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「フライパンJIU(ジュウ)」 Red Dot Award 2021受賞!

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家庭料理を「つくる」ことと「食べる」ことをひとつにすることで、手早く合理的に洗い物も少なく、けれど出来上がりは美味しく。そんな新しい「つくる」と「食べる」を提案する新しい調理の道具、「JIU(ジュウ)」。

発売以来、アシストオンでも大変人気の「フライパンJIU(ジュウ)」が、2021年度レッド・ドット・デザイン賞に選ばれました!

【Red Dot Award】
世界3大デザイン賞の一つに数えられ、国際的に権威のある「レッド・ドット・デザイン賞」は、1955年にドイツのデザイン機関「Design Zentrum Nordrhein Westfalen」(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)によって創設された、60年以上の歴史をもつデザイン賞です。


この権威あるデザイン賞を受賞した「フライパン JIU(ジュウ)」は、デザインユニット、TENTがデザイン。そして、70年以上に渡って大阪・八尾市でひとつひとつ手作りの高度な技術で鉄製フライパンを作ってきた藤田金属が製造した新しいテーブルの風景をつくる道具です。

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「JIU(ジュウ)」の最大の特徴は「最高品質の鉄フライパンである」ということ。厚さは1.6ミリと厚手のため、フライパン自体が熱を蓄えることができる。つまり食材にしっかりと熱が伝わる。だから、お肉料理ならとてもジューシーに、野菜はパリッと、揚げ物やパンを温めても外はサクっと、中はフワフワに仕上げてくれます。

独自の「ハードテンパー加工」を施すことで、料理が焦げ付きづらく、使った後の管理も簡単にしました。テフロン加工のフライパンは加工が剥がれるから数年ごとに買い替えを繰り返す。しかし「JIU」は長く使え、使うほどにますます油が馴染んでくれる。育ってくれるフライパンです。

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さらに新開発のスライド式のハンドルを装備。料理中は取り外して調理の邪魔をしない。サッと取り付けることで料理をサポートしたり、テーブルへ移動したり。フライパン本体は積み重ねてコンパクトに収納することも可能。本格的な鉄フライパンに、これまでになかった快適さ、使いやすさをプラスしました。

お皿のような見た目で、ハンドルを360度、自由な位置ですばやく固定することができるリム構造は、お料理を美しく見せてくれる「縁取り」のためのデザインでもあります。

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こちらは、「フライパン JIU(ジュウ)」のデザイナーであるTENT(治田将之・青木亮作)のお二人に、アシストオンが独自にお話をうかがったデザイナー・インタビューです。

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TENTは2011年に治田将之と青木亮作の2人によって結成され活動を開始したクリエイティブユニットです。 高層ビルのような固定された強さではなく、テントのように自由で風通しの良い強さを目指して、創作活動を行っています。

青木亮作:写真左
オリンパスイメージング株式会社、ソニー株式会社にて録音機器やカメラ、PCおよび周辺機器のプロダクトデザインをはじめ商品戦略や企画を行う。

治田将之:写真右
デザイン事務所、生活雑貨メーカー勤務を経て、フリーランスとして家電機器、インテリア用品を中心にプロダクト、パッケージ、カタログまで多岐にわたるデザインを手がける。


この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

当時、ある製品の試作の依頼先工場であった藤田金属さんから、藤田金属の自社商品である鉄製フライパンの全く新しいデザインを依頼されたことがきっかけです。


最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

最初の打ち合わせで雑談した時点で「取っ手がはずれるフライパン」という方向性は定まっていたのですが、そのような製品はすでに何種類も世の中に存在していることと、藤田金属の工場でできる素材や加工方法を最大限に活かした形で具現化するために、突破口が見つからない日々が続きました。

ある時「なぜフライパンは、シェフ向けや主婦向けばかりなんだろう」という疑問が浮かび「誰かのために料理する」のではなく「自分で作って自分で食べる」ためのフライパンという切り口に気づき、目標が定まりました。

樹脂や複雑な機構を用いず、金属部品のみで取っ手の付け外しを可能にするシンプルな構造について検討していく中で、フライパン部分に、取っ手取り付けのためのリブを設けるアイデアに到りました。さらにそこから「リブがあるとお皿みたいに見える」ユニークさを発見、取っ手を外せばお皿になるフライパン「JIU(ジュウ)」のコンセプトが誕生しました。

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この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

フライパン部分には、日本製の黒皮鋼板を使用、大阪の藤田金属で加工した上で、700度の高温で焼き付けし、オリーブオイルを染み込ませるという独自の「ハードテンパー加工」を施しています。そのため、鉄フライパンにも関わらず、開封してすぐに使うことができます。

持ち手部分は、山形県の天童市にある、将棋の駒の工場にて加工、無垢の木を暖かく精密なカーブへと、一点一点削り出しています。また、持ち手内部には厚手の金属部品とネジのみを用いたシンプルな要素だけで、独自のスライド機構を実現。簡単に分解できるため、掃除などのお手入れがしやすくなっています。

鉄フライパンも、木の持ち手も。全ての部材で、素材の持ち味をそのまま生かしました。食用油を塗りこむことで、使えば使うほど油が馴染み、自分だけの愛着の湧く道具へと育てていくことができます。


AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

こだわりの調理道具と聞くと、料理好きだけのものに思えるかもしれません。でも実は、鉄フライパンの一番の利点は「何もこだわらなくても、弱火で焼くだけですごく美味しくなる」こと。

スーパーで買ってきたパン、出来合いのコロッケや唐揚げを、弱火で焼いてみてください。外はサクッと中はフワフワ。きっと美味しさに驚くはずです。他にも、ベーコンエッグはもちろん、ただ野菜を焼いて塩とオリーブオイルをふるだけでも、野菜の持ち味が最大限に活かされた、大満足の食事ができあがります。

美味しくて、洗い物も減らせるフライパン「JIU」。料理がお好きな方だけでなく、苦手な方にもおすすめです。プレゼントにもぜひどうぞ。

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フライパン「JIU(ジュウ)」の詳しい情報と購入はこちら


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