソリッドなリベットを使用。これによって、内部に水滴が滞ってしまうことが無いため、サビの発生を抑えることができ、耐久性も高くなります。
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そして、傘の基本骨格となる親骨にはグラスファイバーを使用しています。グラスファイバーは無機ガラスを融解、牽引し、繊維状にした素材で、たいへん軽量でありながら高い耐久性を持っています。
最新鋭のボーイングの旅客機のボディーや、様々なスポーツ用品、たとえば棒高飛びのポールなどに使用されていることからもお分かりの通り、軽さと強靱さ、そしてしなやかさも備えた素材。
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このグラスファイバーとアルミの支柱を組み合わせることにより、傘として最も理想的ともいえる、高い耐久性と軽量性を兼ね備えるフレームを作り出しているのです。
このように、Knirpsの製品はその基本構造もすべてオリジナル。すべてが自社開発による機械で傘のフレームを製作し、既成のフレームは一切使用していません。ドイツの厳しい検査機関によって品質検査をパスしたものだけが製品として出荷されています。
優れた耐風性能を誇るKnirpsの耐風試験の様子をご覧ください。
緻密に計算された構造と、高い耐久性。そして一切のムダを省いたところから生まれる機能美。Knirpsの傘は、そんなドイツの製品らしさを感じさせてくれる高品質な折り畳み傘なのです。
自動開閉機構を備えたKnirpsのスタンダードモデル
「Knirps T.220」の特徴はこちらから
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晴雨兼用、日傘としても使えるウルトラスリムモデル
「U.220 Ultra Slim」の特徴はこちらから
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