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フィリピンでのオミマイ話②-2

前回のあらすじ
フィリピンの伝統的マッサージHILOTの学校を無事卒業
残るは国家資格の本試験という所まで到達

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学校を卒業した事を証明する書類を作って頂き最終試験へ挑む
ただしコレは国家資格
国が決めた場所と時間に申し込みをした後に試験官の前で挑み
施術や口頭質問に正解しないとならない

試験は英語で受けなければならないが
勿論過去にそんな経験は無い
緊張しつつも試験の申込みをすると
海外ならではな情報が返ってきた

『試験は△月□日ね。でも受験者が少ない場合は試験はキャンセルね。』

上でも書いた通り一応国家資格なんですよコレ
それでも申し込み人数が少ないと開催されないんですって

申請から数週間後
日本へ戻っていた私はフィリピンへ再入国
目的は勿論HILOTの最終試験です

ところが試験前日に届いた連絡は
『少ないから中止』

わざわざ日本から来たのに中止になったんです・・・
すると気を使って下さったのでしょう
予定していた会場は中止になったけど他の会場で良ければ紹介するわ
と別の会場で試験をしてくれる事になりました!

翌朝指定された住所へ行くと何故か警察署
何度も地図を確認したのですがヤッパリ警察署なんです
おかしいなーと思いつつ近くにいた警官に聞くと
『この建物の裏だよ』と
なーんだ、そうだよなー、警察署でやるわk・・・

刑務所でした

警察署の裏手にある建物は女囚刑務所で
そこでお勤めをしていらっしゃる方々の更生プログラムの一環でした

『はい、ここで携帯も財布も全部預かります』

受付の女性に全ての所持品を回収され鉄格子の先に通されます
ショットガンを抱えている門番の横を抜けて奥へ進むと
普段私が来ているような施術師用コスチュームのオバサマが10名程

当時の私は30代だったので今よりは多少モテていた
そんな私を見ると皆さん久しぶりのオトコだったんでしょうね
投げキッスされるわ、ウィンクされるわ、舌なめずりされるわの三冠王
そんな中で施術試験が始まったのです

長くなったので続く「②ー3」

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