独りぼっち

長いこと会えていない友人がいます。


「ぼっちさん。」
初めて会ったその時から僕は彼をそう呼んでいます。


22歳になってすぐに引越しました。
1993年11月のNKホールでの試合3週間前に引っ越したにも
拘らず、次の年明け1994年1月の試合後にすぐに引越しました。


NKでの試合はファイトマネー前借りで、1月もすぐに
引っ越したので、なので、懐はすっからかんです。


引っ越したそのマンションの1階はショットバーでした。
なので、大抵そこのランチで済ませていました。
帰宅すると、裏口で従業員らが休憩時間に煙草を吸っているのを
よく見かけました。


挨拶する様になり、親しくなりました。


「ぼっちでいいよ。」
3歳上の彼は、そう云います。
「なんで、ですか?」
「ひとりぼっちのぼっち。」
名前が一人(かずひと)だから、そう呼ばれてきたと彼はいいます。


ネガティブな過去をそうやって前向きに捉えることが出来て
凄いなと感心して、ぼっちさんと仲良くなりました。


長いこと彼の店に通いました。


「塩、多目で。」


練習後に立ち寄る時や減量中、ショットバーのカウンターで
そんなトマトジュースを飲みながらよく、雑談しました。
汗を沢山かいた日は、更に塩足したトマトジュースを飲んで
いました。



26歳から春日部にあるRIKIジムに移籍した為、毎日春日部まで
通いました。
遅い時間に帰ってきて、帰宅前にトマトジュース一杯分立ち寄ったの
ですが、会長の勧めもありその後、流山に引っ越しすることになりました。
1年で船橋に戻りましたが。





10年ちょい前、店は閉店してしまいました。
でも、


「環七で見たよ。」

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特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。