働くおじさん働くおばさん

正式名称は忘れました。


人(誰でも)と話すということに対して苦手意識を持っていて、
なので、僕という人間はとても人見知りです。
未だにそういう部分はあります。
ジムオープン当初は、遅れている会費すら口にするのを
躊躇して、中中云い出せずに回収するのに時間がかかり
月末が憂鬱でした。
何か話さなければならない空気が苦手です。
いいのです。
日常生活であれば、それが苦痛でいても黙っていれば。
黙っていることは苦ではありません。
でも、ジムではそうはいきません。

なので、他人様の仕事の話をよく訊きます。
よく記す、食べ物についてが始まりで、以降、様様な形で
訊ねます。

軽軽しく伺ってはいけないであろうことは容易に訊ねませんが、
でも、ちょっとした苦労話やちょっとした嬉しい瞬間などを
知ることが僕にはとても楽しくて、楽しいといっても面白おかしくの
意では当然なく、そして、それは充実した一時になります。

勉強のつもりで耳を傾けます。

その度、僕は小学生だった頃にお散歩に出かけます。
低学年だった頃、道徳の時間にテレビを見ることが出来ました。
テレビといっても教育テレビですが
でも、僕にはそれがとても楽しいものでした。

「働くおじさん働くおばさん」
そういう番組だったと思います。
違ったらすみません。
各自で確認してください。

父はNTTの社員でした。
その頃はまだ電電公社という社名の公務員です。
休日出勤の日、たまに僕も連れて行ってくれました。
こういうところで働いているんだ、という感覚ではなく、
働く場所ってこういうところなんだ、という感覚の方が
正しいと思います。
正しくそんな感じでした。

幼少期にテレビで見たアニメ、はじめ人間ギャートルズの様に、
石を押したりする様なことが仕事だと思っていたので、スーツという
綺麗な身なりで帰宅する父がどこで着替えているか不思議だった
時期があります。


初めて父の職場を見て、そして、父のネクタイ姿に納得したのです。
コピー機で何かしらをコピーしてもらったり、僕のことは邪魔だった
ろうけれど、でも、僕は父の視線を知ることが出来てとても感動した
のを覚えています。
とても恰好よく見えました。

僕が父親としての場合は少し形が違いましたが、でも、なので、
自分もジムを開いた頃、小学2年生だった息子を連れて毎日ジムに
通いました。

道徳の授業で見せてくれるその番組では、様様な仕事を紹介してくれて、
勿論誰もが知る警察官や消防士などの仕事からパン屋、何かしらの物作りを
仕事をされる方の日常などを映していたと記憶しています。
当時から斜めから見ていたのかもしれません。
でも、僕にはそこを目指さないにしても、知らない世界を見ることが
出来ることがとても楽しく感じていました。

ネジ一本出来るまでの工程、電車が出来るまでの工程、どの様に
して運ばれるのか、レールや車両は深夜に運ばれるのとかの
テストなどに出ないそんな豆知識が大好きで、大きくなってから
買う本は雑学系のものばかりです。
大人になってからも、小説などは買ったことなどほぼなく、
買うといえばそんな雑学本ばかりでした。
今も保存している書籍、幾つかあります。

なので、会員にもよく仕事のことについて訊ねます。
僕自身が人と話す勉強のつもりでもあります。
仕事で好きな時間、季節、飯のことだけでなくそんなことも訊きます。
職種によって返ってくる応えは其其様様です。
それが僕にはとても有意義な時間です。

サラリーマンであればサラリーマンで、どの辺の車窓が好きかだとか
そんなくだらないことも、でも、僕には楽しいのです。
その人の視線を想像するだけで、それがとても充実した一時に
なります。
勿論、僕の視界や、他の人には知りうることが出来ない感覚なども
ここでは割愛しますが会員に話します。

僕の父もそうでしたが、子供にとって父は無名の英雄です。
自分には出来ないその仕事の話を耳にして、凄いなと感動します。

本日はキッズの指導日でした。
子供らの世界を訊くことも楽しみの一つです。
1人、女の子の会員がいます。
土曜日以外、女の子が着た時は方向が1人だけ違うので大丈夫な
ところまで一緒に行きます。
ジムを留守にするから帰りはすぐに戻れるよう、自転車を押しながら。
その際に、みんなと一緒にいる時に出来ない話をします。

この時は子供の世界を、女の子の世界を勉強させてもらう
つもりで耳を傾けます。
学校で意地悪されていないかとか、どんなことが今は楽しいかとか
そんな些細な話です。
1人で帰れるところまで送ったら急いでジムに戻ります。
ジムの周り、暗いのです。
土曜日は午前中なので大丈夫ですが。

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536字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。