パチンコ店

線路を挟んで向う側にある国道14号線を跨いだ
場所にパチンコ店がありました。
その場所は今もあるのですが、過去形なのは店仕舞い
してしまった為、今はもう建物があるだけだからです。



16・7年前、再起する少し前までそこの店でよく警備をしていました。
文庫本の「ざまぁみろ!」を記すためにポケットの中にメモ帳を
忍ばせて、時に思いつくことがあれば携帯電話で空メールで文言を控え、
時に手書きでメモ帳にペンを走らせていました。



すれ違う車のナンバーを見て動体視力を養ったり、遠くを見て
視力をよくしようとしたり、片足で我慢できるまで立ち続けたり
そんなことを繰り返していました。

休憩時間は荷物置き場にしている裏口の非常階段下で雨風を
凌ぐのですが、でも、雨の日は防ぎきれないので濡れない場所に
身を寄せるだけで休憩時間を過ごします。隙間から見える空を眺めて、
見えない好都合ないつかを想い自らを励ましていました。

本日、キッズ指導を終えて向かいにあるコーナンへ買い物に
出ました。
いつもならただ戻るだけなのですが、今日に限って何故か裏口に
回りたくなり、そして自分が警備員として立っていた場所を
見たくなり随分と久しぶりに行きました。
警備員を辞めてからは初めてになります。

凄いですよね、人間の記憶というか脳というものは。
シャッターは閉まっているものの、警備員として立っていた
場所に立つと、当時の視界が目の前に広がるのです。
視界だけではありません。
感情も当時の視界からの記憶も当時に戻るのです。

30代半ばなんて意味もないただこれから間違いなく
苦しむだけの過去なんて戻りたいとも思いませんが、
でも、当時の自分を思います。
いくら積まれたって戻りたいとも思いませんが。
もう一度同じ人生を十数年も経験したいと思えないので
どこぞからの人生のリスタートは拒否します。


現実に戻って、指導が始まりました。

今日はもう終わりです。
走って自分だけの為に練習したりしたいですが、足がまだ
不完全で、腹立たしいのですが大人しくしています。

ここから先は

149字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。